「今狙っているのはREDフェザー級のベルトだけ。そこに向けてしっかり倒します!」

 

2・15「MAROOMS presents KNOCK OUT.61」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]でスラサック・クルーダームジムと対戦する古村光。このところ他団体や海外での試合が多く、KNOCK OUTの後楽園出場は2年半ぶりとなる彼が、タイの強豪を迎え撃つ一戦に懸けている思いとは?

 

 

 

──KNOCK OUTでの試合は、昨年11月のクンクメールとの対抗戦以来ですね。アイポークを受けてしまってのノーコンテストで、不本意な形で終わってしまいましたが。

 

古村 そうですね。でもなってしまったことはしょうがないので、僕の中ではもうとりあえず切り替えて、いったんリフレッシュしてまた頑張ろうという感じです。ある意味、休み期間じゃないですけど、気持ち的にもリセットできたので。

 

──試合後の状況はどうだったんですか?

 

古村 直後の検査では焦点の異常とかもなくて、これといったものはなかったんですけど、しばらくは目が腫れてしまって、一時はなかなか回復しなかったので「これはまずいな」と思いました。練習してる時に全然目のピントが合わない期間があって、最初は車の運転も控えてたんですよ。結局、元通り見えるようになるまでは1ヵ月ちょっとかかりました。でもだんだんよくなってきて、今はしっかり回復してちゃんと見えるようになってるので、大丈夫です。

 

──それは大変でしたね。練習をフルにできるようになったのはいつ頃の話なんですか?

 

古村 年末ぐらいからですかね。そのあたりから「よし、やろうかな」みたいな。年末年始もほぼ練習してました。

 

──そこで今回はタイのスラサック・クルーダームジム選手との対戦となりました。どんな印象ですか?

 

古村 僕が過去にホーストカップ名古屋大会で対戦したカイト・ウォーワンチャイ(福田海斗)選手が、昨年末にRWSでKO負けしていて。選手同士の相性もあると思うんですけど、すごくパワーがあって、思い切りのいい選手だなと思っていて。だからオファーが来た時に、「これは危険な相手だな」と思いましたね。

 

──カイト選手がKO負けしたことには、日本でもザワッとしましたね。

 

古村 僕も「倒されるんだ」って思いました。そしたらその選手が来日して、俺に当ててくるんだと思って、めっちゃワクワクしましたね。

 

──では強い相手が来て、望むところだと。

 

古村 はい。格下の相手を当てられるよりは、「これはちょっと強いな!」ってヤツが来てくれた方が、トップ戦線でやっていくには一番大事なところかなと思うので。そこでその強いヤツを食えるか食えないかという、ハラハラするところが格闘技の面白いところなので、そこを見せていきたいなと思います。

 

──一番警戒するところは?

 

古村 左右のパンチだったり、入り込んでのヒジと、パワーがある蹴りですかね。そこは注意したいと思います。

 

──自分としては、どう戦ってどう勝ちたいと思っていますか?

 

古村 相手はとにかく当てようとしてくると思うんですけど、僕は当てさせないような、もし当たったとしても致命傷にならないようなブロックだったり距離感の練習をすごくしているので、とにかく当てさせず、しっかり効かせていきたいです。

 

──最終的にはどう勝ちたいですか?

 

古村 やっぱり倒して勝ちたいですね。僕の中では2Rかなと思ってます。1Rはしっかり痛めつけて、2Rで倒せればいいかなと。昔だったら「1Rで」って言ってると思うんですけど、そこは大人の階段を登ったのかなと思います(笑)。

 

──冷静に分析できるようになったと。

 

古村 昔は、根性を元にした自信がすごくあったんですけど、今は「こうやればコイツに勝てる」という理論というか、そういう根拠も必要だなというのを、いろいろ経験してきて感じていて、そこが今の自分に必要なものかなとも思うので。

 

──フェザー級に階級を上げて少し経ちますが、今はどうですか?

