「先に自分の打撃を当てたい。最後は蹴りで倒します!」
12・30「MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O.CLIMAX 2025~」の[KNOCK OUT-UNLIMITED -77.0kg契約/3分3R]でスパイク・カーライルと対戦する宮原穣。空手からヨーロッパなどでさまざまなルールをこなし、今回はUNLIMITEDに初挑戦する宮原は、RIZINなどで活躍するカーライルを相手にどう臨もうとしているのか?
──今回の試合が発表されてからの反響は、どんな感じでしたか?
宮原 相手がけっこう日本でも名前がある選手なので、周りからは驚かれました。「カーライル選手とやるの?」っていうような驚きの声の方が多かったですね。自分は普段海外で試合をしていて、今までは試合が決まっても「ああ、海外でやるんだ」くらいだったんですけど、そういう意味で今回は、いい反響が多いですね。
──そもそも、KNOCK OUTに対してはどういうイメージがありましたか?
宮原 もともとは、ヒジありのルールを主にやってる団体だなというぐらいの認識だったんですけど、UNLIMITEDが始まってからは、自分も当時、KARATE KOMBATで似たようなルールで試合をしていたので、そういう打撃系のルールが今後、日本でも流行ってくるんだなと感じて、そこから気にして見るようにしてましたね。
──そうなんですね。
宮原 たぶん、UNLIMITEDの1戦目から見てると思います。確か、三上ヘンリー大智選手でしたよね?
──はい、パトリック・ケンソン戦ですね。2023年12月でした。かなりの「UNLIMITEDマニア」ですね(笑)。
宮原 そうですね(笑)、ちゃんと見てました。もうその時点から、「出ることになりそうだな」というか、何か運命的なものを感じてはいました。
──それにしても、スパイク・カーライルが相手というのは意外だったんじゃないですか?
宮原 そうですね、全然想定の中になかったです。逆にこのルールだから組んでもらえたとは思ってるので、相手に関しては感謝ですよね。実際、他の相手も候補に挙がってたんですけど、いろいろあって流れて、「カーライル選手どうだ?」って言われた時に、断る理由はなかったですよね。
──そのカーライル選手ですが、どんな印象ですか?
宮原 「レスラー」というイメージで……今までは戦うと思って見てなくて、普通に日本でも人気が出そうな外国人ファイターだなみたいな感じだったんですけど、戦うとなるとレスリングベースで組みが強くて、アグレッシブな選手だなと思ってます。
──一番、警戒するのはどういうところですか?
宮原 たぶん、タックルに来てテイクダウンしてパウンドで決めに来ると思うので、そこですね。
──タックルとか、レスリングやMMAの攻撃に対する対処というのは、どんな感じですか?
宮原 あんまり細かく対処する感じじゃなくて、倒れない、先に殴る、蹴る、みたいな感じですね。
──では、例えばMMAファイターを相手に実際にタックルを切るとか、そういう練習は?
宮原 一応、組みが強い選手と練習させてもらっているので、その選手にタックルに入ってもらって切る動きのポイントを練習してはいるんですけど、ただカーライル選手相手だと、そこを対策したからといって凌げるわけではないと思うんですよね。あとは自分の空手の稽古だったり、今まで持ってるものを信じて、自分が身につけたもので対応したいなという感じです。
──では、先に打撃を当てにいくというのが一番の作戦ですか?
宮原 そうですね。それで勝つイメージは作っていて、組みに関しては受け入れて対応するという感じですね。そこに変なマイナスイメージを作るんじゃなくて、組んできても対応するという感じです。
──最終的にはどう勝ちたいですか?
宮原 蹴りで倒します。足でも腹でも顔でも、どこでもいいんですが、とにかく蹴りで倒します。
──ところで日本国内でプロの試合って初めてですよね?
宮原 はい。今まではいろんな国に行って、調整して試合するだけだったので、もちろん周りの方が応援に来てくれるとかはなかったんですけど、今回は知り合いとかお世話になってる人が130人ぐらい来てくれるんですよ。だから今まで関わってくれた人に近くで見てもらえるという意味では、本当に気合いが入りますね。あと海外での試合だと、こういう風に取材だとか、カード発表会見とか、そういうプロモーションの機会があんまりなかったので、本当に団体の力というか、日本でやれる意味というのをちょっと感じてて。本当にそこはありがたいなと思って、試合まで過ごせている感じです。
──日本での試合もいいもんだなと。
宮原 本当にそうですね。団体が積極的にプロモーションしてくれるというのが、今までの感覚では普通じゃなかったので。外国人選手が、日本で試合することを夢見てたり、楽しみにしてる選手がいると思うんですけどそれと同じ感覚でしたね。
──今後もKNOCK OUT、UNLIMITEDに継続して参戦したいと思っていますか?
宮原 そうですね。UNLIMITEDは前からやっていたルールと近いし、好きなルールなのでやっていきたいですし、カーライル選手に勝ったら、MMAとかいろんなルールで試合できるようになって、次のステージ見えてくるなと思うので、挑戦していきたいですね。
──今回の試合で、だいぶ道が変わってきそうですね。
宮原 日本でのキャリアが見えてくるかなと思います。今までは具体的な目標みたいなものが正直なくて、「日本で試合をする」というのが、格闘技人生においての目標だったんですよ。今回それが達成できて、その先は正直漠然としているので、この試合に勝って、進む道を本当の意味で決めたいなって思っています。
──なるほど。
宮原 だから本当にこの試合次第で、もっと試合が組まれるように階級を一つ下げるとか、そういうことも視野に入れて、目指していく道を決めたいですね。
──代々木第二って、これまで空手とかで試合したことはありますか?
宮原 あります。確か2016年の極真の全日本大会だったと思うんですけど、その時は3位とかで終わったので、あんまりいい思い出ではなくて(笑)。でもそれ以降は、普通の観戦者として代々木第二とかには足を運んでいたので、「やっとここで格闘技の試合ができるんだな」という意味では、初挑戦な感じはありますね。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
宮原 倒す瞬間という意味では、自分の蹴りに注目してほしいですし、今回は「空手vs MMA」みたいな構図になってると思うんですよね。要はそこが、昔からの格闘技面白いポイントだと思うので、「どっちが強いんだ」というのを感じながら見てほしいなと思っています。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
宮原 穣
生年月日:1994年11月4日生
所属:KWU SENSHI JAPAN
出身:石川県小松市
身長:177cm
戦績:7戦5勝2敗

