「負けが続いて周りのみんなに悲しい思いをさせている。初めての勝ちは絶対にKO勝ちにしたい」40歳・馬上一樹、横山凉戦で悲願の初勝利へ
「KNOCK OUT REBELS SERIES.14」で、横山凉と対戦する馬上一樹。
3月の常葉大会では早川悠太に判定負け。
2Rにダウンを奪われながらも、最終3Rには逆転できる手応えを感じていた。
しかし、あと一歩踏み込むことができなかった。
「自分が躊躇しすぎてしまった」
試合後は悔しさで眠ることができなかったという。
さらに、試合で眼窩底を骨折していたことも判明。対人練習のできない期間を経て、約半年ぶりの復帰戦を迎える。
ここまでプロではまだ勝利がない。
それでも馬上が求めているのは、何が何でも手にする「1勝」ではない。
「初めての勝ちは判定勝ちではなくて、絶対にKO勝ちにしたい。勝ちに徹するとか、そういうことはしたくない」
現在40歳。
若い選手たちと同じリングに立ち、戦い続ける理由もそこにある。
「自分は決して綺麗な人生を生きてきたわけではない。でも格闘技をやっている今が一番輝いている」
何度負けても、再びリングに上がる。
そして今度こそ、支えてくれる人たちに「勝ったぞ」と伝えるために。
馬上一樹が、KOでのプロ初勝利を狙う。
早川悠太戦は判定負け「3Rにもっと攻めていたら……」
──今回は約半年ぶりの試合となりましたが、前回3月の早川悠太戦を振り返っていただけますか?
馬上 前回の試合は2Rにダウンしてポイントを取られちゃって、正直3Rにもっと攻めていたらポイントを取り返せたのかなと思うので、めちゃめちゃ悔しかったです。
今回の相手も前回と同じサウスポーで、前回とはタイプがちょっと違う感じがするんですけど、自分が前に出て戦いたいですね。
自分はここまで全敗しちゃってますが、経験の差を見せつけてやりたいと思っています。
──逆転できる試合展開だっただけに余計に悔しかったですか?
馬上 そうですね。
結構周りからもそれを言われていて、本当に悔しくて、その日は眠れなかったですね。
「自分が躊躇しすぎた」逆転への手応えを逃した悔しさ
──実際に逆転できる予感や手応えは感じていましたか?
馬上 感じていました。
ただ自分が躊躇しすぎてしまい、3Rは逃げられちゃいましたよね……。
試合そのものも3Rがすげえつまらない展開になったことも悔しいです。
眼窩底骨折、それでも練習は止めなかった
──そういった意味では、試合が終わってすぐに練習を再開して、次のチャンスに向けて準備していたのですか?
馬上 実はあの試合で眼窩底骨折しちゃったんですよ。
試合で目が腫れていたので診察したら、そう診断されて。
しばらくスパーリングなど対人練習ができなかったのですが、練習そのものはずっと続けていました。
──では秋頃に復帰するというのは、馬上選手としてはイメージ通りですか?
馬上 はい。
そろそろオファーが来るだろうなと思って、構えてはいました。
自分はいつでも試合できるように準備はしているので。
──では万全に仕上げて復帰できるという状況ですね。
馬上 最初は半年も空くと長いなと思っていたんですけど、ダメージもあったと思うので、半年という試合間隔はちょうどいいかなと思います。
横山凉の左ミドルを警戒「経験の差を見せる」
──今回対戦する横山凉選手にはどんな印象を持っていますか?
馬上 前回の試合を見させていただいたんですけど、1RでTKO負けしていたので、全部は出し切れていないのかなと思います。
正直まだどんな選手か分からないですが、ムエタイ仕込みの左ミドルは結構鋭いのかなと思うので、蹴りは警戒しています。
「相手の心を折ってKOしたい」
──馬上選手もいろんなタイプの選手と戦ってきて、そういった経験も生かして今回の試合に臨みたいですか?
馬上 僕は相手の心を折ってKOしたい。
初めての勝ちは判定勝ちではなくて絶対にKO勝ちにしたいと思っているので、勝ちに徹するとか、そういうことはしたくないです。
──ただ勝つだけではなくて、倒して勝つことがテーマですね。
馬上 毎度そうなんですけど、それは絶対的なテーマですね。
なかなかうまくいかないですけど。
40歳「格闘技をやっている今が一番輝いている」
──馬上選手は、ただ勝つだけではなく、倒すことや相手の心を折ることにこだわりがあるのですか?
馬上 俺は試合で周りに勇気を与えたい、みたいな。
自分は40歳になるんですけど、まだまだ若い子たちと戦っているし、これだけ頑張っていれば勝てるとか、いろいろ希望とかを与えられる選手になりたいんですよ。
自分は決して綺麗な人生を生きてきたわけではないですけど、格闘技をやっている今が一番輝いていると思います。
──見ている人たちに何かを伝えることが、馬上選手の理想の試合なんですね。
馬上 まさにそれですね。
結果はどうなっても、自分の試合を通じて何かを伝えたいですね。
「今度こそみんなに『勝ったぞ』と伝えたい」
──それでは最後に、ファンの皆さん、応援している皆さんたちにどんな試合を見せたいですか?
馬上 毎回周りのみんなに「今回は絶対に勝つから見てほしい」と言っているのに、結局負けが続いて、悲しい思いをさせちゃっています。
今回は必ずKOで勝って、みんなにマイクで「勝ったぞ」ということを伝えたいですね。
──分かりました。ありがとうございました!
PROFILE
馬上 一樹
所属:REX GYM
生年月日:1986年5月4日
出身地:神奈川県相模原市
身長:174cm
戦績:8戦 8敗
KNOCK OUT REBELS SERIES.14
開催日時:2026年10月12日(月)
開場: 11:30
開始: 12:00
開催場所:KNOCK OUT 常葉アリーナ
https://knockoutkb.com/events/knock_out_rebels_series14

