「いろいろ溜まっているし、やりたいこともある。その分、爆発させます!」木村亮彦、網膜剥離から復帰し呉島寿をKOへ

9・27「KNOCK OUT REBELS SERIES.13」で、呉島寿と対戦する木村亮彦。
今年2月のシュートボクシング参戦後、網膜剥離が判明。手術と入院を経て、リングから離れる時間が続いた。
7月半ばから本格的にジムへ復帰し、医師からも試合出場への許可が下り、約7カ月ぶりの再起戦を迎える。
その間に溜まったものは大きい。
前戦の敗北。長期欠場。そして同じ大泉ジムでは、渡部蕾ら後輩たちが次々とKO勝利――。
「アイツらちょっと、軽い階級なのに倒しすぎですよね(笑)」
復帰戦の相手・呉島を細かく研究するよりも、自分自身を見つめ直すことに時間を費やしてきたという木村。
狙うのはもちろんKO。そしてその先には、再びUNLIMITEDの舞台とベルトを見据えている。
「いろんな思いがありますし、今回はもう爆発させたいと思ってます」

網膜剥離で手術「急にパッと見えなくなった」

──試合は2月のシュートボクシング参戦以来になりますね。ケガでしばらくできなかったそうですが。

木村 はい。網膜剥離をやっちゃって、手術を受けました。
もう医者から「試合に出ていいよ」と言われたので、再起戦を決めてもらいました。

──目の負傷は、試合でですか?

木村 試合もありますし、そこでKO負けしてしまったので、試合後すぐに焦ってスパーリングとか練習してたんです。
そしたら急にパッと見えなくなっちゃって。

──しっかり練習を再開できたのはいつ頃だったんですか?

木村 本格的にジムに戻ったのは7月の半ばぐらいですね。手術後、入院もしていたので。

呉島寿対策より「自分自身を見つめ直した」

──今回は復帰戦で呉島寿選手との対戦になりました。どんな印象ですか?

木村 今回、あんまり相手の映像を見てなくて。
相手どうこうというよりは、もっと自分自身を見つめ直すような練習をしてきました。
一応、1~2試合は見ましたが、その中では首相撲とヒジが好きなのかなという印象でした。
ただ、本来一つ下の階級の選手なので、めちゃくちゃパワフルというような印象は受けなかったですね。

──では、自分としてはどういう試合にして、どう勝ちたいと思っていますか?

木村 前回シュートボクシングで、違う団体ですけどチャンピオンの村田聖明選手と闘って、自分の通用するところと通用しないところが明確に分かったんです。
トップ戦線に行くには、これをやって、あれをやって、っていう課題がしっかり見えたと思うので、そこを見せつつ、僕のファイトスタイルである、倒しに行くっていうところはブレずにやっていきたいなと思っています。

REDルールで復帰も、目指すのはUNLIMITEDのベルト

──しばらくUNLIMITEDでの試合が続いていましたが、今回はREDルールですね。

木村 別に自分から希望したわけではないんですけど、前回の村田選手との試合で感じた、自分の中の熱を冷ましたくなったというのもあって、すぐにオファーを受けました。

──ここで勝ったら、その先はどう進もうと思っているんですか?

木村 自分としては、UNLIMITEDでベルトを目指したいです。

──前回負けた悔しさもあるでしょうし、しばらく出場できなかったうっぷんもあるでしょうし、そういったものを全部晴らすような試合をしたいのでは?

木村 そうですね。
いろんな思いがありますし、今回はもう爆発させたいと思ってます。

渡部蕾ら大泉勢のKOラッシュに「大プレッシャーですよ!」

──つい先日は渡部蕾選手が衝撃KOで勝ちましたし、同じ大会にはプロ2戦目の大芽選手も出場します。大泉の若いパワーがすごいですよね。

木村 いや……アイツらちょっと、軽い階級なのに倒しすぎですよね(笑)。
こっちも倒さないと、ちょっとヤバいじゃん、みたいに焦らされますから。
僕も今回絶対倒して、アイツらの前に堂々と出られるように頑張ろうかなと思ってます。

──刺激というより、ちょっとプレッシャーになっているんですか?

