「メチャメチャ繁忙期の平社員が、天才高校生をKOするところを見てほしい!」

 

3・14「MAROOMS presents KNOCK OUT.62」の[KNOCK OUT-REDライト級/3分3R]で秋田巴琉と対戦する渡辺翔也。ここまで5戦5勝4KOと好調だが、そこで「一番の強敵」と対戦することになり、いろいろと考えるところがあるという。そんな彼の心境とは?

 

 

 

──KNOCK OUTには昨年9月の安田学登戦以来になりますが、試合自体がそれ以来ですか?

 

渡辺 そうですね。KNOCK OUTから試合のお話もいただいていたんですけど、ちょっと会社の仕事の都合とかもあって、こちらが調整できなくて。その後、他の団体でも調整してもらっていたんですけど、断られまくったみたいで、試合はできてないですね。

 

──なるほど。ちなみにお仕事というのは?

 

渡辺 オフィスの移転とか引っ越しで内装を作る仕事の営業ですね。建物を建てた後に新しくそこに移転するとなった時に、家具とかを入れたり、床とか壁の工事をしたりするところの営業という感じです。オファーをいただいたのが11月だったんですけど、ちょうどオフィス家具のメーカーのイベントがあって、どうしても出られなくて。

 

──では前回の安田戦は、今振り返るといかがでしたか?

 

渡辺 KO勝ちできたのがよかったというのが一つありますね。ただ、勝つのはもう大大大前提だったんですけど、ちょっとパンチをもらったりしたので、反省点が多かったなっていう印象です。

 

──そこから練習で気をつけたところは?

 

渡辺 パンチをもらっちゃう理由が、ジャブを打った後に体がそのまま止まっちゃってることが多いせいなんですよね。距離感がうまく取れる時はいいんですけど、最初は距離感がちょっと鈍ってるところがあるので、そこをちょっと気をつけてきました。ただ今回は格上の相手なので、正直、ビビってるところがありますね。

 

──その秋田巴琉選手なんですが、どういう印象ですか?

 

渡辺 まず、やりづらい相手だなと思います。サウスポーで、僕より身長が高くて、蹴りが得意な選手で、しかもスック・ワンキントーンのスーパーフェザー級チャンピオンで。タイでも何戦も試合していて、しかも前回の安田選手と違ってパンチ主体じゃないので、距離が詰めにくいんですよね。自分の距離で闘って、一定のところまでしか来なくて、リスクを負う戦い方をしてこない選手なので、それがすごくイヤだなというのが印象ですね。

 

──イヤなところが並びましたが、でも勝たなきゃいけないわけで。そのためにはどう闘おうと思っていますか?

 

渡辺 自分のリズム、自分の空間にするってことですかね。相手は僕より全然年下の高校生ですけど、やっぱりうまさは相手の方が全然あるので、相手の土俵で闘わないように、どうリズムを生み出していくか。相手の土俵で付き合わないっていうのがテーマで、自分のやりたいことをやるっていうだけですかね。

 

──そのためには、先手先手で早く仕掛けていくという感じですか。

 

渡辺 そうですね。先手でプレッシャーをかけていって、一定のリズムにしないってことですね。リズムを変えて詰めていくというか。

 

──相手のムエタイのリズムには乗りたくない?

 

渡辺 乗ったら負けると思います、絶対。乗らせちゃったら相手はうまいんで。僕が負けるとしたら絶対判定負けで、勝つとしたらたぶんKO勝ちになるかなっていう、それぐらいの感じなんですよね。だから僕がどう自分のリズムで、相手を崩せるかだなと。

 

──ここまでいい戦績ですが、相手に対してそこまで思うのは、今までで初めてという感じですか?

 

渡辺 初めてですね。今までと全然レベルが違うのは確かなので。ここで当ててきたかっていう感じで、もう1戦ぐらい挟みたかったなっていうのが、正直な感想です。

 

──秋田選手は前回、プンルアン選手にKO負けしています。あの試合はどう見ましたか?

 

渡辺 1Rはうまく闘ってましたよね。そこはやっぱり圧力の差が出たかなというぐらいですかね。プンルアンはリスクを冒して打ってくるタイプなので。90戦ぐらいやっていて、ガツガツ来るので、それに呑まれちゃったんじゃないかなという感じで。負けはしましたけど、そこまで差はなかったかなと思いますね。ただ、あの試合を見て自分のヒントになるところは見つかったので、それを出せればと思います。

 

──でもそれだけの強敵だけに、ここを乗り越えるとデカいですよね。

 

渡辺 めちゃくちゃデカいです。とにかく、何が何でも勝つっていうことと、負けてもいいから勝ちに行くぐらいの気持ちでやらないと勝てないかもしれないので、そこはいつもよりアグレッシブにいかなきゃいけないと思っています。勝ったら、それこそプンルアンとか、ライト級のもっと上のクラスにぶつかっていきたいですね。あとは小林司選手とか。

 

──そこに行くためにも、ここは大事ですね。

 

渡辺 言い訳するんですけど、正直言うと今、仕事がメチャクチャ繁忙期なんですよ。それで練習時間がなかなか取れないというところもあって。逆に繁忙期に試合をするのは初めてなので、自分の中で一番キツい中で勝てたらすごいなと。いいチャンスだなと思ってるので、ちょっとやるしかないなという感じですね。正直言うと、秋田君の練習量、時間の半分ぐらいだと思うんですけど、半分でも俺の方が強いよってところを見せつけられるようにしたいです。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

渡辺 秋田君のKO負けを見てもらいたいですね。一般平社員が天才高校生をぶっ飛ばすところを見てほしいです。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 


プロフィール
渡辺 翔也
生年月日:2000年6月4日生
所属:D-BLAZE
出身:東京都江戸川区
身長:175cm
戦績:5戦5勝(4KO)