「この期間に高い技術と意識を積み上げてきました。それを見せて勝ちます!」

 

8・8「REMY presents KNOCK OUT.67 ~KNOCK OUT SUMMER JAM in OSAKA~」の[KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R]で渡口耀と対戦する繁那。昨年10月のWBCムエタイ日本王座決定戦で壱・センチャイジムに敗れて以来の参戦となるが、この間に闘い方への意識もかなり変わったのだという。その上で繁那が見せたいものとは?

 

 

 

 

 

──KNOCK OUTへの参戦は昨年10月、壱・センチャイジム選手とのWBCムエタイ日本王座決定戦以来になります。前回、KNOCK OUTに出場して、いかがでしたか?

 

繁那 ホンマに、メチャクチャ素晴らしい大会でしたね。もう演出から何から、選手への対応とかもよくて、僕は一番好きな団体だなっていう印象です。あと、強い選手もいっぱいいるので、これからそういうところで闘っていけたら、おのずと世界一になれるんちゃうかなと思いました。改めて、継続参戦したいっていう気持ちが強まりましたね。

 

──その後は12月に京都で1試合していますね。

 

繁那 はい。NJKFの大会でS-1世界王座のタイトルマッチをやらせてもらったんですけど、そこで負けてしまって。ケガもあって、それ以来8ヵ月ぶりの試合になりました。今は連敗中なので、ここ勝たないといけないと思っています。

 

──その連敗から改善した点は、どういうところですか?

 

繁那 どっちの試合も、ここで負けたなというシーンはあんまりなくて。ただ、一つ反省した点は、やっぱり12月に地元の京都でメインをやらせてもらって、何百人もお客さんを呼んだので、お客さんのために盛り上げないと、だから行かないとみたいに思い過ぎちゃったんですね。自分らしくない思考で突っ込んでいったところにパンチをもらったりしたので、やっぱりそこは、自分らしい闘いでお客さんを盛り上げられるようにしないといけないなというところですね。そこは改善点でした。

 

──技術プラス、気持ちの面も含めてというとこですね。

 

繁那 はい。自分のメンタルの操り方というか、強い気持ちだけじゃだめなんやぞっていうところも意識して、取り組んできました。特に壱戦なんて、メチャクチャそれを学ばせてもらいました。例えば、ダウンを取った後に突っ込んでいかないとか。

 

──ああ、なるほど。

 

繁那 僕はダウン取ったら絶対に突っ込んじゃうタイプなので。そういうのを技術の高い選手から学べたというのは、素晴らしいことやと思ってるので、結果は連敗ですけど、いろいろ経験になりましたね。

 

──今回は沖縄の渡口耀選手との対戦ですが、どんな印象ですか?

 

繁那 ちょっと映像を見る限り、どっちかというと渡口選手も以前の僕みたいに盛り上げようとして突っ込んでくるタイプなので、正直、ハマればやりやすいんじゃないかなという印象はありますね。けっこう、蹴りもパンチも多彩に使ってくるので、警戒すべきものはあんまり固定化されてないんですけど、どっちかというとパンチの方が比率は高いし、前回の試合もパンチで倒してたので、パンチは警戒しようと思っています。

 

──自分としては、どう戦って、どう勝ちたいですか?

 

繁那 壱戦の時に、僕が勢いで行っても、どうしても技術で操られてたので、逆に今回は僕がそういう上の立場になって、うまい選手のプレイをしたいなと思っています。相手が勢いに乗って来たところを触らせずに、うまいこと僕だけ当てるような高い技術を、休んでた期間に積み上げてきたので、そういうところに注目してほしいと思いますね。

 

──最終的にはどう勝ちたいですか?

 

繁那 以前は、KOがすごいと思ってたんですけど、フルマークの判定勝ちの方がすごいんやぞっていうのが、いろんなトップ選手と拳を交えて分かったので、まずは判定フルマークを狙いつつ、KOにつながればいいかなっていう感じですね。チャンスがあれば、もちろん倒しに行くんですけど。

 

──そういう技術を見せる闘いをするために、一番大事にしなきゃいけないのはどういうところですか?

 

繁那 やっぱり、もらわないことですかね。もらっちゃうと元も子もないので。例えば、3Rのラスト2分50秒まで勝ってましたと言っても、ラスト10秒でパンチをもらってKO負けしてたら、意味ないんで。まずはもらわないということを徹底したいですね。

 

──では、ディフェンス面にも重点を置いて練習してきたんですか?

 

繁那 そうですね。倒せるパンチはもともと身についてると思ってるので、ディフェンスを磨けば、おのずと強い人になれるんじゃないかなと思って練習してましたね。

 

──12月の京都と今回の大阪と、関西での大きい舞台が続きますが、東京でのシアとはまた、気持ちはだいぶ違いますか?

 

繁那 全然違いますね、やっぱり。地元の関西で負けたくはないので。どこに行っても負けたくはないんですけど、やっぱりたくさんの人に足を運んできてもらってるので、それ相応の結果にしたいですね。

 

──応援はたくさん来られるんですね。

 

繁那 僕は試合が決まったのがほぼ1ヵ月前とかで、急きょだったんですよ。しかも今回は土曜日なので、この前の京都よりは少なくて、100人ちょっとぐらいしか呼べなかったんですよ。

 

──それでも100人は超えてるんですね。

 

繁那 ホンマはもっと呼びたかったんですけどね。あと今回は、京都の同じ地域から“狂拳”迅選手も出るので、彼と合わせたら300人近くいますね。

 

──狂拳選手とは一緒に練習したりしてるんですか?

 

繁那 たまにしてますね。そういうのもあって、両方の応援の人も、けっこういると思います。お互いのジムも、もうホンマに歩いて10分ぐらいのところにあるので、ホンマに2人で勝ちたいですね。

 

──狂拳選手のようにタイトルマッチもしたいですよね。

 

繁那 いや、もちろん。KNOCK OUTはランキングがないので、盛り上げる勝ち方、強い勝ち方をしていけば、どんどんと僕もタイトルマッチに近づけると思うので、KNOCK OUTのベルトを獲りに行きたいです。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

繁那 今まで2ヵ月に一度のペースで試合してたんですけど、初めて8ヵ月も休んで、その間にどれだけ強くなってるかっていうところを、一番見てほしいですね。こんだけ休んだから、こんだけ強くなって当たり前やろ、ぐらいの勢いで。あと試合で見てほしいのは、さっき言ってたディフェンスの面です。しっかり強化してきたので。那須川天心選手みたいにもらわず当てるっていうスタイルで、高い技術と魅力を持って闘っていくんで、そこを見てほしいです。その上でしっかり勝って、早く壱選手にリベンジしたいです。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 


プロフィール
繁那
所属:R.S-GYM
生年月日:2004年1月28日生
出身地:京都府京都市伏見区
身長:171cm
戦績:20戦14勝(8KO)4敗2分
元NJKFスーパーバンタム級王者