「相手の試合映像が面白くなくて! 自分がメインと思って盛り上がるKOをします!」新田宗一朗、優翔戦へ「自分のペースで闘いたい」
9月5日(土)開催の「REMY presents KNOCK OUT.68 ~KNOCKIN' on the WORLD~」で、[KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級/3分3R]新田宗一朗vs優翔が行われる。4月の沖縄大会では我如古優貴と激闘を繰り広げながら勝利を収めた新田だが、本人は「全然褒められる内容ではない」と振り返る。新田は昨年9月から深津飛成氏と二人三脚で厳しいトレーニングを継続。「やっと効果が出てきた」と、その成果を実感しているという。「自分がメインだ」という気持ちで、優翔戦への思いとその先にあるタイトルへの意識とは。
「全然褒められる内容ではない」前戦からの修正
──前戦、4月の沖縄大会での我如古優貴戦は大激闘になりましたが、あの試合を今振り返ると?
新田 あの時は試合当日、体調が悪かったので、勝ったんですけど結果的に満足はしてないですね。
──あんな激闘にさせるはずじゃなかった?
新田 そうっすね。トレーナーの深津飛成さん(元新日本キック・フライ&バンタム級王者)からも、「1Rの2分以内に終わらせろ」ってずっと言われてて。それがあんな展開になっちゃったんですけど、やっぱり動きが悪かったのが一番原因でしたね。
──端から見ると、あの激闘をしのぎ切って、勝ち切ったなという感じがしましたが……。
新田 いやもう、全然褒められる内容ではないっすね。 でも今回は、そこから切り替えてまた頑張ってきたんで。
──今回に向けて、練習もかなり追い込んできたようですね。
新田 はい。ずっとしばかれて、削られてます。
──深津さんの元での練習は、いつ頃からやっているんですか?
新田 深津さんと手を組んだのは、去年9月のUNLIMITEDのトーナメントからっすね。それからずっと手を組んで、二人三脚でやってきて。試合が決まるたびに、あれぐらいの追い込みをやられるようになって。だからそろそろ、ちょうど1年ぐらいですかね。自分の体的にも、やっと効果が出てきたところはあって。
──実感できているんですね。
新田 でも前回は減量とリカバリーがうまくいかなくて、それが出なかったんで。結局、そこをうまくやらないと、こんなにキツい思いをしたのがムダになっちゃいますからね。
──最後の仕上げが大事ですよね。
新田 そうなんですよ。前回は最後の仕上げがうまくいかなくて。でも逆に言ったら、あの仕上がりでも頑張れたのは深津さんのおかげでしたね。いつもだったらもう絶対心が折れて、諦めモードになってたなと思うんで。
「やったから必ず勝てるっていうわけでもない」
──練習でこれだけキツいことをやってきた、という気持ちの面も大きいわけですね。
新田 昔から、(小笠原)瑛作さんにも言われてたんですよ。「やるだけやってダメだったら、その結果も時の運だから仕方ないよ。でもやらなかったら、絶対それが後悔になって、後から『あれが原因』ってなるから」みたいなことを。確かにこれだけやって負けたら、もうそれは、勝負は時の運なんで。今回負けても、また次やれば勝てるっていうのもあると思うし。まあ、やったから必ず勝てるっていうわけでもないから、難しいんすけど。でも今回は、気持ち的にいつも以上に「勝てる」っていう思いは強いっすね。
──今回の相手は優翔選手です。会見では「動きが遅い」と言われていましたが、あの時はどう思いましたか?
新田 いや、全然気にもしてないっすね。そんな別に、眼中にないんで。アイツのことは、気にしたことないっす。
──優翔選手はKNOCK OUTで外国人選手たちとも闘い、勝率も高いですが、その点でも意識したことはない?
新田 もともと、以前にも試合するっていう話はあったんですよ。それが2回ぐらい流れて、今回3回目でやっと闘えるって感じなんですけど、KNOCK OUTに出てるうちは結局やるだろうなとは思ってました。
でも試合見ても、毎回面白くないんで。試合映像を見るのも大変っすよ(笑)。
──対策のために、面白くないものを見させられなきゃいけないということですか。
新田 はい。面白くないのを見ながら研究するのって、やっぱりつまんないんですよね。だから今回は、アイツのペースになるとまた面白くない試合になっちゃうんで、自分のペースで闘いたいと思います。やっぱりKNOCK OUTだから倒しにいかないといけないっすからね。
「昔の自分を見てるみたい」
──優翔選手のスタイルは、どういうところが強みだと思っていますか?
