「鈴木千裕戦で俺は変わった。インパクトを残して勝つ!」

12・9『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』の「スーパーファイト/KNOCK OUT-REDスーパーライト級/3分3R・延長1R」でバズーカ巧樹と対戦するマルコス・リオス。3月大会では鈴木千裕の猛攻の前に1RKO負けを喫したが、その中でも見せた強振は可能性を感じさせた。今回、2度目の来日で彼は何を見せようというのか?

── 3月に鈴木千裕選手と対戦して以来の来日ですが、今、あの試合を振り返ると?

リオス 短い時間で敗れてしまい、残念でした。ただあの試合の経験によって、自分の試合の組み立てを変えるきっかけになりました。

── その時、『KNOCK OUT』というイベント全体にはどういう印象を持ちましたか?

リオス 全ての選手が高いレベルで、大変驚きました。自分の試合にも、大変良い影響を受けました。

── 今回の相手であるバズーカ巧樹選手についての印象は?

リオス 彼の強さはよく知っています。特に左フックなどのパンチが強いので、警戒しています。彼との対戦へ集中して練習してきました。

── 今回はどういう試合をして、どう勝ちたいと思っていますか?

リオス 自分の動きを、日本人選手の動きに対してどう合わせるかを考えて、対策しています。いきなり出ていくかもしれないし、相手の動きを冷静に見て戦うかもしれない。両方を考えていますが、リングでどちらを選ぶかは楽しみにしておいてほしいです。

── 今回勝って、今後『KNOCK OUT』のリングでどう活躍したいと思いますか?

リオス 自分はもちろん『KNOCK OUT』に継続して出場したいと思っていますが、それは全て主催者が選択することです。今後も日本で試合ができるような、インパクトのある勝ち方をしたいと思っています。

── 格闘技、キックボクシングを始めたのはいつですか? その後の格闘技歴も教えてください。

リオス 11歳でスポーツをスタートしました。その頃は楽しく健康のためという感じでしたが、13歳からファイトスポーツを始め、15歳でプロデビューしました。



── ニックネームの“WASABI”の由来は?

リオス “WASABI”というニックネームは、「強くて辛い!」という自分の印象から名付けられたものです。自分の強さを象徴する言葉として、気に入っています。

── 今回はファク・スアレス選手も来日しますが、アルゼンチンの格闘技、キックボクシング事情を教えてください。イベントも多く開催されているんでしょうか?

リオス アルゼンチンでは、規模も大きくて充実した大会が年々増えています。大会の主催者たちも選手たちも、若い世代が多く活躍し始めていて、この先はもっといい選手たちが出てくると思います。

── もともと日本の格闘技界についてはどれぐらい知識がありましたか?

リオス はい。日本での各団体、選手についてはけっこう知っています。武尊選手のことも知っています。

── バズーカ選手に対してメッセージがあればお願いします。

リオス 一言、「やるだけ!」。自分は今、とにかく試合に集中しています。

── 今回の試合で、一番注目してほしいポイントは?

リオス アルゼンチンのジムでは、自分の練習のために全ての力を集中してサポートしてくれました。コーチと一緒に、日本での試合で勝てるように集中しています。そんな自分が勝つ様に注目してほしいです。

── 分かりました。ありがとうございました!

プロフィール

マルコス・リオス 所属:アルゼンチン 生年月日:1999年12月11日 出身:アルゼンチン・ブエノスアイレス 身長:167cm 戦績:75戦71勝(40KO)4敗
獲得タイトル:ISKAムエタイ・アルゼンチン・スーパーライト級王者、WBCムエタイ・アルゼンチン・スーパーライト級王者、WKFインターナショナル・スーパーライト級王者、WKFサウスアメリカ・スーパーライト級王者、WKFアルゼンチン・スーパーライト級王者、BOSCH TOURインターナショナル・スーパーライト級王者、SUPER 8 インターナショナル・スーパーライト級王者