2026年8月8日(土)大阪・タケダハムはびきのコロセアムで開催される『KNOCK OUT.67~KNOCK OUT SUMMER JAM in OSAKA~』の記者会見が6月22日(月)都内にて行われ、第一弾対戦カードが発表された。


 久井大夢(TEAM TAIMU)のアピールを受けて、開催が決定したKNOCK OUT初の大阪大会。昨日は、KNOCK OUT-REDスーパーライト級タイトルマッチで3.1kgも体重を超過した王者デンサヤーム・ウィラサクレック(減点2からのスタート)と対戦するも、久井は決め手に欠けてドローに終わった。

 会見に同席したKNOCK OUT・山口元気代表は「本来であれば勝って、ベルトを巻いて勝利報告をする考えだったんでしょうけれど。相手の体重が重かったというのもあるかもしれないですけれども、ポイントハンデをもらっている中でドローというのは、久井君は負けに等しい内容だった」とダメ出し。

 今回の対戦相手は調整中であり、「どういった試合内容を見せてくれるかというのを本人と話し合いながら、発表したいと思います。65kgの久井大夢が適性かどうかも分かるような対戦相手を考えたい」と階級を上げたばかりのスーパーライト級での査定試合になるという。

 会見に出席した久井は「ここ何戦かいい結果を残せていないので、しっかり1からやり直して必ず勝ちます」と意気込む。

 デンサヤーム戦については「相手は強かったですね。普通に自分の実力不足やなという感じです。昨日の試合で思ったのは、自分が倒される覚悟みたいなのが足りなかったなと。試合が終わっても次の日から練習も試合もできるぐらいの状態なので、それはやっぱり良くないのかなと思います」と猛省。「もしダウンしたら……とか考えたり、プロデビューして1~3戦目ぐらいの時はそんなことを考えてもいませんでした。最近の試合でそういう守りの部分というか、気持ちの面で持っているから、ああいう試合になるのかなと思ってます」と、守りに入っている自分がいたことで消極的な試合になっていたと明かす。


 自身のアピールで実現した大阪での開催となり、「メインやと思うので、求められてることもありますし、8月にしっかり勝つために、KOで勝つために昨日の試合はあったのかなと。次の試合はKOで勝つことは大前提で。試合に対しての気持ちの面やったり、実力的にもそうですけれど、自分の実力がまだまだだなと今思っているので、そこを改善して次につなげたい」とすでに前を向いているという。

 現在調整中の対戦相手については「こだわりは特にないですけれど、弱い選手を当てられるとか、自分はそんな試合はしたくないので」といい、最後に「また今日からやり直して、しっかり次に向けて作っていくので、ぜひ会場まで応援に来てください」とファンにメッセージを送った。


■KNOCK OUT-RED女子ライトフライ級王座決定戦 3分3R・延長1R
小林愛理奈(FELLOW GYM)vsサネーガーム・サックチャムニ(タイ)

 KNOCK OUT2戦目となる小林が、パンちゃん璃奈と堀田優月に勝利しているサネーガームとKNOCK OUT-RED女子ライトフライ級王座を懸けて対戦する。

 会見に出席した小林は「サネーガム選手に勝てる日本人がいないんじゃないかと思われてると思うんですけど、逆にオープンフィンガーグローブを付けた自分に勝てる人はいないと思うので、当日はしっかりKOして圧勝したいと思います」と圧勝予告。

 サネーガムの印象については「身長の高さを活かして首相撲とヒザ斬りを極めている感じが賢い戦い方だなと。試合映像を見ると、強い日本人選手やってるけど、みんな戦い方がサネーガム選手に合わせちゃってるというか。やからサネーガム選手が余計に強く見えるところもあると思うんですけど、私は背の高い相手は得意やし、背の高い人なりにデメリットもあるんで、そういうところを突いていけば簡単に倒せるんじゃないかなと思っています」と問題ない相手だという。

 大阪での試合となり、「地元は兵庫県なんですけど、応援はたくさん来てくれると思うので、結構見せ付ける試合をするのが好きなんで、しっかりいろんな人に見せつけたい」とモチベーションは高い。

 相手が首相撲を仕掛ける可能性もあるが、「自分は組まれる前に倒したいな、と。この前の試合も相手が組む前に距離を取って飛び込んでみたいな感じで倒したので。自分は結構じわじわ詰めるタイプなんですけど、ムエタイをやるようになってからは首相撲されたくないので、ステップを踏むようになって素早くなりました。いざ組まれてもしっかり対処できるように準備はするんですけど、理想は組ませずに倒す感じです」と組まれる前にKOするという。

