「自分は“野生”。パンチ力とフィジカルには自信があるし、本能で殴り倒す」
4・18「REMY presents KNOCK OUT.63 KNOCK OUT SPRING FES in OKINAWA」の[KNOCK OUT-UNLIMITED -61.0kg契約/3分3R]で中村悠磨と対戦する福永輝。プロボクサーでのキャリアを経てMMAに転向した福永だが、もともとは地下格闘技出身。以前からMMAに興味があり、実際にボクシングよりもMMAの方が自分に合っていると感じたという。初参戦のKNOCK OUT・UNLIMITEDルールでどんなインパクトを残すか?
――福永選手は今回がKNOCK OUT初参戦ですが、最初にオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
「自分は漁鬼さんと知り合いで、漁鬼さんから沖縄でKNOCK OUTの大会があることを聞いて『出たいです』という感じで言っていたんですね。それで正式に試合が出来てラッキーだなと思いました」
――KNOCK OUTというイベントには、どんな印象を持っていますか?
「僕、2024年の年末に与那覇壱世(壱・センチャイジム)さんの応援で横浜武道館に行ったんですよ。その時に初めてKNOCK OUTの会場に行って、かっこいいイベントだなと思って、チャンスがあれば出たいと思っていました。しかもその大会くらいからUNLIMITEDルールが始まって、ちょうど自分もMMAをやっていたのでUNLIMITEDルールに興味があったんですよね。それから1年ちょっとして正式にオファーが来たんで、本当にラッキーですよね」
――福永選手の基本的なプロフィールも聞かせてください。もともとプロボクシングをやられてたんですよね?
「自分は小さい頃から野球をやっていたんですが、中学校で色々あって野球を辞めて、そこからフラフラしていたんですよ。そしたら地元の先輩たちが地下格闘技の試合に出るようになって、僕も腕っぷしには自信があったから、自分もやってみようと思って、最初は遊び感覚で(格闘技を)やっていました。そしたら自分が思った以上に強いことが分かって、自分も地下格闘技の試合に出始めたんです。そこでも誰にも負けなかったし、このレベルでやっていても意味がねえなと思って欲が出始めて。最初は山本“KID”徳郁さんもいるし、MMAをやろうと思ったんですけど、近所にジムがなかったんです。それで自分はパンチが得意だったからボクシングジムに入ってプロになって…という感じですね」
――福永選手はプロボクシングでも実績を残していますが、そのままボクシングを続けようとは思わなかったのですか?
「最初はずっとボクシングをやっていたんですけど、沖縄にいると試合が組まれにくいんですよ。東京から選手を呼ぶのも簡単ではないし。しかも自分は強いけど上位ランカーではなくて、中途半端な位置にいたんで試合のオファーも来なかったんです。ようやく試合が組まれたと思っても、のちにチャンピオンになるような選手のかませ犬みたいな感じで、2連敗しちゃったんですよね。それでモチベーションが落ちて、沖縄を出てボクシングを続けようと思ったんですけど、ジムのこととか色々と難しかったり、僕自身もルーズな部分があったり。ボクシングは決まり事が多くて厳しいじゃないですか。それでまたモチベーションが落ちちゃって…これは逃げなんですけど、モチベーションの低下を言い訳にしてボクシングを辞めて。ボクシングではA級ボクサーだったので10回戦とか長いラウンドで試合をしていて、どうせやるなら短時間の喧嘩っぽいことをやりたいと思って、もともと興味があったMMAをやろうと。自分の打撃がアジャストしていけば絶対(MMAでも)強いだろうなと思っていたんで、それでそのままMMAに移った感じです。MMAを始めてからキックの試合も合わせて4戦やっていて全勝しています」
――実際にMMAをやってみて、ご自身で「自分はこれが合っている」と感じましたか?
「感じますね。ボクシングは腕2本だけで戦う競技じゃないですか。僕はアマチュアの経験がない叩き上げで、A級になるとアマチュアエリートの選手がめちゃくちゃ強い…というか上手いんですよ。みんなポイントアウトを徹底してやり切るような選手たちばかりで、それにやられて負けちゃうみたいな。4回戦、6回戦、8回戦ぐらいまでは、自分のパンチ力と身体の強さ、気持ちの強さでどうにかなった部分もあったんですけど、それ以上になると駆け引きとか技術とか経験とかがないと勝てない。それが自分には向いてなかったですね。自分はボクシングをやるには乱暴すぎるというか、ボクシングでクリンチとかになるとぶん投げたくなっちゃうんです(笑)。だからもともとMMAには合っていたと思うし、実際にやってみてもそう思いました」
――対戦相手の中村選手にはどんな印象を持っていますか?
「身長が高くて、僕とは20cmぐらい身長差があるんですよね。映像を見る限り、やっぱ高さのプレッシャーがかなりあるなと。デカいけどアウトボクシング・足を使うタイプではなくて、テイクダウンディフェンスも(組みを)切るというよりは、抱えて潰しているイメージですね。普通にいい選手だし、対戦相手からすると勝ちづらい選手ですよね。一通りUNLIMITEDの選手の試合動画を見たんですけど、総当たりのリーグ戦があったら負けないタイプの選手という印象です」
――その中村選手に対してどんな勝ち方を見せたいですか?
「実際にやってみないと分からないですけど、打撃では実力差があると思っていて、僕の方が上だと思います。普通に打撃勝負になると思うし、僕が打撃で圧倒して、テイクダウンも混ぜながら、普通にパウンドアウトかKOを狙っています」
――今後も機会があればKNOCK OUTに継続参戦したいですか?
「僕はMMAを始めて1年半から2年ぐらいで、寝技は逃げることしかできないというか、あまり得意な分野ではないんです。逆にストライキングとパウンドが得意なんで、UNLIMTEDは自分に合っていると思っています。今回の試合に勝って、チャンスがあれば年内にKNOCK OUTのベルトを狙って行きたいです。ボクシングは4回戦、6回戦、8回戦と段階を踏んで上を目指せるけど、MMAやキックはボクシングと違って路線を間違うと上に行くまでに遠回りしちゃうじゃないですか。それでどうしようかなと思っている時に今回の話が来たんで、この流れに乗ってKNOCK OUTのベルトを獲ることが出来たら、色々と視野も広がると思います」
――初めて福永選手の試合を見るファンの人たちに自分のどこをアピールしたいですか?
「ずっとボクシングをやってきて、パンチもそうなんですけど、フィジカルにもめちゃくちゃ自信あるんですよ。この階級でもずば抜けたフィジカルがあると思うので、自分の純粋な力と戦い方を見てほしいですね。自分は“野生”で、本能で殴り倒そうと思っているんで、そこを見て欲しいです」
プロフィール
福永 輝
生年月日:1998年11月24日生
所属:フリー
出身:沖縄県北谷町
身長:164cm
戦績:14戦10勝(7KO)4敗

