「選手として生まれ変わって、これからが本番。どういう勝ち方をするか見てほしい!」

 

 

7・20「KNOCK OUT REBELS SERIES.12」の[KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級/3分3R]で久貝飛雄馬と対戦する渡部惺。3月に他団体でKO負けとなり、その悔しさから「生まれ変わった」という彼はどんな闘いを見せようとしているのか。そして彼が今のKNOCK OUTに思っていることとは?

 

 

 

 

 

──KNOCKOUTでの試合は昨年11月以来になりますね。

 

渡部 はい。試合自体はその後、今年の3月にKPKBでやりました。ひどい内容でしたけど。

 

──3RKO負けという結果は来ているんですが……。

 

渡部 自分がダウンを取られて、下を向いていてレフェリーが止めてるのに、相手が蹴っ飛ばしてきて、それが後頭部に当たって失神しちゃって、続行できなくてKO負けになりました。

 

──なるほど……。ではかなり不本意な結果だったんですね。では今回はその鬱憤を晴らしたい?

 

渡部 はい。前回負けてから悔しくて、自分なりに練習量も増やしたので、今が一番、格闘技に真剣になってるかなという感じです。

 

──今回は常葉での試合になりましたが、相手の久貝飛雄馬選手の印象は?

 

渡部 スタミナがあってパンチが重そうな感じですね。パンチは警戒していますし、その圧に負けないようにしっかり相手への対策練習をやっています。練習通りの試合に持ち込みたいですね。

 

──その上で、最後はどう勝ちたいですか?

 

渡部 できればKOで勝ちたいですけど、いつもKOを狙いすぎちゃって、動きが硬くなっちゃってるので、倒すことばかりにこだわらないように、まずしっかり自分のリズムに持って行ってから、チャンスがあれば詰めていって倒したいなと思います。

 

──昨年6月に常葉でデビューして1年、5試合を経験しましたが、ここまでは自分ではどうですか?

 

渡部 今までの試合は、自分的にはいい試合がないし、前回負けてから逆に自分は生まれ変わったと思うので、次の試合からがプロとして本番だと思っています。だから次は、前の自分とはちょっと違うところを見せたいなと思います。

 

──今までと違うという部分で、練習ではどういうところを一番心がけていますか?

 

渡部 今まではスタミナの使い方がよくなくて、いつも1Rとかはあんまり攻められなかったので、今はスタミナをつけて、今までで一番キツい追い込みをしています。だから練習から違うなという感じがしています。

 

──なるほど。

 

渡部 相手がけっこうスタミナのある選手なので、それに勝つぐらいの勢いでいきたいです。

 

──この間に、お兄さんの渡部蕾選手はWBCムエタイの日本タイトルを獲って、8月には防衛戦もあります。お兄さんの活躍は刺激になっていますか?

 

渡部 お兄ちゃんのことは、別にそんなに意識はしてないんですけど、周りからはやっぱり比べられるので、「いずれ超えてやるから。うるせえよ」っていつも思ってます。でも自分の方がプロデビューとかも先にしてるし、自分もまだ若いので、いずれ超えればいいかなと思ってます。

 

──では、「ここは負けてないぞ」と思っているのはどういう部分ですか?

 

渡部 フィジカルとかの部分ですね。アイツは体重が軽くてスピードが速いだけなので。オープンフィンガーグローブだから倒してるだけだと思うんで。

 

──厳しいですね(笑)。

 

渡部 でも、WBCムエタイは5Rあるし、ミットはアイツの方がたくさんやっていて、スピードとか反射神経は俺よりあると思います。

 

──ちゃんと認めるところはあると。やっぱり兄弟2人で活躍していきたいですか?

 

渡部 そうですね。まあそれもあるんですけど、最近のKNOCK OUTは他団体から来た選手ばっかなのに、チャンピオンも含めてKNOCK OUTの選手たちが誰もそこに食いつかないじゃないですか。大泉のみんなも、そこは気に食わないなと思ってます。

 

──なるほど。

 

渡部 この間の代々木第二大会もそうでしたよね。他団体から来たヤツらが上の方の試合にたくさんいて。大泉の中でも一番、他団体から来たヤツらが気に食わないと思ってるのが、自分たち兄弟2人なんで。自分たちで他団体から来たヤツらをどんどん潰していきたいです。他団体から来たヤツらはKNOCK OUTの選手になったとしても、同じKNOCK OUTのチームだと思ってないんで。とりあえずソイツらに負けないぐらいの活躍をしていきたいです。

 

──ではそのKNOCK OUTでは、今回勝った後はどうしたいですか?

 

渡部 今回いい勝ち方して、できれば今回9月とか10月とか、どこかで後楽園大会に出たいです。それがまだ早いって言われるんだったら、自分でも今回がスタートだと思ってるので、あと2戦ぐらいやって。でも今年中には絶対に東京で試合したいです。

 

──そうか、まだ常葉で4試合、福岡で1試合だから、東京では試合してないんですね。

 

渡部 そうなんです。周りの友達からも「何で東京やらないの?」って言われるんですよ。そこも、言われたままなのも悔しいので、今回頑張っていい勝ち方をして、できれば東京でやりたいです。

 

──なるほど。

 

渡部 別に常葉がイヤというわけじゃないんですよ。デビューした会場だし、食堂のおばちゃんたちも応援してくれるので、好きな会場です。現地まで応援に来てくれて、花束もくださっている方がいるんですけど、2戦目の後はお仕事とかで来れていなくて、今回はインスタで連絡させてもらって、来てもらえることになったんです。その方々とか「生で見たい」と言ってくれている友達とかにも、勝っていいところを見せたいですね。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

渡部 やっぱり、自分の生まれ変わった姿に注目してほしいです。相手も今までで一番強い選手だと思っていて、前回負けたのに強い選手を当ててもらえたのもうれしいので、そこでどういう勝ち方をするかを見てほしいですね。

 

──分かりました。ありがとうございました!


プロフィール
渡部惺
生年月日:2009年9月8日生
出身:東京都練馬区田柄
身長:165cm
戦績:4戦3勝(2KO)1敗
KNOCK OUTアマチュア・ジュニア50.0kg優勝
KNOCK OUTアマチュア・アダルト55.0kg優勝
KNOCK OUTアマチュア・ジュニア52.5kg優勝
KNOCK OUTアマチュア・ジュニア50.0kg優勝
KNOCK OUTアマチュア・ジュニア50.0kg優勝
KNOCK OUTアマチュア・ジュニア45.0kg優勝