新田 それこそ身長があって、今まで闘ってきた相手はほとんどアイツより背が低かったと思うんですけど、自分も今までそんな感じだったんですよ。
で、背が低い相手にセオリー通りの闘い方で勝ってきたら、やっぱり塩試合になってて。何か、昔の自分を見てるみたいな感じなんすよね。
──今の自分は違うぞと。
新田 逆に言ったら、自分が苦手だったことは相手もたぶん苦手なんですよ。やっぱり弱点も似てるんで。そこを攻めていけば、勝てるっすよね。
──では、新田選手としてはどういう試合にしたいですか?
新田 判定までいくとつまんなくなりそうなんで、しっかり自分が盛り上げられるように倒していきたいと思います。今度の大会って、またカンボジアとかタイとかから選手が来るし、チャド・コリンズとかも出るじゃないですか。KNOCK OUTが世界的な強豪を集めてきたら、やっぱりどんどん勝ちにくくなるし。強いヤツと闘えるのはありがたいんで、勝ったらその先が楽しみっすね。
「勝てば正義っすよね」その先にあるタイトル
──今大会では、同じREDスーパーフェザー級のチャンピオンも決まりますが、そこはどうですか?
新田 龍聖が勝っても、アイツは軍司泰斗とは仲良しこよしだから、どうせ軍司とはやらないじゃないですか。まあ結局、龍聖とゲーオガンワーンと、どっちが勝っても勝った方とやりたいんで、誰でもいいんですけど。まあ、面白そうな闘いだとは思いますよ、マッチメイク的には。
──もともとタイトルに絡んだことがある身としては、急に乗り込んできていきなり王座決定戦かよ、というような気持ちはないですか?
新田 結局、王座決定戦だからって、必ず獲れるわけじゃないじゃないですか。だから別に何とも思わないし、そこで勝ったら、「やっぱり実力あるんだな」ぐらいな感じなんで。やっぱり勝てば正義っすよね。だから急に出てきても、ちゃんと王座決定戦で勝ったら、それはもう羨ましいとかじゃなくて、「じゃあ自分も勝てばいいや」としか思わないんで。だからどっちがどうとかは、気にならないっす。
──ただ、厳しいトレーニングも乗り越えてきて、タイトルへの気持ちも強くなっているんじゃないですか?
新田 そうっすね、自分ももういい歳なんで、そろそろ結果を残さないと、っていうのはありますね、いろいろと。まあ今回はしっかり調整して、今のところ仕上がりはいいんで、油断しないで最後まで頑張りたいっすね。
「自分がメインだ」という気持ちで、盛り上がるKOを
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
新田 この大会は面白いカードが揃ってますけど、その中でも**「自分がメインだ」っていう気持ちで闘って、しっかり勝って。 今回もチケットを買ってくれた人がいっぱいいるんで、その人たちにも「来てよかった」って思ってもらえるぐらいの内容を見せたいっすね。
──「自分がメインだ」という気持ちって、新田選手からは初めて聞いた気がします。
新田 それも、深津さんには常に言われてることなんですよ。「応援に来る人たちは、常にお前がメインだと思って見てるんだから。だからそれを思って、全部背負い込んで闘え」って。
──分かりました。ありがとうございました!
PROFILE
新田 宗一朗
所属:KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺
生年月日:1996年4月2日
出身地:沖縄県西原町
身長:179cm
戦績:18戦11勝(6KO)3敗4分
UNLIMITED 戦績
3戦2勝(1KO)1敗
元JAPAN KICKBOXING INNOVATIONスーパーフェザー級王者
REMY presents KNOCK OUT.68 ~KNOCKIN' on the WORLD~
開催日時:2026年09月05日(土)
開場: 12:30
開始: 13:00
開催場所:横浜武道館
https://knockoutkb.com/events/remy_presents_knock_out68_knockin_on_the_world

