「UNLIMITEDに自信を持ってる? MMAの打撃は違うよ」

12・30「K.O CLIMAX 2024」の[プレリミナリーファイト/KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーライト級/3分2R]で木村亮彦と対戦する平石公介。プロとしては5年前に一度MMAの試合に出場し、負傷などもあって離れていたが、上京・移籍して今回が再起戦となる。その舞台となる横浜武道館、そしてUNLIMITEDルールで、平石がやろうとしていることは?

──平石選手はMMAの選手なんですね。

平石 そうですね。一応、5年前にZSTに出ていて、1戦1敗です。

──それ以来、プロでは試合していない?

平石 はい。その後、足の後十字靭帯を切っちゃって、格闘技から一度は離れたんですよ。2~3年ぐらいやってなくて、そこから、「やっぱりやりたいな」という気持ちが芽生えてきて。それまでは地元の広島でやってたんですけど、地方でチョコチョコやっててもキリがないので、自分がどこまでできるか、東京に来て強いジムで、自分が納得いくまでやれたらやめようかなと思って、3年前に東京に来ました。24歳の時ですね。

──今は和術慧舟會HEARTSに所属して、再デビュー戦みたいな感じですか?

平石 そうですね。またプロで再起戦みたいな感じです。

──それが立ち技のイベントになるとは思わなかったんじゃないですか?

平石 そうですね、全く思ってなかったです。でも自分は、組み技よりも立ち技の方がまだ、得意……と言えるほどでもないんですけど、組み技に比べたらまだ、立ち技の方が得意ではあるので。あと、自分的には大沢ケンジ代表から言われたことを1個ずつこなしていくというか、もらえる話は全部チャンスなので、『THE KNOCK OUT FIGHTER』という番組の試合もチャンスだったし、僕は何でも出ようかなと思ってます。せっかく東京に来て、広島で味わえないことなので、別にMMAも『KNOCK OUT』も両方やってもいいかなとも思ってますし。あ、『KNOCK OUT』はUNLIMITEDルールのみでという感じですけど。

──11・2『THE KNOCK OUT FIGHTER』の試合については放送前なので話せないんですが、1回やってみてどうでしたか?

平石 別に、MMAと変わらないな、ぐらいな感想ですね。やっぱりMMAの攻防には似てるんですけど、UNLIMITEDルールだと、膠着する時間がないじゃないですか。そこがちょっとしんどいところかなって思いますけど、やっぱりルール的には面白いし、見てる人も楽しいんじゃないかなとは思いますね。

──対戦相手の木村亮彦選手の印象は?

平石 普通に剛腕ファイターみたいな感じかなと思いますね。もともと、MMAもやってたんですよね? それだけは少し聞いてます。

──1年間だけMMAをやっていたそうで。だから自信を持ってるみたいなんですが。

平石 いやあ、それは大丈夫です。打撃に自信持ってもらうことは別にいいんですけど、MMAの打撃と『KNOCK OUT』の打撃はちょっと違うと思うので、そこを試合で見せられたらなとは思いますね。

──平石選手は、この試合をどう戦ってどう勝ちたいと思っていますか?

平石 いやもう普通に、いつも通りにMMAの打撃ですね。タックルを混ぜたり、あとHEARTSスタイルを貫いて頑張ります。

──フィニッシュは?

平石 それはもう、KOですよね。3分2Rしかないので、判定はナシかなって、自分の中では思ってます。勝つにしても負けるにしても、どっちかが倒れるような試合。まあ、勝ちますけど。

──先ほど言われたように、膠着というか止まる時間がないから、すごく大変ですよね。

平石 でも、僕は普段HEARTSで、日本のトップどころの人たちと5分3~4Rやってるので、3分2Rだったら、問題ないかなと思います。

──今回、この年末に再起戦ということになりますが、ここで勝って、2025年はどういう年にしたいですか?

平石 ここで勝って、また『KNOCK OUT』さんにUNLIMITEDで呼ばれるっていうのも目標にしつつ、自分の主戦場はMMAなので、、MMAも同時進行、二足のわらじじゃないですけど、二つの分野で活躍できたらなっていうのはあります。で、勝ち進んでいってもう一度、来年の年末にも呼んでもらったりすれば、うれしいですね。

──では最後に、当日のお客さんに一番注目してほしいというポイントはどこでしょう?

平石 自分の打撃ですかね。MMAの打撃というものを、見てもらえたらなと思います。

──分かりました。ありがとうございました!

プロフィール  

平石 公介

所属:和術慧⾈會 HEARTS

生年月日:1997年5月27日生

出身:広島県広島市出身

身長:174cm

MMA戦績:1戦1敗