「KOにこだわって、復活した姿を見せたい。他の選手に試合内容で負けたくない!」祐輝、松岡優太戦で「どんな場面でも自分のスタイルを貫いて、最終的にはKOする」
8月の大阪大会で翔磨と対戦し、1Rにダウンを奪いながらも逆転を許した祐輝。勝利を目前にしながら手放した一戦は、本人にとって大きな悔しさを残す試合となった。その敗戦から学んだのは、倒しに行く力そのものではなく、その「使いどころ」。今回は松岡優太を相手に、パンチだけでなく足技、首相撲、ヒジまでさまざまな展開を想定して準備してきたという。一方で、祐輝の根底にある「KOで勝ちたい」という思いは変わらない。むしろ、KO決着の多いREDフェザー級で戦う以上、他の選手に試合内容で負けたくないという気持ちは強くなっている。前戦の反省をどう生かし、どんな「復活」を見せるのか。祐輝が現在の考えを語った。
「勝てたかな」というところから逆転された悔しさ
──前戦は8月の大阪大会での翔磨戦でしたが、復活とはなりませんでした。あの試合を今振り返ると?
祐輝 一言で言うと、すごく悔しい試合でした。勝てたかな、というところで逆転されたのは、やっぱりチャンピオンの意地というか、強さが出たのかなと思うので。今回はそれをどう払拭するかをずっと悩んできた、というところですね。
──途中までは、ある程度やりたいようにやれてはいた?
祐輝 そうですね。自分が得意なところを1Rから出していきたいなと思っていて、その中でダウンなりは取れるかなという自信はあったので。
相手に距離を取られる前に自分から詰めて、そのままダウンを取ろうという作戦で、それはハマったかなと思います。
──最終的に逆転されて、一番の反省点というと?
祐輝 あの日は自分の試合までKOがあまり出てなかったので、会場の雰囲気もあって、やっぱり復活するならKO勝ちしかないなと思っていて。それがあって、ダウンを取ってからちょっと焦っちゃいました。あそこでしっかり、練習していた蹴りをもっと出して上下に散らして、そこからパンチにつなげればよかったんですけど、パンチで倒しにいけると思って熱くなっちゃって。そのままパンチだけになっちゃったのが、大きい反省点ですね。やっぱりそこは相手もキャリアも実績もあるので、うまく2Rに切り返されたなというところで。あと1Rに倒しにいった分、自分のスタミナもかなり消耗してしまっていました。
「KNOCK OUTに出る以上はKOにこだわりたい」
──ダウンを取って、決めようと思って行き過ぎちゃったという話は、他の選手からも聞きます。難しいところですね。
祐輝 そうですね。やっぱりKNOCK OUTに出る以上はKOにこだわりたいという気持ちが、自分の中でどうしてもあるので。お客さんに見てもらう中で伝えたいものもあるし、ファイトスタイルでしか伝わらないものもあるし。そういうところも含めて、それで勝ってこそというところもちょっと自分の中では意識していたので、そういうところで逆転されちゃったのは、会長からも、協力してもらった人たちにも、すごく怒られました(笑)。
──負けた中でも、得たものはありましたか?
祐輝 あとは、その倒しに行けるパワーの使いどころかなと。そこを考えて今回はかなり対策というか、研究をしてきました。相手が誰であろうとそれを使える手順というか、やり方というか。足技もしっかり練習しました。パンチももちろんだし、首相撲からの展開とか、REDなのでヒジの展開も含めて、いろんなパターンを含めた練習はできたかなと思います。出稽古もいろいろ行かせてもらいましたし。
「ムエタイ的な攻防の中に、ちょっとスパイスを加えたい」
──そして今回は初参戦の松岡優太選手との対戦です。相手の印象は?
祐輝 1試合だけ負けた試合も含めて、いろんな試合映像を見たんですけど、ムエタイベースのジムなのかなという印象でした。身長も自分よりあるし、どちらかというと首相撲も得意な方なのかなというイメージを受けたので、ムエタイ的な攻防になったとしても、その中にちょっとスパイスを加えるような闘い方で相手のリズムを崩したいなと思ってます。
──今は連敗中なので、まずはそこからの脱出ですね。
祐輝 そうなんですよ。KNOCK OUTさんには呼んでいただいただけで感謝なので、あとはここから結果を出さないと。ただ、前回の翔磨戦でわりと感触は掴めたんですよね。フェザー級の中でもREDルールだけにこだわってたわけじゃないんですけど、オープンフィンガーグローブ(OFG)でやるようになって、やっぱり自分にも倒せる力は一応あるんだなと思ってて。試合後、翔磨選手は「今までアマチュアを含めてダウンしたことない」という話をしていたので、そこもちょっと自信にはなりました。
「行き急がずに、最後はKO」
──今回も復活勝利がテーマだとは思いますが、前回のように倒しに行きすぎてしまうことはもうない?
祐輝 今回は、行き急がないようにしようとは思っています。今、フェザー級もKOで決まる試合が多いじゃないですか。自分もそういう階級にいる限りは、やっぱり他の選手に試合内容で負けたくはないので、KOを狙っていく気持ちは忘れたくないですね。
──なるほど。
祐輝 ベースはムエタイというのもあるので、首相撲などを基礎からしっかり練習しながら、行けるタイミングで行くことについてOKは出たので、あとはそのタイミングを逃さないように。もし距離を取られたとしても、またそこからKOに持っていけるような闘い方、例えば相手がパターンを変えた時とか、いろいろあると思うんですけど、どんな場面でも自分のスタイルを貫いてダウンを取って、最終的にはKOするというのがテーマですね。
──行けるなら、1Rから行く?
祐輝 そうですね。倒しには行くんですけど、もし相手が警戒して距離を取ってきたら、長引くけど行き急ぎはせず、しっかり詰めるところで詰めて、最後はKOというイメージをしています。
──倒しどころを冷静に見極めるというか。
祐輝 もうハナから判定は一切狙ってないので。打ち合いになったら打ち合うで別にいいんですけど、そこは相手の出方次第で。最後、どういうフィニッシュになるかは、ゴングが鳴ってから考えようと思っています。だから、あんまり心配はしてないですね。
「どの選手にも通用する武器に完成させたい」
──先日の「MX LIVE 2」では平野凌我選手が真琴選手にすごいKOで勝利しました。REDフェザー級は「激闘階級」のようになってきています。
祐輝 強かったですよね。俺は平野選手と1回、アマチュア時代に試合したことがあるんですよ。中学生の頃で、確か彼が一つか二つ下ぐらいで。彼は地元のアマチュア界隈ではけっこう有名な子だったので、たぶんプロになるだろうなと思っていたんです。そこからいろいろあって今はKNOCK OUTで同じリングになったので、やっぱりちょっとは意識はしてますね。自分は正直、勝率では下ですけど、倒せる武器は持っていると思っているので、それをどの選手にも通用するように完成させたいというのが、今の目標です。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
祐輝 やっぱり、見てる人にKOを届けたいんですよ。「祐輝の試合だったらKOが見られる」「激闘が見られる」と期待してもらいたいなと思っています。
──分かりました。ありがとうございました!
PROFILE
祐輝
所属:OU-BU GYM
生年月日:1996年12月10日生
出身地:広島県尾道市
身長:162cm
戦績:21戦9勝(4KO)9敗3分
KNOCK OUT REBELS SERIES.13
開催日時:2026年09月27日(日)
開場: 11:30
開始: 12:00
開催場所:KNOCK OUT 常葉アリーナ
https://knockoutkb.com/events/knock_out_rebls_series13