 サネーガム対策については「何でみんな同じ負け方するんやろと思います。自分は試合動画を見て分析するタイプで、サネーガム選手はめっちゃワンパターンやし、対策を徹底したら当日は簡単に倒せるんじゃないかなと思ってます。ナメてるわけじゃないんですけど、大丈夫だと思います」と自信満々。

 最後に「昨日のKNOCK OUTで森岡悠樹選手と晃貴選手の試合がすごく自分に響きました。ダブルアップボーナスを前回の試合で自分は狙ってたんですけど、山口さんの心を動かすというのは、こういうことかと思いました。自分は他人の試合で感動することはないんですけど、泣きそうになったくらいでした。本当はそんな打ち合う試合をやりたいんですけど、サネーガム選手は打ち合うことは絶対ないと思うので、今回はどっちかというとメインの龍聖選手のように圧倒的な差を見せてボコボコにして、何の心配もなくしっかりKNOCK OUTのベルトを巻きたいと思います」と力強くベルト奪取宣言した。

 なお、サネーガムからは「また、日本での試合が決まり嬉しく思っています。今回の試合がタイトルマッチに決まったのでドキドキしています。タイ女子選手として初めてKNOCK OUTのチャンピオンになり、ベルトをタイに持ち帰ります。応援してください」とのコメントが届いている。


■KNOCK OUT-REDフェザー級王座決定戦 3分3R・延長1R
スラサック・クルーダームジム(タイ/クルーダームジム)vs“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)

 K-1からKNOCK OUTに戦場を変え、4戦4勝4KOとパーフェクトレコードを誇る迅が、古村光に判定勝ちし、福田海斗と1勝1敗のスラサックとのKNOCK OUT-REDフェザー級王座決定戦が決まった。

 KNOCK OUT5戦目でタイトルマッチに辿り着いた迅は「リングから山口さんと名前を呼び続けて、好きな人から連絡が返ってきたという感じです(笑)。僕はKNOCK OUTで思い出作りをしにきたつもりもなく、冷やかしに来たつもりもなくて、僕はデビューから怪我やったり、いろんな入院とか手術とかを乗り越えて簡単にここまで来てないんで。僕は毎試合最後やと思ってリングに上がってます。なので最近どの団体が上とか下とか言う人いますけど、僕はこのルールでどこまでやれるかという思いだけで戦ってます。なので、その挑戦をさせてくださったK-1さん、そして受け入れてくださっているKNOCK OUTさんにはすげえ、感謝しています。K-1選手としてだけじゃなくて、KNOCK OUTで戦った辰樹選手、皆川裕哉選手、竹内賢一選手、そして古村光選手の思いを背負って僕がベルトを獲ります」と気合十分。


 対戦相手スラサックについては「初のタイ人との対戦ですが、古村戦の前に行ったりと、よくタイで練習すのでタイ人の怖さは全くないです。気をつけるのはヒジくらいじゃないですかね。ヒジさえもらわなかったら勝てるなと思っています。試合は噛み合うんじゃないかなと。どっちかが倒れるKNOCK OUTらしい試合ができると思います」と自信を見せる。

 相手が首相撲を仕掛ける可能性もあるが、「この4戦で首相撲をしてないですけど、マジでできるので。その辺も見せたいなと思いつつ、そういう展開になる前に4戦KOしてるので今回も終わらせられるかなと思います」といい、「今までヒジで切りたいと言って、一発しか出したことがないので、今回はヒジを狙っていこうかなと思います」とニヤリ。

 今後については「ベルトの先には色々考えていることがあるので、とりあえずベルトを獲ることが今の目標なので、ベルトを獲ってから動きたいと思います」と答えた。

 なお、会見を欠席したスラサックからはメッセージが届いており、「3度目のKNOCK OUTでの試合が決まり、嬉しいです。先日ラジャナムナで1RKO勝利できたので、コンディションはとても良い状態です。チャンピオンになって、定期的にKNOCK OUTに参戦したいです」と読み上げられた。


■KNOCK OUT-BLACKバンタム級 3分3R
一輝(若獅子会館)vs小島慎太(KINGS)

 第7代Krushバンタム級王者に輝き、K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント準優勝の戦績を持つ壬生浪一輝が2024年3月20に日のK-1での試合を最後に引退していたが、KNOCK OUTで“一輝”(本名は松本一輝)のリングネームで復帰することが決定した。山口代表によると、「面白い会見する人っていう認識があったんですけど、僕は実際あまり知らなかったんですが、KNOCK OUTのHPのプロ選手応募フォームに応募があり、うちのスタッフが騒いでいました(笑)」と意外な形でKNOCK OUT参戦を果たすことになった。

