「ワシが来たからには、BLACKバンタム級はこれから盛り上がるんじゃ!」
8・8「REMY presents KNOCK OUT.67 ~KNOCK OUT SUMMER JAM in OSAKA~」の[KNOCK OUT-BLACKバンタム級/3分3R]で小島慎太と対戦する一輝。突然の引退から約2年半ぶりに現役復帰し、新たな戦場をKNOCK OUTに定めた彼は、どんなビジョンを描いているのか?
──先日、復帰を宣言したカード発表会見は大騒ぎでしたね(笑)。あの会見の出来は、100点満点で点数をつけるとしたら何点ぐらいですか?
一輝 100点満点か……60点ぐらいじゃ!
──あ、思ったより高いですね。あと、インタビューもそんな感じなんですね(笑)。
一輝 これが普通の口調なんじゃ! あの会見は、全開では行ってなかったからな。ワシも2年半ぶりで久々だったのでちょっとどんな感じだろうっていう気持ちで、行ってたんじゃ!
──そこも復帰戦的な感じだったわけですね。反響はどうでしたか?
一輝 けっこういろんなファンの方から、「待ってた」とか「やっとか!」という声をいただいて、うれしいというか、期待に応えられてよかった!
──引退が突然でしたからね。そこから約2年半、復帰を決めたきっかけは?
一輝 引退すると決めたものの、別に全力を出し切ったとか、そういうので辞めたわけじゃなかったからな。でも時が過ぎるにつれて、「まだちょっとキックをやりたいな」という気持ちと、あとは、嫁のMOE(元キックボクサー)が最後に試合した時にセコンドにつかせてもらったり、ずっと親交のあるレオナ・ペタスさんの試合を観戦して「かっけえな」って思ったり。そういう積み重ねで、復帰しようと思ったんじゃ!
──そのレオナ選手も、KNOCK OUTに出始めましたからね。一輝選手がKNOCK OUTを選んだのは、レオナ選手の存在も関係あるんですか?
一輝 いや、そこは全然関係はない。でもレオナさんのことが大好きなので、また同じ団体で闘えるのは、ホントにメチャクチャうれしい!
──引退した時に、やり残した思いもあったんですか?
一輝 やっぱりあったな。直近で大久保瑠唯選手とかにも負けてたし、その直後はやり返すという気持ちでいたが、そういう気持ちも抱えながら辞めちゃったからな。ずっと目標にしていたK-1のベルト獲得も達成できてなかったし、そういう悔いはやっぱりあった!
──復活の舞台となったKNOCK OUTを意識し始めたのは、いつ頃からだったんですか?
一輝 それこそ1年前とかからじゃ。 KNOCK OUT自体は、前々からあったけど、最近はまたメチャクチャ盛り上がってきてるなと思ったんじゃ。誰もが「KNOCK OUTは今メチャクチャ熱いよ」って言うからな! だから、そんな団体に自分も出たいなと思ってたところに、ちょうどオファーが来たんじゃ!
──KNOCK OUTのバンタム級は、もっと選手層が欲しいところですが、気になる選手とか対戦してみたい選手はいますか?
一輝 いや、全然いないんじゃ! KNOCK OUTは盛り上がってるなっていう感じがしてたけど、よくよく考えたら、ワシの階級は誰がおるんじゃ?となった! それで調べたら、そもそもBLACKは今、チャンピオンもおらん。だから「誰もいねえじゃん!」と思ったんじゃ!
──そうなんですよね。
一輝 よくよく考えたら、今、BLACKバンタム級で闘ってる選手も全然知らん! だからワシが出ることによって、たぶん選手が集まってくると思うので、そこで、ベルトが獲れたらいいと思ってるんじゃ! ワシが今回出ることによって、世間にも「あ、KNOCK OUT-BLACKのバンタム級って、存在するんだ!」と思われるだろうし、出たいという選手も絶対出てくる。だから今回の試合で、本当に注目度を高めたいんじゃ!
──その1試合目が、小島慎太選手の試合になりました。どんな印象ですか?
一輝 4戦しかしてないわりには、けっこう試合での動きがいいな。隙がない選手なのかなとは思う! 対策もけっこう難しいんじゃ! 攻略はできそうだけど、今回の試合、やっぱり求められてるのはKOじゃろう。 KOするために、どこが狙い目だろうと考えると、ちょっと、隙がないなと思う!
──なるほど。
一輝 パンチも、どこまで強いか分からんしな! KNOCK OUTでの試合も1試合だけだし、それも2分ぐらいしかなくて、全然、掴めんのじゃ!