木村 いやもう、大プレッシャーですよ!
だってこの前の蕾だって、1R何秒でしたっけ?

──67秒ですね。しかも、初めてのタイ人との試合で。

木村 そうですよね。最軽量級ですよ、アイツ!
いや、ホントに勘弁してくれよって(笑)。

──そういう意味も含めて、倒すのがマストだと。

木村 もちろんです。
そこは外(智博)会長が、倒す練習をミットとかの中で入れてくれてて、選手たちもどんどんそういうマインドになっていくので。
「ここまでやったんだから、もう絶対ぶっ倒してやる!」みたいな気持ちになるところが、大泉の強さなのかなってメッチャ思います。

レオナ・ペタスとのスパーは「死を覚悟しますね(笑)」

──復帰戦ということもありますし、練習内容とか、次の試合でやろうとしていることで、今までと違う部分は何かありますか?

木村 基本的にはいつも通りなんですけど、スパーリングは増やしました。
療養期間もあったので、試合勘を鈍らせないように、いっぱい殴り合いました。

──それは出稽古でですか?

木村 はい。大泉は軽い階級の選手が多いので出稽古で、レオナ・ペタスさんとかに相手をしてもらいました。

──そうなんですね。それはちょっと意外な組み合わせに思えます。

木村 そうですよね。
たまたま共通の友達がいて、お願いすることになったんです。

──いい練習になっているのでは?

木村 いやもう、あの人とスパーリングする時は、死を覚悟しますね(笑)。
必死にならないと死んじゃうんで。試合よりも緊張感がありますよ。

──では、大泉名物の外会長の「殺人ミット」に加えて、レオナ選手とのスパーでも死を覚悟して臨んでいると。

木村 ホントにそうですね。
だから、当日はちょっと相手に死んでもらおうかなって(笑)。
ホントに、「何で俺だけ死んでんの?」って感じですからね。相手にも味わわせてやりますよ。

「UNLIMITEDをもっとハチャメチャにしてやろうかな」

──そして、またUNLIMITEDの闘いに乗り込んでいくと。

木村 同じ大会で、僕の後に、空手おじちゃんも出ますしね。

──空手おじちゃん?

木村 ふくやーまんですよ!
アイツに負けたのはホントにムカつくんで、リベンジしたい気持ちもあるんですけど、そこももう通過点で、早くベルトに絡んでいきたいという思いが強いです。
今、65kgで、元K-1の弘輝選手とか、山口兄弟とかも入ってきて、UNLIMITEDにもかなり積極的な感じになってきてくれてるじゃないですか。
そことも絡んでいきたいですし、UNLIMITEDが面白くなってきたと思うので、僕がもっとハチャメチャにしてやろうかなと思ってます。

──そういった選手たちに勝てば、知名度もアップしそうですしね。

木村 それはめちゃめちゃデカいと思ってます。
そのためにも今回はスカッと勝って、年末の代々木大会とかに出たいです。

「派手にぶっ倒す。そのパフォーマンスを見てほしい」

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

木村 前回の試合からけっこう期間が空いちゃったんですけど、派手にぶっ倒すので、そのパフォーマンスをみんなに見てほしいなと思います。やるしかないです。

──分かりました。ありがとうございました!

PROFILE
木村 亮彦
所属:KNOCK OUT クロスポイント大泉
生年月日:1999年9月9日生
出身地:東京都東久留米市出身
身長:170cm
戦績:6戦 4勝 (3KO) 2敗
 

KNOCK OUT REBELS SERIES.13
開催日時:2026年09月27日(日)
開場: 11:30
開始: 12:00
開催場所:KNOCK OUT 常葉アリーナ
https://knockoutkb.com/events/knock_out_rebls_series13