「とにかく、自分は蹴りの選手。蹴りを印象に残したい!」

 

12・30「MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O.CLIMAX 2025~」の[KNOCK OUT-BLACKライト級/3分3R]で隼大と対戦する栗野耕作。今回、31歳でデビューを迎える栗野の、試合に向けての目論見とは?

 

 

 

──今回、デビュー戦から代々木第二という大会場のビッグマッチですが、そこはどう思っていますか?

 

栗野 いきなりこんな大舞台でプロデビューする機会ってないと思うので、すごく運に恵まれたっていうのもありますし、ここをものにしたいなという気持ちがものすごくあります。

 

──今31歳ということですが、デビューの年齢としてはちょっと遅めですね。キックを始めたのが26歳の時と聞きました。

 

栗野 そうですね。26歳の時にコロナでちょっと太ってきたので。嫁と一緒にちょっとフィットネス、ダイエット目的で家の近くのHAYATO GYMに通い始めたのが始まりになります。

 

──それまでスポーツの経験はあったんですか?

 

栗野 一応、大学の頃からロッククライミングをやっていて。社会人になってからは本当に趣味程度、週1~2回ぐらいでボルダリングをちょっとやってたぐらいですかね。

 

──ロッククライミングとかボルダリングからキックに来た選手はまり知らないんですが、その経験が生きたことってありますか?

 

栗野 正直、ないかもしれないですね(笑)。競技が全然違うので。逆にロッククライミングをやってると腕の筋肉がけっこうついてくるのもあって、乳酸が溜まりやすい体になるんです。ボクシングやキックボクシングって、構える時に腕を上げるじゃないですか。それが実はすごくつらいという。だからデメリットの方が多いかもしれないですね(笑)。

 

──なるほど(笑)。ただキックはフィットネスで始めたけど、プロになるまでになったわけですね。

 

栗野 最初の2年ぐらいは本当に、フィットネスで通ってたんですが、「何のためにやってるんだろう?」というのがちょっと分からなくなってきて。一回アマチュアの試合に出てみようかなというので、出てみたはいいんですけど、今度はやめ時が分からなくなって。「じゃあ次、もう一回出るか」とか、「次はクラス上げて出てみたいな」とかってちょっとずつ目標が上がっていって、今に至ってるという形ですね。

 

──では途中からは、奥さんとは別々になったんですか?

 

栗野 はい。さすがに嫁は試合に出るとかはなかったので、自分が試合に出るとなったタイミングからは、もう練習も別々でした。今は応援してくれてます。

 

──一人でのめり込んだと。

 

栗野 自分の性格が、やり始めるとのめり込んじゃうタイプっていうのは嫁もたぶん知っているので、そこまで驚きはなかったと思います。

 

──そして、10月にKNOCK OUTアマチュアのトーナメントで優勝したんですよね。アマチュアではそれ含めて何試合ぐらいしたんですか?

 

栗野 アマチュアではトーナメントとワンマッチ、全て含めて30戦ちょいぐらいはやってるんじゃないかなと思います。もう、出られる試合は全て出ようぐらいの感じでやってたので、最低でも2ヵ月に1回、多い時は1ヵ月に2~3試合に出るみたいなこともあったりしました。でも結果としては半分勝って半分負けてるみたいな形で。はじめの方は勝率も高かったんですけど、やっぱりクラスが上がっていくと強い選手が多かったので、ちょっと負けも続いたりして、最終的には半々ぐらいで落ち着いたかなという形です。

 

──今回はプロデビュー戦ということですが、どういう意気込みですか?

 

栗野 やっぱり初戦で負けると、次、いつ呼んでもらえるかとかも含めて、なかなか厳しいのかなと思ってるので、そこに懸ける思いはメチャクチャ持ってますね。何としてでも、汚くても勝たないといけないなぐらいの気持ちは、すごくあります。いろんな方に練習 に付き合ってもらったりとか、それこそ嫁にもサポートしてもらったりもしているので、何としてでも負けられないという気持ちが強いですね。

 

──そのデビュー戦の相手が隼大選手ですが、どんな印象でしょうか?

 

栗野 若い選手で、パンチをいいタイミングで合わせてくる印象がありますね。ただ、それぐらいしかないかなっていうのが本音なんですけど。

 

──あんまり材料がない感じですか?

 

栗野 そうなんですよね。まだプロでも1戦しかしてないし、それも1Rで終わってるので、そこまで材料となるものがなくて、印象もあまりないというか。

 

──逆に自分としては、どう攻めてどう勝ちたいと思ってますか?

 

栗野 自分の武器はキックしかないと思ってるので、蹴りの印象を強く残して、しっかり蹴り勝ちたいなと思ってます。

 

──パンチよりも断然蹴りですか?

 

栗野 はい。自分はそう思ってるし、そういう練習を重ねているので、それでいきたいなと思ってます。

 

──アマチュアでも蹴りで勝つことが多かったんですか?

 

栗野 そうですね。自分は蹴りだけやってここまで来たので、ほとんど蹴りで勝ってきました。プロでも、まずはそのスタイルでチャレンジしたいなと思ってます。

 

──蹴りの中でも得意なのは?

 

栗野 右ミドルが一番得意なので、それ主体で。もちろんそれだけではないんですけど、右ミドル主体で攻めて勝てたらなと思ってます。

 

──HAYATO会長からはどんなことを言われてますか?

 

栗野 自分との戦いというか……相手というよりは自分の弱点とか、追い込まれた時の自分の動きが試合では出るので、そこで負けないように、ちゃんと心も体も鍛えないとね、ということは言われてますね。

 

──プロデビューにあたって、当面の目標は何かありますか?

 

栗野 今言うのはまだおこがましいんですけど、どうせやるからには、やっぱりベルトを獲りたいっていう気持ちはメチャクチャ強いです。もちろん今は未熟なので、すぐに獲れないということも分かってますし、その実力もないので、一つずつ階段を登って、そこを目指していきたいなと思ってます。

 

──KNOCK OUTに関しては、どういうイメージがありますか?

 

栗野 首相撲とかもけっこうあったりとか、ムエタイ寄りの戦い方をする選手が多いのかなというイメージがありますね。あと大会の演出がすごく派手で華やかだなというのは感じていて、エンタメ性もすごく重視してるのかなと思います。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

栗野 蹴り主体で戦って蹴りで勝つところを見てほしいなと思っています。蹴りで削って、最後は何で勝つかというのは、自分の中でもまだ「これ」というのはないので、そこはあんまりこだわりはないんですけど、とりあえず蹴りの蹴りの選手だという印象を残した上で勝ちたいと思っています。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 


プロフィール
栗野耕作
生年月日:1994年1月10日生
所属:HAYATO GYM
出身:大阪府豊中市
身長:176cm
戦績:デビュー戦
KNOCK OUTアマチュア・アダルト65kg優勝(2025年)