2月19日(木)、沖縄・那覇市の首里城公園・守礼門前にて、4月18日(土)KNOCK OUTが沖縄初開催となる沖縄コンベンションセンター大会「REMY presents KNOCK OUT.63 KNOCK OUT SPRING FES in OKINAWA」の第1弾カード発表会見が行われた。

KNOCK OUT代表・山口元気(以下山口)は、司会の中元翔一アナウンサーとともに、この日のために特別に作ったというKNOCK OUTロゴ入りのかりゆしウェアで登場。このシャツは当日、会場で販売されるという。
山口は「沖縄の格闘技を盛り上げるため、東京に負けないカードを持ってきた。当日までは沖縄のTVで大会CMを大量に流し、また沖縄の街をKNOCK OUTの二階建てバスがグルグル回るので、見かけたらハッシュタグをつけてつぶやいてほしい」と語った。当日、大会の模様はU-NEXTで独占生中継される。
また、この大会に向けてKNOCK OUTでは「サポーターコース」を新設。1口5万円から大会を応援でき、特典も用意されている。詳細はKNOCK OUT公式サイトにて。


メインイベントとして発表されたのは、漁鬼vsシッティチャイ・シッソンピーノンのKNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級タイトルマッチ。漁鬼は同級暫定王者だったが、山口から正王者・海人の王座返上が発表され、これにより漁鬼が正王者(第2代)として今回の初防衛戦を迎えることとなった。沖縄での初の大会に世界レベルの強豪シッティチャイのカードを組んだ山口は「ぜひ沖縄のお客さんにレベルの高い試合を楽しんでほしい」と自信を見せた。


地元での初開催でメインを務め、かつ世界屈指の強豪を相手に防衛戦を行うことになった漁鬼は「地元・沖縄で世界のトップファイターとKNOCK OUTのタイトルを懸けて戦えることを光栄に思います。実績はシッティチャイ選手の方が上だし、『まだ早い』と思うファンもいると思いますけど、自分はシッティチャイ選手に勝てる戦略を見出しているので、楽しみにしてほしい」と語った。


一方、これがKNOCK OUT2戦目にして、連続で歴代王者に挑戦することになるシッティチャイは「漁鬼は本当に強い相手なので、一生懸命に戦う。世界レベルの選手がどういうものなのかを見せる」とコメント。


地元で一番の強敵を迎え撃つ漁鬼は「KNOCK OUTでは8戦して4戦でベストバウト賞を受賞し、ベストKO賞をもらったこともあるので、今回も観客が盛り上がる試合をする。過去の地下格闘技も含め、地元で声援を受けての試合で負けたことがない。会場に応援に来てほしい」と意気込んだ。
KNOCK OUTが初めて沖縄で開催するビッグマッチ、そのメインとなる漁鬼とシッティチャイのタイトルマッチはどのような展開、どのような結果となるのか。大会成功のカギを握るメインに注目だ。



続いて発表されたのは、「渡慶次幸平 引退記念スペシャルマッチ(2分2R)」渡慶次幸平vs鈴木千裕。両者のコメントに先立ち、山口が同じジムの元選手・炎出丸の引退時のエピソードを披露。引退記念エキシビションの当日、相手を務める小笠原瑛作のところにやってきた千裕は「先輩、本気でやってぶっ倒すのが後輩の責任ですよ!」と熱く語ったのだという。山口は「千裕の本格復帰に向けて、大きめのボクシンググローブとすね当てをつける形で、リングの感覚を取り戻すいいウォーミングアップにできれば」と語った。


千裕は苦笑いしつつも、10年ほど前に一緒に下積み時代を過ごした先輩の渡慶次に対して、「思いっきりぶん殴るのが敬意というもの」と正面衝突を宣言。「100%の鈴木千裕が見られるのか」との問いには「それは当日のお楽しみで」と答えた。


千裕の言葉に「当日は千裕の通常体重に合わせて70kgまで落として臨む」と語った渡慶次は「三日月蹴りをぶっ刺します。自分が刺すのが先か、千裕のパンチが当たるのが先か」と、こちらも真っ向勝負を宣言。先輩後輩の遠慮ないぶつかり合いは当日、沖縄の会場を大きく沸かせることになりそうだ。

