高梨玲次郎「自分の勝利で『本当は空手ってメチャクチャ強いんだぞ』とアピールしたい!」

 

 

5・10「KNOCK OUT REBELS SERIES.10」の[KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級/3分3R]で向坂準之輔と対戦する高梨玲次郎。2月と4月にまたがって行われた「UNLIMITED最強ジムはどこだ!ジム対抗3vs3トーナメント」では、計5試合に出場し4勝を挙げて和術慧舟會HEARTSチームの優勝に大きく貢献した高梨は、今回のプロデビュー戦にどんな思いを抱いているのか?

 

 

 

 

 

──ジム対抗トーナメント優勝、おめでとうございます! 優勝への貢献度が高かったですね。

 

高梨 ありがとうございます。まず僕自身、あんな大きい舞台で闘わせてもらったのが初めてだったので、試合数もいっぱいできたし、すごくいい経験になったなと思っています。

 

──2月の一回戦から2試合連戦でしたよね。体力的にキツかったですか?

 

高梨 体よりも、メンタル的にキツかったですね。やっぱり勝っても終わりじゃなくて、常に次のことを考えて闘わなきゃいけないので。

 

──4月のワンデー決勝トーナメントでも勝利して、和術慧舟會HEARTSチームが見事優勝。優勝賞金100万円は、どう分けたんですか?

 

高梨 準決勝の賞金も30万円で、それプラス、チームのMVPでも10万円いただいたので、トータル140万円あったんです。それをリザーバーの岩田も含めて、きっちり4等分しました。

 

──人数で割ったんですね。

 

高梨 そうですね。もともとは試合数で割ろうという話をしていて、一回戦は試合数で割ったんです。僕は2試合やったので、一番多くもらったんですけど。でもそれこそ、決勝トーナメントは市尾(宗太郎)君とか1試合しかしてないので、ちょっとかわいそうだなとなったし、いろいろ助けられたところとかもあるので、やっぱり4等分にしようということになりました。

 

──その賞金も含めて、本当に大きな経験になったのでは?

 

高梨 そうですね。アマチュアで賞金をもらえるなんてこともなかなかないし、初めての経験だったので、すごくよかったです。

 

──大会前のインタビューによると、高梨選手は伝統空手からMMAに入ったんですよね。アマチュアでは何試合したんですか?

 

高梨 キックボクシングが3戦と、MMAが3戦ですね。アマチュアトータルでは、思うようにはやれたかなと思います。

 

──そこまでやってきたことが、トーナメントでも生かせた?

 

高梨 本当に、空手が生きたとしか言いようがないですね。空手の経験がかなり長いので、UNLIMITEDの試合をするというよりも、本当に空手の試合をするぐらいのイメージでやって、それがUNLIMITEDのルールにハマった感じでした。

 

──そして今回は、いよいよプロデビューということになりました。相手の向坂準之輔選手については、どんな印象ですか?

 

高梨 打撃がうまいのはもちろんなんですけど、試合中に冷静なのが一番怖いところだなと思っていて。試合になると、やっぱりどうしてもみんな駆け引きとかが雑になっちゃったりすると思うんですけど、向坂選手はすごく冷静に、うまくボディを散らしたりしているので、そこが一番気をつけるべきところかなと思っています。

 

──ただ、高梨選手も試合中は冷静そうじゃないですか?

 

高梨 そうだと思います。僕も空手でメチャクチャ試合を経験してるので、試合慣れはしてると思います。向坂選手もバックボーンが極真空手ということで、打撃全般に気をつけないといけないとは思うんですけど、僕も試合では打撃で負けたことないので、特にこれといって気をつけるべきところは正直ないかなと思ってますね。それこそ相手は、前回負けた時みたいにレスラーとかでもないので。

 

──では、どう攻めてどう勝ちたいと思っていますか?

 

高梨 前回は勝ち抜き戦で、どうしても次の試合のことを考えないといけなかったんですよね。大沢(ケンジ)さんからも、最後は「もう行くな」って指示が出たりしていて、どっちかというと消極的な試合になっちゃったかなと思ってるんです。でも今回はワンマッチで、倒したら終われるので、前回よりもアグレッシブに倒しに行く試合ができたらいいなと思っています。

 

──今回はブレーキをかけずに行けると。最終的にはどういう形で倒すのが理想ですか?

 

高梨 何なのかは言えないですけど、一番練習している技があるんです。空手の時からの得意技なんですけど、それがうまくハマれば一番いいかなと思います。

 

──それがウワサの「高梨サンダー」?

 

高梨 そうですね。トーナメントでも出してはいたんですけど、まだそれで倒せてはいなので、それで倒せれば一番いいかなと思っています。

 

──プロデビューという点についてはどうですか?

 

高梨 格闘技を始めて、まず「プロになる」ということが一番最初のちっちゃい目標でもあったので、そこは純粋にうれしいですね。ただ、今は自分普通に会社勤めをしているので、本当の意味でプロかというと、まだまだ全然そんなことないと思うんです。この6月末でその会社も退社することにもなっているので、節目としても勝ちたいです。

 

──その後は格闘技一本ということですか?

 

高梨 一応、HEARTSでインストラクターをさせてもらいながらという感じです。

 

──プロデビューという「ちっちゃい目標」が叶って、その後の大きな目標は?

 

高梨 今、目の前の目標は、まずUNLIMITEDでチャンピオンになることです。で、もともとMMAをやっていたので、ゆくゆくはMMAでチャンピオンになることが一番の目標ですね。どこの団体というのは特に決めてないですけど。僕は団体とかには大きいこだわりはないんですけど、とにかく「一番強くなりたい」というのが昔からあるので、国内で言ったらRIZINだし、ゆくゆくは世界でと考えています。

 

──まず当面は、UNLIMITEDでトップまで行くと。

 

高梨 そうですね。UNLIMITEDは自分に向いていると思いますし。そのためにもこのデビュー戦からしっかり勝ちたいです。

 

──では最後に、当日の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

高梨 まず一番は、僕のこの空手のスタイルを見てほしいです。伝統派空手って、今でこそ堀口恭司選手とかの活躍で世間的にも「実は強い」みたいな評価をされるようになったと思うんですけど、やっぱり寸止めだったりするところで、自分の空手に自信を持ってない人がすごく多いイメージがあって。だから「本当は空手ってメチャクチャ強いんだぞ」というところを証明できたらいいなと思っています。

 

──分かりました。ありがとうございました!


プロフィール
生年月日:2003年1月7日
所属:和術慧舟會HEARTS
出身:千葉県八街市
身長:163cm
戦績:本大会がプロデビュー戦