「中島との戦いはまさに殺すか殺されるか。魂と心で勝ちます」


4・6「MAROOMS presents KNOCK OUT 2025 vol.2」の[KNOCK OUT-BLACKウェルター級/3分3R・延長1R]で中島玲と対戦するユリアン・ポズドニアコフ。ウクライナから初参戦してKNOCK OUT王者・中島と激突するユリアンは、母国などでいくつものタイトルを獲得し、ヨーロッパやタイを股にかけて試合を行う22歳。若きハードパンチャーは、中島戦を前にどのような心境なのか?

──今回が初来日だと思いますが、日本の格闘技、またKNOCK OUTというイベントについてどんな認識がありますか?

ユリアン 多くの友人からKNOCK OUTというプロモーションについて聞きました。日本で自分の戦う姿を見せるチャンスを得られて、夢のようです。

──今回対戦する中島玲選手の印象と、特に警戒すべきと思う点は?

ユリアン 彼はKNOCK OUTのチャンピオンで、とても強い選手です。まさに、殺すか殺されるかですね。

──中島選手は元プロボクシング王者です。そこについて思うことは?

ユリアン 地球上のどのファイターと戦うよりも、激しく心臓が鼓動します。

──自分としてはどんな試合をしてどう勝ちたいと思っていますか?

ユリアン 私は魂と心で戦うファイターなので、自分の持っているあらゆる武器を皆さんにお見せして勝ちたいと思います。

──格闘技、キックボクシング歴を教えてください。また始めた理由は?

ユリアン 私は小さな村で産まれた小さな子供でした。私は自分の出身地で初めてウクライナを代表して世界で戦うファイターになりたくて、キックボクシングを始めました。

次は日本です。家族はまだ私が日本で戦うことに驚いています。私は大きな歴史を作るために、一人で1万3千キロもの距離を越えてアジアまで来ました。

──今の練習環境について教えてください。

ユリアン 今はタイで練習しています。毎日、自分自身と向き合って鍛練を重ねています。

──オーストリア、ハンガリー、タイでの試合記録を確認できていますが、他にこれまで試合をした国はどこがありますか?

ユリアン イタリア、ウクライナ、トルコ、ドイツ、チェコ共和国……私は人々に私の名前を覚えてもらうために色々な国で戦っています。

私は故郷を離れ、名前を残す戦士としてすべてを犠牲にしました。そして今、私の人生はこれから変わります。

──昨年11月にはタイで「KARATE COMBAT」大会に出場して勝利しています。オープンフィンガーグローブで、倒れた相手への打撃も認められるルールですが、その戦いで得たものは?

ユリアン 戦いが自分のライフスタイルそのものなので、どんなルールの戦いでも構いません。そして「KARATE COMBAT」のような戦いは本当の自分を試す機会にもなります。自分が勝てると誰も信じてくれないときに、すべての痛みに耐えて勝つための大きな心を持っているかどうか、そして勝つかどうかを試します。

──今回はヒジなしのBLACKルールですが、これまでヒジあり、ヒジなしの試合数はどれぐらいですか? またどちらが得意ですか?

ユリアン 自分としてはヒジありの方が好きですが、私は一生を格闘技に捧げています。だからいつも自分のスタイルを変えているので、どのルールでも問題ないです。

──今後の目標を教えてください。

ユリアン 白い灰のように燃え尽きるまで戦い、そして必ずKNOCK OUTのチャンピオンになります。

──中島選手にメッセージをお願いします。

ユリアン もうすぐ第4次世界忍者大戦でお会いしますが、運命は変わり、世界は永遠の無限月読(『NARUTO -ナルト-』の、うちはマダラが使う幻術)に吸収されます。

永遠の無限月読は平和への真の鍵です。

私はレイと握手します。私はあなたを尊敬しています。最高の戦いをしましょう。

──分かりました。ありがとうございました!

プロフィール  

ユリアン・ポズドニアコフ

所属:ウクライナ 生年月日:2002年4月28日生 出身:ウクライナ出身 身長:176cm 戦績:18戦14勝(6KO)4敗 獲得タイトル:ウクライナIFMAチャンピオン、PRO Champion of Europe WKU K170kg、ウクライナK1 WAKO王者