「UNLIMITEDルールでは僕が不利だと思われるような相手とやらないと意味がない」

 

4・18「REMY presents KNOCK OUT.63 KNOCK OUT SPRING FES in OKINAWA」の[KNOCK OUT-UNLIMITED -62.0kg契約/3分3R]で安谷屋智弘と対戦する大沢文也。KNOCK OUTではBLACK・RED・UNLIMITEDの全ルールで戦う大沢だが、UNLIMITEDルールは今回が3試合目。「UNLIMITEDルールをやるならテイクダウンが強い選手とやらないと意味がない」と持論を展開した。

――2月の大谷翔司戦は見事なKO勝利でしたね。取材前に調べたところ、2018年12月の恭士郎戦以来、約7年ぶりのKO勝利でした。

「あの時はこのままドローで終わるかなと思いつつ、右ストレートが当たりそうな感じがあって。それで右を打ったらきれいに当たってKO勝ちできました。ただめちゃめちゃ久しぶりのKO勝利で、僕、すげぇ冷静に振る舞っていたように見えたと思うんですけど、あれは冷静だったわけじゃなくてKO勝ちが久しぶりすぎて喜び方が分からなかったんですよ(笑)

――自分でも驚いていたんですね(笑)。

「はい。僕、ダウンを取ったあとにニュートラルコーナーに移動しながら、何回も大谷選手の方を振り返っていて、あれも『これ…このままKO勝ち?』みたいな感じでどうしていいか分からなかったからです(笑)。一応、試合が終わったあとにセコンドの会長と抱き合ったんですけど、会長からも『自分も驚きすぎて喜び方が分からない』って言われました(笑)」

――そんなエピソードもありつつ(笑)、選手として成長している証だと思うのですが、大沢選手はそこはどう感じていますか?

「僕、スパーではガンガン打ち合うし、KOで倒すこともあるんですよ。ただいかんせんメンタルが弱いんで……そこは頑張ろうと思います(笑)」

――大沢選手にとっては今回の安谷屋戦がUNLIMITEDルールは3戦目となります。ルール的にはかなり慣れてきましたか?

「自分はMMAの選手と練習することが多くて、打撃だけだったら余裕なんですけど、組みがあると全然違いますね。やっぱり組みがあると、組みを意識しないといけないから、それで打撃の対処が難しくなることが多いっす。変な話、MMAの選手は打撃の選手に比べるとちょっと打撃がめちゃくちゃというか洗練されてはないじゃないですか。そういう相手の方が意外とやりにくかったりしますね」

――試合を重ねるごとにUNLIMITEDルールの戦い方が分かってきましたか?

「MMAよりもブレイクが早いので、UNLIMITED流の戦い方をしないといけないですよね。自分はMMAの練習もやるんですけど、MMAだったら寝かされると立つ練習をするじゃないか。でもUNLIMITEDは立ち際を狙われる場合もあるから、そうなったら殴らせないでブレイク待ちした方がいいですよね。そういう調整は必要かなと思います」

――今回の試合に向けてはどういった部分を意識して練習していますか?

「自分はMMAの選手と練習する時はUNLIMITEDじゃなくてMMAのスパーリングをやるんで、MMAの方が強くなっちゃって、それがUNLIMITEDに活かせるかどうかは試合までに調整したいですね。例えばテイクダウンされてからの対処とか立ち上がる動きは出来るようになってきましたけど、それがUNLIMITEDで必要かどうかは別じゃないですか。UNLIMITEDの場合は立ち上がるよりも殴られない・蹴られないようにするとか、そっちの方が大事だったりするんで。あとUNLIMITEDの場合はブレイクが早いので、自分が上になったらいかに殴るかがポイントだと思います」

――対戦相手の安谷屋選手にはどんな印象を持っていますか?

「僕、映像はしっかり見てないんですよ。映像を見ても組み技の細かいことが分からないんで。だから組みのところは見ないなど、打撃のシーンだけを見るようにしています。試合を見る限りアームロックの印象が強くて、テイクダウンや組みは強いですよね」

――今後もUNLIMITEDルールで試合をする場合はMMAファイターと戦いたいですか?

「そうですね。自分はそこに意味を感じるんで。MMAでもストライカーと(UNLIMITEDルールで)やるんだったら、キックボクシングでやればいいじゃんと思うんですよ。だからMMAでもテイクダウンが強い選手とやりたいですね。僕が不利だと思われるような相手とやらないと意味がない気がします」

――ぜひ大沢選手にはUNLIMITEDルールでしか実現しない相手・試合をやってもらいたいです。ここからはどんなことを目標に戦っていこうと思っていますか?

「ここで勝ったら6月の代々木大会にも出たいし、次はキック(BLACK)ルールでやりたいですね。相手は外国人選手で。僕、キックではタイ人か中国人としか試合をしたことがないんで、欧米系のゴリゴリのパワーファイターとやってみたいです」

――そう考えるとどんなルールにも対応できる大沢選手はKNOCK OUT向きですね。

「はい。僕もKNOCK OUTに出るようになって、すごくイベントとして可能性を感じているんで、そこに乗っからせてもらいます!」
 

 


プロフィール
大沢 文也
生年月日:1991年9月11日生
所属:ザウルスプロモーション
出身:東京都足立区
身長:173cm
戦績:60戦34勝(4KO)22敗3分1NC
UNLIMITED戦績:2戦2勝
第4代KNOCK OUT-BLACKライト級王者
第7代Krushライト級王者
K-1 WORLD GP 2018 K-1ライト級世界最強決定トーナメント準優勝