──判断材料が少ないと。ではそういう中で、どんな試合にして、どういう勝ち方をしたいと思っていますか?
一輝 本当にいろんな人から「ブランクは大丈夫か?」と心配されてるんじゃ! だからブランクを感じさせないぐらいの勝ち方を見せて、「ワシが帰ってきたぞ!」という試合にしてKOで終わらせる!
──ブランクについて言われるのは、実際に試合間隔が空いているからなわけですが、練習での動きや感覚は以前のように戻っているんですか?
一輝 戻ってはいる。でもまあ正直、ワシは以前から、練習よりも試合で本領を発揮するタイプなんじゃ! だから試合にならないと、実際のところは分からん! でも感覚的なところは戻ってきてるし、そんなの気にせずにやった方がいいとは思うんじゃ!
──では、そこは自分でも楽しみな部分でもある感じですか?
一輝 そうだな、楽しみじゃ! まあ、引退してからもMOEのジムでちょこちょこ体は動かしてたからな。
──そうなんですね。
一輝 MOEがジムをやってるんだが、家で1人で待ってるのもヒマじゃからな。だからワシもジムに行って、少し体を動かしたりしてたんじゃ! で、それこそ1年前ぐらいに復帰しようと決めて。そこから本格的に動き出したんじゃ!
──では今は、奥さんのジムでの練習がメインなんですか?
一輝 そうじゃ! メインがそこで、髙橋直輝っていうMOEのお兄ちゃんがジムを回してるんだが、そのお兄ちゃんに練習を見てもらってる。あと、半年前ぐらいから週に2回は、黒田斗真選手がやっているFORWARD GYMに出稽古に行かせてもらってるんじゃ!
──黒田選手とは、K-1時代に対戦もしてましたよね。
一輝 一度ご飯に行ったんだが、その時に「もし復帰するならジムに来なよ」と快く言ってくれたんじゃ!
──ファイトスタイルは、引退前と同じなんですか?
一輝 いや、スタイルも少し変わったはずじゃ! 以前の最後の方は、ガンガン前に行ったりしてたが、それだと攻撃をもらいやすくなったりしてたので、そこをちょっと改善して、攻める時は攻めるけど、中間距離とか遠い距離とかでも闘えるような技術も、今は身につけてきた!
──では、以前よりも幅が広がった感じなんですね。倒し方については?
一輝 そこはたぶん、前と変わらない! いいところは残しておきたいからな! 以前は近距離で倒すことが多かったし、近距離になったら絶対負けないっていう自信はあるからな! それに加えて中距離とか遠い距離でも倒せる技を教わってきたから、それもちょっと試合で見せられたらいいなとは思ってるんじゃ!
──今回、小島選手とは福岡出身同士の対決ですよね。でも一輝選手にとっては今は大阪がホームという感じなんですか?
一輝 そうだな、今は大阪の方がホームという感じがする! ワシはK-1時代に福岡で試合する時、ホームって言われてたが、実際はほぼほぼ福岡にはいなくて、ずっと静岡にいたからな!
──当時の所属ジムは静岡でしたよね。
一輝 福岡で試合の時は一回わざわざ福岡に帰って試合して、試合が終わったらそのまま帰る感じで、他の選手と変わらなかったんじゃ! でも今回は、ずっと大阪に住んでいて試合も大阪で試合だから、初めてと言っていいぐらい、ホームでの試合する感じなんじゃ!
──応援も、大阪の方がたくさん来られるんですか?
一輝 福岡ほどではないが、大阪の人はけっこう来てくれる! あとは福岡からとか、静岡からも来てくれるんじゃ! 今もまたチケットを頼まれて、ちょこちょこ増えてるから、全部で何人か分からないが、けっこうたくさんになってる!
──ここから先、KNOCK OUTでの未来にやりがいを感じていますか?
一輝 いや、KNOCK OUTの方が自然と感じさせてくれると思うぞ。あれだけ盛り上がってるからな! ワシもその中で、他にも選手が来てもっとバンタム級を盛り上げてもらえるように、山口代表にお願いしたいぞ! もちろん、ワシも盛り上げるからな!
──では最後に、当日の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
一輝 ワシが今まで生きてきた、この生き様に注目してほしい! 絶対に、それが見えるような試合になるからな!
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
一輝
所属:若獅子会館
生年月日:2001年9月28日生
出身地:福岡県嘉穂郡
身長:166cm
戦績:22戦17勝(4KO)5敗

