「自分はあくまで『居合いパンチャー』。居合いパンチで優勝する!」
12・30「MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O.CLIMAX 2025~」の[KNOCK OUT-UNLIMITED -60.0kgトーナメント準決勝第1試合/3分3R]で新田宗一朗と対戦する町田光。7月のUNLIMITED初挑戦は敗者復活もあり、1日2戦して2敗となった町田。11月の準々決勝は不戦勝となった中、この決勝トーナメントをどう見ているのか?
──11月の準々決勝が不戦勝だったので、UNLIMITED試合は7月5日のトーナメント以来ということになりますね。
町田 そうなりますね。キックではその後、9月に他団体で2RKO負けでしたけど。
──7月のトーナメントはUNLIMITED初挑戦で、敗者復活で2回試合に出るという形になりましたが、UNLIMITEDに関してはどうでしたか?
町田 キックボクシングと違うところがいくつもあって、難しさは感じましたね。簡単に言うと、MMAの選手がすごく有利な戦いになると思うんですよね。その中で、今までやってきたことをそのまま出すだけじゃダメだというのがよく分かりました。同時に、もっとこのルールで勝ちたいという気持ちが出ました。
──前回は、持っている打撃で何とかしようという感じだったんですか?
町田 そうですね。持っている打撃と、あと組みでは、今までやってきた首相撲で対処できるのではないかという考えだったんですけれど、全くそれが違いました。
──その後はMMAの選手と練習したり、そういう対処の練習を?
町田 そうですね。TRIBE TOKYO MMAさんとかパラエストラ八王子さんとかのMMAジムに稽古に行かせていただいたり、あとは選手に来ていただいたりして練習してきました。そこではUNLIMITEDの試合用にと関節技抜きでやってくれたりとか、合わせていただいて、本当にありがたかったです。
──その練習によってだいぶ掴めましたか?
町田 はい。前回出た時よりも、どうやって戦えばいいのかがだいぶ掴めてきました。
──しかし11月1日の準々決勝は、直前に試合がなくなって、かなり残念だったのでは?
町田 直近で試合がなくなるということが初めてだったので、自分の気持ちの整理がつかないままでしたね。試合をしてないからこそ、今まで高めてきた気持ちの行き場所がない、というのを初めて経験して。それで12月に切り替えるというのが、最初はちょっと難しいなと思ったんですけど、途中からしっかり12月30日に向けての練習ができたので、逆に言えば、ケガなく今回に向けての練習を続けることができたから、より高めることができたんじゃないかなと、自分では思ってます。
──11月1日の試合後、抽選で新田宗一朗選手と当たることになりました。当日の新田選手の準々決勝を見てどう思いましたか?
町田 「全くUNLIMITEDの練習はしてない」って言ってたんですけど、打撃で圧倒して、最後はパウンドアウトで勝ったので、「強いな」と思いました。何だかんだ、それ用の練習もやってるんじゃないかなとも思いましたね。
──ですよね(笑)。
町田 寝かされた時も、けっこう冷静でしたよね。それが彼の持ってるものなのかはちょっと分からないですけど、「強いな」と思いましたね。
──新田選手とは、どう戦いたいと思っていますか?
町田 リーチは向こうの方が長いので、そこにいかに入っていくかというのが課題だと思うんですよね。新田選手は一発もちゃんと持っていますし、その中でいかに自分の距離を作れるか。自分が有利に戦える場所に移動して戦えるかというのが、今回の課題です。
──一番警戒するところは?
町田 右ストレートだったりカーフキックだったり、あとヒザ蹴りも強そうなので、そこはちょっと警戒してます。
──ヒザやカーフは、中に入っていきづらくなる技ですよね。
町田 そこが大変そうというか、カギになると思っています。それをどうかいくぐっていくのかが、本当にカギだと思うんですよね。その中で組んだ時の強さもちょっと未知数なので。ただ、入り込まないと僕の攻撃は当たらないと思うので、そこでいかに入っていくかというところが、要になります。
──そして町田選手といえば、居合いパンチがUNLIMITEDでも生かせるかどうかというところだと思いますが。
町田 それはルール関係なく生きるはずですね。今回も居合いパンチを繰り出して、それが勝利につながると思ってます。それでフィニッシュできれば、一番理想的ですね。
──逆側のブロックの2試合はどう見ましたか?
町田 平川選手は強いですよね。山野邉嵐選手とやって勝ってますし。でもそれ以上にタン・フォン選手のとてつもなさというか、あの強さにはメチャクチャびっくりしました。ただ、平川選手が決勝に上がってくる可能性もなくはないなと思っています。基本的には、決勝はタン・フォン選手とやるという意識で練習してきましたけど。
──今回、優勝するには1日2試合戦うことになります。7月のトーナメントも2試合でしたが、あの時は2試合やってみてどうでしたか?
町田 そんなに体がキツいかと言ったら、そうでもなかったんですよ。初戦より2試合目の方が動きやすかったというのは、よくトーナメントで言われることがあるんですが、僕も2試合目の方が動きやすいというのをすごく感じました。
──今回、2試合勝って優勝するためにやってきたことは?
町田 当日、いかに回復するかが重要だと思うので、試合の間にどう過ごすかっていうことだけ、頭の中でシミュレーションしています。
──優勝したら、賞金200万円と王座への挑戦権が手に入ります。そこはモチベーションとしてどうですか?
町田 チャンピオンはものすごく強いですよね。倉本選手は、UNLIMITEDルールがメチャメチャ向いてると思うんですよ。だから怖い気持ちはすごくあるんですけど、それ以上に、倉本一真vs町田光、レスリングvs居合いパンチの異種格闘技戦ができるという構図には、ちょっとワクワクしてます。優勝賞金の方は、手に入ったら周りの人たちのために使いたいです。
──町田選手は今、飯伏プロレス研究所に所属しています。同じ所属の高橋幸光選手も、KNOCK OUTにも参戦していますが、町田選手は今回、UNLIMITEDに上がる気持ちとしては、キックボクサーなのか、プロレスラーなのか、それともまた別なのかとなると?
町田 自分の中では、自分がキックボクサーだという感覚もないし、プロレスラーだという感覚もないので、正直そこはちょっと違うんですよね。自分は「居合いパンチャー」なので。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
町田 20代の時よりも今の方が強くなってる実感があるんですよ。それに前回UNLIMITEDに出た時よりも、今の方がはるかに動けますし、たくさん練習もできているので、進化した町田光を楽しみにしていてください。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
町田 光
所属:飯伏プロレス研究所
生年月日:1987年7月23日生
出身:東京都青梅市
身長:170cm
戦績:63戦38勝(11KO)22敗3分
MMA戦績:1戦1勝
元REBELS60kg級王者
元WPMF世界スーパーフェザー級王者
元イノベーションスーパーフェザー級王者
元MA日本スーパーフェザー級王者