 今回は大阪大会だけに、道頓堀の「グリコサイン」の看板と同じく、白のタンクトップ姿で駆け付けた一輝は「皆さん、お待たせしました! お待たせし過ぎたかもしれません。若獅子会館のやる気、元気、一輝! どうも一輝です。今回2年8カ月ぶりのワシの復帰戦。 復帰は7回引退している師匠譲りじゃ! ワシは何回も引退はせえへんけど、ワシもそこを継いで復帰しました。今回復帰しようかなと思ってKNOCK OUTのHPで応募したら、今大阪住んどるから『大阪大会どうですか』と来たから、ワシに任しとけ、ということで、今回参戦決めました。大阪、ワシがでかい花火ぶち上げます。以上です」とK-1グループ時代の記者会見と同じテンションでコメントするも「2年半ぶりやから、大仁田厚さんの話し方をちょっと忘れてもうてるわ。自分の記者会見ちゃんと見てくるべきやったわ」と以前プロレスラー大仁田厚さんのモノマネでやっていたことを忘れており、苦笑い。


 復帰を決めた理由とKNOCK OUTのリングを選んだ理由を聞かれると「引退した時は(リングに)もう戻ってくることはないと思っていたけど、1年前ぐらいにやっぱし、ワシは戦ってる時が一番自分らしくいられると思って。そこからちょっとずつ練習を増やしていって、ワシも結婚もして子供ができて、大五郎っていう子供がいたんですけど(K-1グループ時代の会見に登場していた赤ちゃんの人形)、3人目の大五郎に飯を食わせなきゃいけないから、今回復帰することを決めました。KNOCK OUTは今格闘技で一番盛り上がっているから、復帰するならKNOCK OUTさんでということでお願いしました」と説明。

 対戦相手の小島は一輝と同じく福岡県出身で4戦4勝(2KO)の戦績を持っており、「小島選手はKO率も高くてアグレッシブな相手だと思う。そして相手も九州出身。ワシも九州出身ということで、大阪で九州男子のバチバチのぶつかり合いを見せられると思うので、そこは期待しておいてください」と激闘を予告する。

 空白の2年間について聞かれると「引退しちゃったから修行を積んでました。(何の修行か)そこまで深掘りするか! それは色々じゃ!」といい、復帰しての目標については「親父として、ファイターとして、子供に親父の姿を見せていきたい」と会見のブランクもあったことで、答えにキレはなく戸惑っていた。


■KNOCK OUT-BLACK -66.0kg契約 3分3R
中島玲(KNOCK OUT クロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー)vs櫻井博(多田ジム)

 6月7日の『KNOCK OUT REBELS SERIES.11』で井原浩之に判定勝ちして復活した中島が凱旋試合、INNOVATIONウェルター級王者・桜井と対戦する。

 会見に出席した中島は「今回の相手とは1回スパーリングしたことがあって、その時はユリアン(・ポズドニアコフ)とやる前でずっと『中島選手とはスパーリングしたくない』という感じだったんですけど、ユリアン戦後は『スパーリングしようよ』という感じになって。案の定、ユリアンみたいな戦いをしてきて、こいつ舐めてるなと。その時は左フックで失神させました。今回、試合が組まれたということは、向こうも勝てる自信があると思ったからで、今回は大の字じゃなくて九の字で悶絶させようかなと思ってます。生物的に自分の方が強いので、なめんなよと。久しぶりに対戦する前からめっちゃイライラするというか、ふざけんなよ」と怒りを露わにする。


 ここ数戦は勝ったり負けたりの試合が続いていることで焦りがあるかとの問いには「過去も戦績も変えられないし、不甲斐ない試合をしている事実も変えられないけど、これからの自分の試合次第であの時の負けがあって良かったなと思ってもらえるように、これからの試合内容で変えられると思ってるんで。俺は自分を天才だと信じて、その上で人一倍努力すると決めてます。死ぬほど練習してますけど、練習してるからといって、強くなるわけじゃないし、練習で強いやつはいくらでもいるけど、本番でそれを出せなかったら、何の意味もないんで、早く進化した姿を見せたい」とした。

 今後の展望を聞かれると「前回の試合では勝ったんですけど、やっぱりみんなから求められているのはKOやし、それを見せられていないのは不甲斐ない。次の大阪大会でそういう試合をしないと、プロとして次はないと自分でも分かっています。次の試合は自分の勝ち方が問われるので、しっかり勝ち方にこだわります。まずはスタートラインにちゃんと戻れるように、先のことは考えず、まず目の前の試合をKOで見せます」と目の前の試合に集中しているとした。