2026年10月23日(金)東京・後楽園ホールで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.69』の記者会見が8月20日(木)東京都内で行われ、第一弾対戦カードが発表された。



 8月の大阪大会で参戦が発表された山口裕人・侑馬の山口兄弟(ともに道化倶楽部)、弘輝(WORLD TREE GYM)が登場、3選手はUNLIMITEDルールに初挑戦し、裕人はバズーカ巧樹(菅原道場/BRAID)、侑馬は弘輝と対戦する。

 KNOCK OUT・山口元気代表は「このメンバーでUNLIMITEDルールの試合をやれることを非常に期待しています。キックボクシングは競技的になった中で、そのキックボクシングから競技的な部分を除いたのがUNLIMITEDの魅力だと思うので、この4選手はそれを体現してくれるかなと思います」と期待を込める。


 裕人は「KNOCK OUTを盛り上げに来ました。盛り上げます」、侑馬は「顔が青ざめてしまうような、試合をします」と兄弟そろって激闘予告。

 初挑戦となるUNLIMITEDルールに向けた練習状況を聞かれた裕人は「テイクダウンはあんまり自分から行くつもりはないんですけど、ダウンを取っても(試合は)止まらないじゃないですか。その後のことはいろいろ聞いたりして、練習はまだ軽くはしてるんですけど、これからしっかりやっていこうかなと」、侑馬は「練習をやってるけど、実際やってみないと分からないですね、正直。リングに上がらないと分からへん部分が結構多いから、その辺もちょっと楽しみでもあります」と試合が楽しみな様子。


 RISEからKNOCK OUTに戦場を変え、ここから山口兄弟で何を見せていきたいかとの問いに、裕人は「僕は歳も行って、戦績も超ベテランぐらいになってきて、侑馬もおっさんになりかけになっているので(笑)。全然盛り上げることはできるので、KNOCK OUTを盛り上げたほうがいいかなって感じです。新しいルールになるのでモチベーションは上がっています」、侑馬は「復帰戦なんで。試合は3年ぐらいぶりかな? 自分の中では修行編。これで勝って、その修行編をちょっと終わらせて、次はKNOCK OUTで盛り上げるスターになりたいですね。まずはとりあえず勝って、その修行編をいい終わり方をしたいですね」と新天地での戦いに意欲を見せる。

 お互いのUNLIMITEDルールの素質をどう評価しているかと聞かれた侑馬は「僕は3年くらい格闘技から離れていて、久々にちょっとガッチリ練習して俺は格闘技は向いてるなと思いましたね。だからUNLIMITEDは寝技もないし、まあ向いてるんちゃいますかね。性格的にもポテンシャルは高いと思います。兄も性格的には向いてると思います。兄弟そろって行くところまで行ってしまえるタイプやから、危険なことは山口兄弟に任せてもらったら盛り上げるので」と気合十分。
 

 また、これまでK-1グループを主戦場にし、KNOCK OUT初参戦の弘輝は「UNLIMITEDは楽しそうなルールで、即効やりたくなってOKしました。頑張るのでお願いします」と侑馬戦に向けて意気込みを語る。

 弘輝はプロデビュー前は地下格闘技でキャリアを重ねており、「地下格闘技時代は寝技20秒が認められたMMAルールだったので。僕は最近気づいたんですけど、キックボクシングルールはちょっと向いてなくて、こっちの方が向いていると思います」とUNLIMITEDルールは自分に向いているルールだと自信を見せる。

 UNLIMITEDはスタミナをかなり消費するルールだと言われているが、その面で不安はないかと聞かれた弘輝は「僕はスタミナがないわけじゃないんですよ。倒しに行くから。ペチペチ蹴り合って距離を取って3ラウンド戦うことを見越して戦っている、ちゃんとスポーツしている子らは体力があるんじゃなくて戦い方が上手いだけで。自分らはもっと倒しに行こうと本気で一生ラッシュしているからバテるだけです」と説明。

 どんな勝ち方を見せたいかと聞かれると「UNLIMITEDなのでド突き合いしてぶっ倒して顔面を踏んで終わります」とバイオレンスな勝ち方を見せたいとした。

 
KNOCK OUT常連選手として、裕人を迎え撃つ立場となるバズーカは「(どういう試合をしたいか)沈めます」「(相手の意気込みを聞いて)頑張ってください」「迎える立場になったことに関して)しっかり結果で証明します」と、この日も言葉数の少ないバズーカ節全開で静かに闘志を燃やしていた。


▼KNOCK OUT UNLIMITED -59.0kg契約 3分3R
チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)vs平川蓮斗(和術慧舟會 HEARTS)

 KNOCK OUT-BLACKフェザー級現王者チュームーシーフーは前回6月大会で戦闘員1号とUNLIMITEDルールで対戦しKOし、「次もUNLIMITEDの試合をしたい」という本人の希望を受けてUNLIMITED2戦目が決定。対する平川は8月大会で辻村秀綱をTKOで下してUNLIMITED戦績は5戦 4勝 (3KO)1敗に。山口代表は「この試合の勝者がカルロス・モタのKNOCK OUT-UNLIMITEDフェザー級タイトルに挑戦することになる非常に重要な一戦になります」と語る。