同大会では龍聖が沖縄で初試合。KNOCK OUT-BLACKフェザー級の一戦で、ドイツから初来日のアレン・クラークと対戦する。琉球王朝に由来する沖縄の伝統衣装「琉装」に身を包んで現れた龍聖は、「沖縄が大好きで、今日もせっかくだから沖縄らしい格好をと考えていたら、(同じ会見に参加した)壱・センチャイジムが琉装を提案してくれて、奥さんが店も紹介してくれた」とのこと。


対戦相手のクラークを「パンチ主軸で接近してくる、いかにもヨーロッパ・スタイルの選手」と評した龍聖は、「僕の美しい、教科書みたいな龍聖スタイルは唯一無二だと思うので、このスタイルで12月以上の衝撃的なKOをするのが仕事。ハイキックでKOしたい」と語った。何度も旅行で訪れている沖縄で試合をするのは、特別な気持ちがあるという。
「カリスマ継承」を掲げて邁進する龍聖は、沖縄の地でどんな闘いを見せるのか?



沖縄出身の壱・センチャイジムは、タイのクルンタイ・ティーデッド99とKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級で対戦。上京してからプロデビューした壱は、これが43戦目にして初の地元での試合。壱は会見の4日前、2・15KNOCK OUT後楽園で前田大尊にダウンを奪われ判定負けを喫したが、その前のダウンをレフェリーが見逃したとして抗議。後日審議の予定となっているため「自分では勝ち」として今回の試合に臨む。


相手のクルンタイは山口がずっと呼びたかったという攻撃的なタイ人で、壱も映像を見て思わず「けっこう強いですね」と言ったという。
壱は故郷・沖縄での試合に「上京して10年になるが、格闘技を通して変わった自分を見せて恩返しができたら」と語った。



山口が自信を持って送り出す、今大会の隠し球とも言えるカードが、スパイク・カーライルvs木村“フィリップ”ミノルのKNOCK OUT-UNLIMITED -73.0kg契約の一戦だ。スパイク・カーライルは昨年12月30日の代々木第二大会でKNOCK OUTに初参戦、初のUNLIMITED戦で空手の宮原穣に勝利している。木村は3年ぶりのKNOCK OUT参戦で、UNLIMITEDはこれが初体験。この対戦はカーライルが熱望したものなのだという。


木村は「自分の人生でも一番の強敵で、最高のチャレンジができてワクワクしている」とコメント。UNLIMITEDルールへの準備に関しては「MMAだと思って、MMAの練習をしている」と語った。


カーライルは「沖縄は素晴らしいところ。今日は沖縄っぽいシャツを着てきた。木村はバッドガイのように振る舞っているが、実際は優しい心の持ち主。2人ともパワーがあって相手を仕留める力があるので、すごい試合になると思う」と語った。
なお山口はこのカードについて「ドーピングチェックはしっかりやります」と付け加えた。



その他に発表されたカードは以下の通り。地元選手たちが多く参加した前半の会見では、UNLIMITEDで戦う中村悠磨と福永輝の2人が「バチバチの殴り合いを」と意気込み、KNOCK OUT常連でもある下地奏人は連敗からの再起へ決意を語った。また河崎鎧輝は「同じ中学で5個上の先輩」という上汰に「県外の選手とやりたかった。何もさせずに勝つ」と挑発。さらに「プロデビューしてからアマチュアに出たりしているのはどうなんだ」と問い詰めるなど不穏な食う気を漂わせた。


▼KNOCK OUT-UNLIMITED -61.0kg 契約
中村悠磨 vs 福永 輝


▼KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級
下地奏人 vs YUZUKI BRAVELY


▼KNOCK OUT-BLACKフェザー級
玖村修平 vs 辰樹


▼KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級
新田宗一朗 vs 我如古優貴


▼KNOCK OUT-REDフェザー級
慧 vs 平野凌牙


▼KNOCK OUT-BLACKフェザー級
河崎鎧輝 vs 上汰


▼KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級
渡口耀 vs 井原駿平


▼KNOCK OUT-BLACKバンタム級
川端駿太 vs 小島慎太


▼KNOCK OUT-RED -54.0kg契約
利共 vs 祖根亮麻


▼KNOCK OUT-BLACK スーパーバンタム級
知花優太 vs 弘樹


▼KNOCK OUT-BLACK フライ級
久貝飛雄馬 vs HARU