「同じ相手に2度負けるのは男としてイヤ。カマします!」

 

12・30「MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O.CLIMAX 2025~」の[KNOCK OUT-BLACKウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]でユリアン・ポズドニアコフと対戦する中島玲。4月の王者初戦で初来日のユリアンに敗れた中島は、上京して所属も変えてこのリベンジに備えてきた。いよいよその一戦を迎える中島の心境は?

 

 

 

──試合が近づいてきましたが、練習の状況はどんな感じでしたか?

 

中島 今回は追い込みをいつもよりちょっと早めに引き上げました。自分の感覚的にすごく調子がよくて、疲労さえ抜けて当日動けたら、もう負ける気がしないなっていう感覚があったので、最後ギリギリまで追い込んで疲労が抜けないよりいいなと思って。その後も練習の強度は落とさず、短く終わるみたいな感覚です。

 

──では、それだけ仕上がりがいいんですね。

 

中島 仕上がりはもう完璧です。

 

──ここまで何に一番重点を置いて練習してきたんですか?

 

中島 一番はスピードですね。以前の試合ではパンチで倒してきたので、自分はパワーがあると思ってたんですけど、それはもともと自分にスピードがあるからこそ、パワーが生きているという感じなので、スピードを意識して練習してました。

 

──その部分で、前回のユリアン戦と違う流れに持っていける?

 

中島 今回はたぶん捕まえられることはないと思います。

 

──前回も踏まえて、ユリアンにこうさせたくないというのはどういうところですか?

 

中島 蹴りもパンチも、調子に乗らせるとちょっと厄介だなと思いますね。蹴り自体が効いてなくても、受けてしまうと、波に乗ってきそうな感じがあるので。そういう展開にはさせたくないなと思います。

 

──もし相手が出てきても、スピードを使って間を外すことも考える感じですか。

 

中島 それも考えてますし、最悪詰められても対処するイメージはしっかり持っているので大丈夫です。

 

──最終的にはどう勝ちたいですか?

 

中島 やっぱり倒して勝ちたいですね。判定じゃなくて、しっかり倒して。

 

──ユリアンは中島選手との試合の後、漁鬼選手とやって、あとタイファイトでバンテージのみの試合をしていましたね。その中で参考になる部分はありましたか?

 

中島 自分と漁鬼選手は全然スタイルが違うので、別にそこまで参考にはならなかったですね。ユリアンもそうだと思うんですけど、相手に対して自分がどう動くかというよりは、自分が好き勝手に動いて、相手に合わせず、自分の動きを徹底するという感じです。

 

──逆に自分の動きができれば大丈夫だという感じですか。

 

中島 はい、それができれば負ける気はしないです。

 

──場所は違いますが、昨年の同じ12月30日にはメインで勝利して王者になりました。昨年に続いて勝ちたいところですよね。

 

中島 もちろんそうですし、今、KNOCK OUTクロスポイント渋谷でトレーナーをやっていて、自分ってすごくいろんな人に応援されてるんだなという感覚があるんですよ。特にちびっ子とかが「頑張ってください!」って言ってくれたりして。大阪にいる時はそんなに感じなかったんですけど。すごく力になりましたし、ここはカマしとかないとって、すごく燃えてますね。やっぱりそういう時こそ、自分は本領を発揮すると思うので。

 

──今回はリベンジという面もありますが、初防衛戦でもあります。そこに関しては?

 

中島 ベルトは懸かってますけど、タイトルマッチだからという気持ちはあんまりなくて。ただ、同じ相手に2回負けるというのは、格闘家としてというより男としてイヤなので、やっぱりぶっ倒したいです。

 

──これが年内最後の試合になりますが、ここで勝つのが大前提だとして、来年のことは何かイメージしていますか?

 

中島 来年はもっと試合数をこなしたいなと思ってます。まだキックボクシング戦績も他の選手と比べて浅いので、どんどん試合したいですね。まあ、今はユリアンのことしか考えてないですけど。

 

──ここを越えないと、先に進めないですよね。

 

中島 いや、本当にそうですね。もちろん勝つのは当然なんですけど、前回ユリアンに負けてからの期間で、自分で言うのもアレなんですけど、すごく成長してるなと感じるんですよ。格闘技だけじゃなくて私生活も含めて。人として成長できたなと思うんです。だから、あの時負けてよかったというわけじゃないですけど、ケガしたことも含めて、いろいろプラスに捉えられるいい期間だったなと、今になって思うんですよね。あとはこれに結果がついてきたら、自分の考えていたことは間違いないなと思うので。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

中島 今回の大会で、自分みたいな戦い方をするキックボクサーは他にいないと思うので、そこを楽しみにしてもらえたらうれしいです。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 


プロフィール
中島 玲
所属ジム:KNOCK OUT クロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー
生年月日:1998年6月27日生
出身:大阪府池田市
身長:167cm
戦績:6戦4勝(2KO)2敗
ボクシング戦績:9戦6勝(1KO)3敗
第2代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者