 

古村 去年は丸々フェザー級でやったので、今回で6戦目ですかね。スーパーバンタム級の時とはやっぱり変わりました。以前は練習の中でも「体重どうしよう?」という気持ちがけっこうあったんですけど、今は体重の心配がなくなって、「どうやったら強くなるのか」ということに集中して練習できているので、今が一番ベストかなと思います。

 

──相手の圧力とかパワーの部分はどうですか?

 

古村 いや、特に感じないんですよね。僕も階級を上げて、そこを感じるのかなと思ったんですけど、全然そんなことはなくて。

 

──体作りの部分はどうですか?

 

古村 多少は変わりましたね。でも僕は基本的に自重トレーニングするのがメインで、タイヤトレーニングとかが多いんですよ。マシンで重量を挙げてとかは全くやってなくて。

 

──今、フェザー級での目標というと?

 

古村 KNOCK OUT-REDフェザー級のベルトを小笠原瑛作さんが返上して、空位になってますよね。僕がずっと背中を追いかけていたのが瑛作さんだったので、受け継いでいくという意味でも、絶対に僕があのベルトを獲らないといけないなと思っていて、今はそこが一番ですね。

 

──いずれ王座決定戦なりトーナメントなりという形になると思いますが、この相手かなと思っている選手はいますか?

 

古村 どうなんですかね? 海外選手を呼ぶのか、どうなのか分かんないですけど。今のところはある意味、スラサックが一番なんじゃないと思いますけどね。それぐらい、本当に強いなと思います。

 

──今、王座に向けてアピールしている選手という点では、2試合連続で1RKO勝ちの“狂拳”迅選手がいますが。

 

古村 なるほど。でもまあ、僕からすると「一回強いヤツとやってみたら?」という感じですけどね。「コイツを倒した」という実績があればいいんじゃないかと思うんですけど、まだ正直、彼が誰とやったかも分かんないぐらいなので。それぐらいで挑戦できるのかなというのはあるので、せめて海外強豪でも倒してからなんじゃない?とは思いますね。まだちょっと早いんじゃないかなと。

 

──今、KNOCK OUTで戦っている中で、少なくとも日本人選手としては俺が一番という自負があると。

 

古村 そうですね。僕は去年も、海外の選手としかやってないですし。外で強さを見せるというのもすごく大事かなと思うので。KNOCK OUTを背負って、どれだけ海外選手を倒していけるか。そういうところも含めてのKNOCK OUTだと思うんですよね。やっぱり僕は、KNOCK OUTが世界ナンバーワンの団体じゃないといけないと思うので。

 

──これが今年一発目の試合になりますが、ここで勝って、今年は王座に向かって一直線に行きたいところですか。

 

古村 そうですね。僕の中で一番に目指しているのはKNOCK OUTのタイトルなので。それを持って海外勢とか他団体勢をどんどん迎え撃っていきたいですね。まずはRWSの刺客じゃないですけど、スラサックを倒さないと話にならないと思うので、まずはここをしっかり倒して勝って、タイトル戦をアピールしないとなと思います。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

古村 KNOCK OUTの後楽園ホール大会に出るのは久しぶりなんですよね。2023年8月の壱・センチャイジム戦以来、2年半ぶりで。僕は去年からずっと髪の毛がピンクなので、その新しい古村光を見てほしいなと思います。スタイルもその見た目も変わった古村光をぜひ楽しんでほしいです。

 

──カンボジアでも女の子たちにモテモテだったピンク髪ですね(笑)。

 

古村 そうですね(笑)。KNOCK OUTのリングは魔王(兄・古村匡平)が荒らしてたと思うんですけど、今度はピンク頭が荒らしていこうと思います。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 


プロフィール
古村 光
生年月日:2001年2月8日生
所属:FURUMURA-GYM
出身:佐賀県三養基郡みやき町
身長:170cm
戦績:21戦12勝(10KO)7敗1分1NC
第3代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者