チュームーシーフー ※会見欠席により代読 
「今回の対戦相手である平川蓮斗選手は非常にアグレッシブな戦い方をする選手です。平川選手と私が戦えば、必ずエキサイティングな試合になると思います。私はKNOCK OUTのチャンピオンとしてUNLIMITEDルールに挑戦しています。KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座になるという夢は実現しました。次の目標はUNLIMITEDのチャンピオンになり、そのベルトを巻くことです。実は私は先日、ついに婚約いたしました。そして今回の試合の翌月11月に結婚式を挙げる予定です。今の私には守るべき人がいます。これからは自分の夢のためではなく、家族のためにも戦います。だからこそ、この試合は絶対に負けられません。全力を尽くし、必ず勝利を掴み取ります。10月23日、全てを懸けてKNOCK OUTの歴史に残るような皆さんが一瞬も目を離せないデンジャラスな試合をお見せします。皆さん、ぜひ後楽園ホールに私の試合を観に来てください」


平川蓮斗
「今回の相手はBLACKルールのチャンピオンのチュームーシーフー選手ということで、今までで一番打撃強い選手だと思うんですけど、僕はUNLIMITEDルールでずっときて、組みでも打撃でも圧倒してちゃんとKOしたいと思います。
(チュームーシーフーのUNLIMITED初挑戦の試合の感想)パンチも蹴りもめっちゃ強くて、バックステップとかしたら一気に詰めてくるタイプの選手だなと思いました。
(チュームーシーフーのUNLIMITEDの完成度をどう評価しているか)MMAの練習をしていると聞いたんですけど、MMAの練習してるような腰の強さだったり、タックルの切り方を知っていたので、練習はしてるのは分かってるんですけど、僕の方がそこの技術は高いかなと思っています。
(どんな勝ち方をしたいか)下がらずパンチで勝負して、近づいてきたらタックルに入るし、サウスポーなので蹴りも使っていきたいと思います。
(UNLIMITEDの経験が一番強みになるか)結構近づいてくると思うので、投げて殴って起こして殴りたいと思います。
(タイトルマッチに向けて)大勝負だと思うのですが、チュームーシーフー選手を必ずKOします。
(ファンにメッセージ)10月23日はUNLIMITEDの試合が多くて、僕の試合を一番注目してもらえたらと思います」


▼KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)vs渡口耀(Y'ZD GYM沖縄)

 沖縄出身同士の一戦。壱は8月の後楽園大会で乙津陸の挑戦を退け、WBCムエタイ日本スーパーバンタム級タイトル防衛に成功。対する渡口は4月の沖縄大会、8月の大阪大会の2大会で連続KO勝ちしている19歳。ヒジありのKOSスーパーバンタム級王者に輝いた実績を持つ。


壱・センチャイジム
「渡口選手は沖縄出身の選手ということで、試合を何試合か見たんですけど、勢いとパワーと若さがある選手で、僕は50歳までやってきて、勢いと若さだけじゃ攻略できない域に到達したと思っているので、完封してベテランの沖縄の先輩として意地を見せます。
(キャリアの浅い若い選手とやることに関して)WBCのタイトルマッチの時に繁那選手は僕とやるまでは1RKOの連続で来ていて、僕とやって苦戦したと思います。僕には勝ち方が200種類あるので、そのうちの1つを見せられたらいいなと思っています。200種類を用意するはめちゃめちゃ大変ですけど、それがベテランです。渡口選手は10戦くらいの戦績で、その時の選手には得られないものが僕は今持っていると思うので、そこで勝負したいなと思っています。
(ここで勝って出場を希望している12月大会はどういう試合をしたいか)去年は12月に出られなく、一昨年はジャパンカップの決勝戦で負けてめちゃめちゃ悔しい思いをして、やっぱりその借りを返したいと思います。12月の年末に向けて仕上げていきたいと思っています。
(渡口のコメントを聞いた感想)若いですし、地元の沖縄というのは僕的には負けれないという一番のポイントで、沖縄では一番でいたいので、こんなところで負けるわけにはいかないなと。あと、オファーを受けたことを後悔させる、それが一番の今回の目的です。
(今回の試合に関してセンチャイ会長から言われたことは?)『やるよな?』という電話が来て『やります』と、まだそれだけです。
(ファンにメッセージ)若手vsベテランという位置づけで、沖縄トップの座はまだ譲らないです。応援よろしくお願いします」

渡口 耀 ※会見欠席により代読
「今回、KNOCK OUT3戦目。大きなチャンスを組んでくださり山口代表ありがとうございます。KNOCK OUT2戦中2KO勝ちで、そのまま波に乗って1Rから攻めて、一番華のあるインパクトのある試合をして、格闘技界に“渡口耀”という名前を広めたいと思います。何が何でも絶対に勝ってベルトに進みます」