「相手がどうというよりも前回の負けを払拭したい。面白い試合をしようという気持ちで戦えば自然に勝ちにつながる」

 


7・20「KNOCK OUT REBELS SERIES.12」の[KNOCK OUT-UNLIMITED -61.0kg契約/3分3R]でリー・シューハオと対戦する中村悠磨。4月の沖縄大会では福永輝の強打に沈んだ中村だが、すぐに敗因を自己分析して、一日も早い再起のチャンスをうかがっていたという。中村は台湾からの刺客シューハオから復活の勝利を収めることができるか?

 

 

 

――4月の沖縄大会では福永輝選手にKO負けという結果に終わりました。あの試合の敗因はなんだったと分析していますか?
 

中村 前回の試合は一発を狙いすぎちゃいましたね。僕のファイトスタイルは、普段の練習もそうなんですけど、ボクシングが得意なのでパンチ主体で試合を進めていくんですよ。でも前回は相手がボクシングで実績がある選手なので、パンチじゃなくて相手が慣れていない蹴りでいこうと思ったんです。それで前蹴り、ヒザ蹴り、蹴りじゃないけどヒジを狙っていたんですけど、そこを狙いすぎましたね。あとは福永選手がガンガン入ってくるタイプだと想像していたのですが、意外と距離を取って様子を見てくる感じだったんです。それで僕も狙い待ちになって手が出ず、お互いに衝突する感じで一発バーン!ともらっちゃいました。それまでほとんど蹴ったことがなかったのに蹴りを軸に考えて、ヒザ蹴りを狙いすぎて手が出なくて……全体的にやり慣れていないことをしすぎたと思います。
 

――事前に相手のことを想定しすぎていたのでしょうか?
 

中村 そうですね。試合中に『あれ?思っていた相手の動きと全然違う…』となって。僕もいつもと全然違う動きをしちゃっているし、色々と噛み合っていなかったですね。
 

――中村選手の手数の少なさはそういうところも原因だったんですね。では福永戦はVS対戦相手というよりも試合までに自分をどう作っていくかというところに反省点があったという捉え方ですか?
 

中村 もっと試合で蹴りやヒザ蹴りを出し慣れてから、そういう作戦を立てるべきだったなと思いましたし、結局試合は自分の得意なところをぶつけるものだなって。そういう学びがありましたね。
 

――それでいえば中村選手は2戦目でカルロス・モタと対戦して、パンチを効かせる場面も作っていたわけで、パンチ=自信を持って勝負できる武器ですよね。
 

中村 それも思いましたね。試合には負けちゃいましたけど、すぐ福永選手とパンチでやり合ってみたいなという感じの気持ちもありました。
 

――中村選手としてはチャンスがあればすぐにでも試合をしたいというモードだったのですか?
 

中村 はい。だから大沢(ケンジ)さんにすぐ言いました、『いつでもいけます』って。一応KO負けだったので、KNOCK OUTのルール的に90日間は空けないといけなかったんですけど、ちょうど7月20日はその期間を過ぎていたので、最短で試合を組んでもらってありがたいです。
 

――今回はどんな部分を意識して練習してきたのですか?
 

中村 ヒザ蹴りや蹴りは福永戦以降ずっと練習していて、大分出せるようにはなってきたし、自分の得意なパンチもずっと磨いていました。あとは組み技もかなりやってきましたね。うちのジムはMMAのジムですし、自分の苦手なところもしっかり練習してきました。
 

――対戦相手のシューハオにはどんな印象がありますか?
 

中村 試合映像を見たんですけど、2年くらい前のものしかなくて、あまり参考にならなかったですね。でも今回は相手がどうというよりも、前回負けちゃっているんで、それを払拭したいです。ただ、だからと言って勝ちにこだわるのではなく、前回しょっぱい試合をしちゃったから、今回は面白い試合をしようという気持ちが強いです。勝ちにこだわると、前回みたいに変に狙いすぎて動きが悪くなると思うので、いい試合をしたいという気持ちで戦えば自然に勝ちにつながると思っています。
 

――今回の試合を含めて、ここからどう巻き返していきたいと思いますか?
 

中村 しっかりいい試合でKO勝ちして、次に誰と組まれるか分からないですけど、大雅選手とはやりたいですね。相性もあると思いますけど、僕ぐらい身長が高い相手とやったことがないと思うし、距離感も全然違うと思うので、大雅選手とはやってみたいです。今すぐに出来る相手ではないと思うので、ここから勝ちを重ねて大雅選手のところまで行けたらいいなと思います。


プロフィール
中村 悠磨
所属:和術慧舟會 HEARTS
生年月日:2000年6月8日生
出身地:福岡県北九州市
身長:185cm
戦績:UNLIMITED5戦3勝(1KO)2敗