2026年11月22日(日)、福島・KNOCK OUT常葉アリーナにて開催される『KNOCK OUT MX LIVE.3』の記者会見が行われ、主要対戦カードが発表された。


 今大会は、東京メトロポリタンテレビジョン株式会社の地上波テレビ局「TOKYO MX1」にて生中継される新シリーズ「KNOCK OUT MX LIVE」の第3回大会。メインイベントでは、KNOCK OUT-RED -56.5kg契約として、森岡悠樹(北流会君津ジム)vsスラサック・クルーダームジム(タイ)のRED王者対決が決定した。

 森岡は6月の代々木大会で、保持していたKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級タイトルを懸けて晃貴と対戦したものの判定負けを喫し、今回が再起戦となる。対するスラサックは8月の大阪大会にて、“狂拳”迅とのKNOCK OUT-REDフェザー級王座決定戦に臨み、倒し倒されの激闘の末に3RTKO勝ちでベルトを獲得している。


 会見に同席したKNOCK OUT代表・山口元気は「森岡選手から復帰戦をやりたいという報告を受け、僕の中で色々と悩むと同時に、スラサックの次の相手についても頭を抱えていました。そこで、スラサックと森岡選手で体重を調整して組もうと決めました。地上波のメインで“これぞキックボクシング”という戦いを見せてほしいと思い、56.5kgの契約体重で合意に至りました。これは本当に期待してもらっていいカードです。KOを期待した試合ほど判定になりがちですが、この試合に限ってそれはない。みんなに見てもらいたいカードです」と、決定に至った経緯と見どころを熱弁した。

 森岡は「格闘技人生初の連敗からの復帰戦になります。対戦相手が誰になるか気になっていましたが、まさかスラサック選手とやるとは思ってもみませんでした。山口代表からの無言の圧力を感じるようなカードだと受け止め、即座にオファーを承諾しました。スラサック選手となら、山口代表の期待や皆さんが見たいと思う試合が間違いなくできるはずです。全力で倒しにいきます。このオファーを受けた以上、そうした試合をする義務がありますし、地上波のメインでこれほどのカードを用意していただいたからには、自分はやりきります」と気合十分のコメント。

 生中継の視聴者に向けてどういう試合をしたいかと問われると、「地上波は、たまたまチャンネルを合わせた方の目にも留まる機会があります。その際、5秒でも試合が膠着すればチャンネルを変えられてしまうでしょう。そうした展開を作らないよう、開始と同時に、たとえ3分3ラウンドフルに使うことになっても、常に目の離せない面白い試合をお見せしたいです」と語った。

 復帰戦がREDルールになったことに関しては、「自分はもともとムエタイをやってきたので、こちらの方が本職だと思っています。ヒジも使えますし、OFG(オープンフィンガーグローブ)の方が自身のパンチも入りやすいため、より激しい戦いをお見せできるはずです。ただ、地上波放送でどこまで流血していいものか分からないので、そこは事前に対応しておいてもらえればと思います」と流血戦すら辞さない構えだ。

 これまで通りの“倒し倒されの森岡劇場”を見せるかとの問いには、「本音を言えば、1ラウンドでサクッと倒して年末の大会にアピールしたいところですが、スラサック選手と組まれた以上、間違いなく激戦になります。自分の一番の武器は気持ちです。一切折れない心をしっかりお見せし、最終的に勝利を掴み取る姿をお届けできれば最高ですね」と答えた。

 年末のビッグマッチに向けては、「『自分も出させてくれ!』とアピールしたい気持ちもありますが、スラサック選手と戦う前からそれを言えるほどの余裕はまだありません。まずは目の前の試合に全集中し、どんな死闘になろうとも勝ちにいきたいと思います」と語り、眼前の戦いに全力を注ぐ構えを示した。

 なお、スラサックからはメッセージが届いており、「継続してKNOCK OUTに参戦できることを嬉しく思います。前回のように激しく、皆さんが熱狂する試合を再現できればと考えています。相手の試合動画を見ましたが良い選手ですので、白熱した戦いができるはずです。KNOCK OUTファンの皆さんは、私の試合をぜひ楽しみに注目していてください」と読み上げられた。


 続いて、KNOCK OUT-RED スーパーフライ級戦として、WBCムエタイ日本フライ級王者・渡部蕾 vs 元ラジャダムナンスタジアム認定ライトフライ級王者サンファー・タイクーボン(タイ)の一戦が決定。

 渡部は前回の9月の第2回大会でムエタイ選手と初対戦し、ゲーオナーカー・ソータナボウォン(タイ)を1R秒殺KOで下している。「前回は少し早く倒しすぎてしまったので、次はもっと色々な技を出して、会場を楽しませてから倒そうと思います。相手の動画を見ましたが、かなりパンチを振ってガツガツ前に来るタイプなので、今回も倒せるはずです。ド派手な技でのKOを狙います」と自信をのぞかせた。


 前回以上のKOが期待されることについても、「前回を超えるようなインパクトあるKOをお見せできるよう頑張ります」と頼もしく語った。


 また、KNOCK OUT-BLACK女子アトム級(3分3R)にて、Kiho(KNOCK OUT GYM 調布)vs 坂田実優(FELLOW GYM)の対戦も決定。


 Kihoが「今回もしっかりと実力差を見せつけて勝ち、会場を盛り上げたい」と意気込みを語れば、坂田も「前回は小林と一緒に勝つことができませんでした。11月3日に勝ってバトンをつないでもらい、11月22日は私自身も圧勝したいと思います」と対抗意識を燃やす。


 互いの印象を聞かれると、Kihoが「打ち合い上等で体が強い印象」と分析したのに対し、坂田は「足を使って上手な戦い方をするイメージですが、試合自体は面白くない。自分が入っていくことで面白い試合になるのかなと思います。私はまだKO勝利の経験がありませんが、倒せるパワーはあると思っているのでKOを狙っていきたい」とニヤリ。

 坂田からの挑発に対し、Kihoは「自分も(坂田選手の)試合の印象は特にないのでお互い様ですね(苦笑)。面白いと思ってもらえるよう、自分から試合を作り上げます。もちろん倒しにいく姿勢を見せ、自分は倒せる選手なんだということを示したい」と気合を滲ませた。