“狂拳”迅「今回のテーマは“打倒・魔王”。ここで勝って、次こそタイトルマッチにしますよ!」
6・7「KNOCK OUT REBELS SERIES.11」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]で古村光と対戦する“狂拳”迅。昨年の初参戦以来、3戦連続で1RKO勝利という勢いを見せつけてタイトルマッチを熱望している彼は、この古村戦にどのように臨もうとしているのか?
──前回は3月の後楽園大会での竹内賢一戦、また1RKOで勝てましたが、今振り返ると?
狂拳 今回は相手が、今までやってきた中でもトップクラスのベテランやったんで、さすがに1RKOは厳しいやろうなと思ってたんです。いつも倒す時って、「1Rで倒したろ」って思ってる時じゃなくて、「3R闘い続けよう」と思ってる時に、むしろ1Rで倒せたりするんですよ。あの試合も、「3R使ってしっかり倒そう」と思ってたら、ほぼファーストコンタクトで終わって。自分でもビックリって言ったらアレですけど、狙ってた、得意な技やったんで、よかったかなと思います。
──相手の竹内選手はムエタイ、ヒジありルールの経験ではだいぶ上なので、その対策はいろいろ考えていたと思いますが、そこをもうちょっと試したかったみたいなとこはありますか?
狂拳 というか……応援してくれてた人とかからも「何で倒したん?」みたいな感じで聞かれたんで、もうちょいキレイにというか、誰が見ても「これで倒れたな」って分かるような倒し方をしたかったですね。まあ、試したかったってのもありますけど、まあ結果的に3連続で1RKOできてるんで、問題ないというか。「いい感じやな」って、改めて思いました。
──その試合後には改めてマイクで、山口代表にタイトルマッチをお願いしていましたが……。
狂拳 いや、KNOCK OUTは俺のことキライなんかなと思いましたよ(笑)。まあでも、いつかは古村君とやるだろうなと思ってたんで。それがタイトルマッチになるのか、例えば僕がタイトルを獲って防衛戦になるのか、どっちにしてもいつかのタイミングで絶対やらなアカンなとは思ってました。でもまさか、こんな早い段階で、しかもノンタイトルでとは思ってなかったですけど。もうベルト懸けてくれたらいいじゃないですかね?
──まあ確かに、王座に近い2人ではありますよね。
狂拳 でもまあ、ここまで来たら別にタイトルがどうこうじゃなくて、毎回言ってますけど、用意された相手を倒していくしかないなって思ってるんで、今回も倒しますよ。もしここで勝って、8月の大阪大会でタイトルマッチが組んでもらえるんやったら、それでもいいですし。その時は「誰と争うんかな?」とは思いますけど。
──その古村選手ですが、どんな印象ですか?
狂拳 強いのは確かですよね。サウスポーで、倒せる技を何個か持ってて。自分とは噛み合うなと思ってます。どっちかが倒れる試合にはなるんやろなと。
──もちろん倒れるのは相手だと思ってるわけですよね。
狂拳 もちろん。僕、もともとサウスポーが苦手やったんですけど、オープンフィンガーグローブ(OFG)に変えてから、福田龍彌っていうRIZINの選手とホンマにずっと練習してるんですよ。その人がサウスポーなんで、ホンマにサウスポーへの苦手意識が全くなくなったんです。今はもう「サウスポーか、OK、OK!」って感じですね。
──克服したんですね。
狂拳 はい。以前は、サウスポーとはあんま試合組まれたくないなと、ずっと思ってたんですけど、今は逆にサウスポーとばっかりずっとやってるから、もう全然不安はないですね。
──古村選手に対して、ここは警戒しなきゃと思っているのはどういうところですか?
狂拳 パンチ、左ストレートぐらいですかね。サウスポーは誰でもそうですけど。ただ、警戒って言っても俺の方がパンチは強いと思うんで、大丈夫やと思います。
──OFGムエタイ、REDルールでの経験も狂拳選手より豊富ですが、そこは?
狂拳 そこは前回の竹内戦で自信になったし、「俺のパンチで当たったら、倒れるんやな」っていうのもやっぱり思ったし。首相撲の展開も、見せてないだけで全然できるんで。そのあたりは今回、見せられるんちゃうかなと思いますけど。
──同じ階級では、先日の常葉大会に福田海斗選手が初参戦して、スラサック・クルーダームジム選手と対戦しました。この階級にまた一人大物が来たわけですが、あの試合はどう見ましたか?
狂拳 あの試合の時点では、自分が古村選手とやるのは決まってて、勝った同士がタイトルマッチをやるんかなと思ってて。ただ試合当日はウチのジムの興行があって、僕はセコンドとかにもついてたんであんまり試合が見れてなかったんですよ。でも後で映像を見た時に「ボクシンググローブやん!」って思って。まあ、「そんな感じなんやな」っていう印象だけですね。でも僕がアマチュアで出てる頃からプロでやってた選手やし、いつかやりたいなとは思ってましたけど、俺はOFGがやりたいですね。オファーが来たらやりますけど。
──なるほど。いずれにしても、今度こそタイトルマッチを実現させることを考えたら、より勢いを見せる勝ち方をしたいですよね。
狂拳 そうですね。でもホンマに、「最近の俺、イケるやろ」っていう自信しかないんで。イケるでしょ、俺は。それとさっき言ったジムの興行で、お兄ちゃん(斗麗)もKOでISKAのベルトを獲ったし、弟(田邉謙心)もKO勝ちしてつないでもらったんで、今年、ジムにもう一本ベルトを増やそうかなって思ってます。
──常葉では初の試合になりますが、そこはどうですか?
狂拳 いや、「メチャクチャ遠いな」って(笑)。でも行ってみたいなと思ってたんで、よかったです。SNSとか見てたら食堂とかもあるし、施設がすごそうなんで、興味はあったんですよ。遠いから応援してくれる人とかはちょっと来づらいですけど、一度は経験しとかなアカンやろって思ってたんで。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
狂拳 古村選手には別に何もないんですけど、彼のお兄ちゃん(古村匡平)が、けっこうXでワーワー言ってるんで、今回のテーマは「打倒魔王」でいきたいと思います。自分が勝って、魔王を黙らせようかなと思ってるんで、そのへんに注目してもらえたらと。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
“狂拳”迅
生年月日:2003年12月18日
所属:WIZARDキックボクシングジム
出身:京都府京都市
身長:170cm
戦績:11戦8勝(6KO)3敗

