「リスクを背負って倒しに行きます」力斗、ムン・メイキア戦で“新しい力斗”を見せる「KOで勝ったらやりたい相手がいる!」

9月5日(土)「REMY presents KNOCK OUT.68 ~KNOCKIN' on the WORLD~」の[KNOCK OUT × Kun Khmer 3vs3 対抗戦 KNOCK OUT-BLACK -64.0kg契約/3分3R]で、力斗がムン・メイキアと対戦する。3月の中島玲戦では勝利を収めたものの、本人の中には「もっと行った方がよかった」という悔いが残った。相手のパンチを警戒するあまり、思うように攻め切れなかったからだ。その反省から、今回の試合に向けて取り組んだのがフィジカル面の強化。そしてビッグマッチを迎える今回は、勝つだけではなく「リスクも背負っていける選手」であることを見せるつもりだという。力斗が「新しい力斗」として臨む一戦について、本人に聞いた。

「もっと行った方がよかった」中島玲戦で感じた課題

──前戦は3月、常葉での中島玲戦で勝利しましたが、先日のカード発表会見では、内容的に満足いってない感じでしたね。

力斗 そうですね。自分を応援してくれている人たちは、やっぱり勝つ姿を見たいと思うし、自分も勝った姿を見せたかったので、勝った直後はうれしかったんですけど……やっぱりKNOCK OUT側としては、もっと行った方がよかったのかなという反省もありますね。

──もっと積極的に出ればよかった?

力斗 本当はバチバチに行きたかったんですけど、やっぱり相手のパンチが強いというのも知っていて、怖かったというのもあって。行きたかったんですけど、行けなかった、みたいなのもありましたね。

──実際に対戦してみた中島選手はどうでしたか?

力斗 本当に対戦してみて、もっと行けばよかったなって思いました。自分が相手に対して想像してたのが、強すぎるイメージだったなと。

──そこからしばらく空きましたが、この期間の練習ではどんなことをやってきましたか?

力斗 前回の試合が終わって、自分が足りないものを補うために、新しい練習を増やしていこうと思って、フィジカル面とかを徹底的にやってきました。土台作りという感じで。今までフィジカルをやったことがなかったんですよ。体が強いとは言われてたんですけど、ちゃんとやったことはなくて。でもそう言われるんだったら、いい部分はもっと突き抜けたいなと思って、2ヵ月前ぐらいから、重いものを持ったりとか、本格的にやってきました。

──確かに、フィジカルをやってなかったというのは、ちょっと意外ですね。

力斗 自分的には、キックボクシングで必要なのは、思いっきり殴ってついた筋肉が一番いいんじゃないか、っていう考えだったんですよ。だけど、やっぱりちゃんとトレーニングしてみると、けっこう変わったのを実感したので、そこからちょっとハマりました。パワーはだいぶついたのかなと思います。

フィジカルを強化して迎えるクンクメール戦

──その手応えがある中で、今回はクンクメールとの対抗戦になりました。カンボジア人選手はみんな体が強いと言われているので、ちょうどよかったのでは?

力斗 そうですね。今回の試合の話をいただいて、体も強いというので、そこで対抗したいという気持ちも出てきました。

──相手のムン・メイキア選手は日本人選手とも何試合かやっていますが、どういうところに一番気をつけたいですか?

力斗 一番は、やっぱり蹴りですかね。ヒザとかローとか。全部できる選手だと思うんですけど、そこは特に気をつけたいです。

──自分としては、どう攻めてどう勝ちたいと思っていますか?

力斗 今回はボディ打ちをけっこう練習したので、ボディを削りたいなと思ってます。本当に大きい舞台を用意してもらっているので、盛り上げられるスタイルを準備してきたつもりです。

──最後はボディーで倒したい?

力斗 まあ、ボディーが当たれば効くだろうし、全体的なパワーも上がってるので、当たればどのパンチでも倒せるとは思ってます。前戦からの課題を踏まえ、フィジカルを強化。さらに今回はボディ打ちも準備してきた。では、その力を発揮する舞台についてはどう感じているのか。

「大舞台の方が自分の力を出せる」

──KNOCK OUTでは、ビッグマッチへの出場は初めてですよね。

力斗 そうですね。後楽園まではありましたけど。自分は、決まったらどの試合でも全力で仕上げることは変わらないんですけど、それが大きい舞台になったら、力に変わるのかなと。大舞台の方が自分の力を出せると思ってるので、自分自身にもちょっと期待してます。

「KOで勝ったらチャド・コリンズに対戦要求したい」

──ここで勝ったら、その後はどうしたいですか?

力斗 鈴木千裕選手とやりたいってずっと言ってるんですけど……試合内容的にも、そんなにすぐ決まるわけはないじゃないですか。でも、いきなりチャド・コリンズが出てきて、ライト級でもやるし、「鈴木千裕戦、実現なるか!」みたいな書かれ方でしたよね。僕は今、KNOCK OUTに絞ってやっているつもりなんですけど、ここでいきなりチャド対鈴木千裕ってなるのは違うんじゃないかなと思ってて。だから今回、KOで勝ったらチャド・コリンズに対戦要求したいなと思ってます。そこで勝った方がやればいいんじゃないかと思うんで。そういうストーリーが作れたらメッチャいいですよね。

──ではここは、最低でもKOですね。

力斗 はい。マジで倒しに行きます。気合いも相当入ってます。**そう簡単に勝てる相手ではないというのは分かってるんですけど、ここは覚悟を持って。

──ビッグマッチだし、チャドをはじめ、海外の強豪が集まる大会でもありますし。

力斗 本当に、そんな大会に呼んでもらえて、メチャクチャうれしいです。でもそういうことを考えてると、また変な動きになっちゃうと思うので、自分のベストパフォーマンスを出すことだけに集中します。

「ガッツリ倒されるか、ガッツリ倒すか」

先の展開を思い描きながらも、まずは目の前のムン・メイキア戦に集中する。その先につなげるためにも、今回は結果だけでなく、試合内容にもこだわる。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

力斗 新しい力斗を見せるので、そこに注目してほしいです。今までと違って、ただ勝つんじゃなくて、リスクも背負っていける選手だというところを見せたいです。ガッツリ倒されるか、ガッツリ倒すかっていう試合を見せます。

──分かりました。ありがとうございました!
 


 PROFILE
力斗
所属:TEAM PREPARED
生年月日:2001年10月15日
出身地:大分県日田市
身長:173cm
戦績:23戦17勝(9KO)5敗1分
初代大和フェザー級王者

REMY presents KNOCK OUT.68 ~KNOCKIN' on the WORLD~
開催日時:2026年09月05日(土)
開場: 12:30
開始: 13:00
開催場所:横浜武道館
https://knockoutkb.com/events/remy_presents_knock_out68_knockin_on_the_world