「僕みたいにハンデがある人間でも頑張っていけるんだというところを見せたい」
4.4「U-NEXT presents THE KNOCK OUT FIGHTER.7」の[KNOCK OUTアマチュアUNLIMITEDスーパーフェザー級/2分3R]で石渡寛崇と対戦するハルキカイ。ジム対抗3vs3トーナメント・一回戦ではKO勝ちしたものの、左眉部分のカットによるドクターストップで試合続行不可能となってしまった。そんな不運に見舞われたハルキだが、アグレッシブな戦いぶりが評価されて今大会への参戦が決定。地下格闘技からKNOCK OUTへ。ハルキが胸の内に秘める戦う理由とは?
――トーナメント1回戦のKNOCK OUTクロスポイント・石原海星選手との試合では右フックでKO勝ちしたものの顔面をカットしてドクターストップ。試合続行不可能という結果に終わりました。
「あの試合に関しては勝った喜びもあるんですけど、悔しさの方がデカかったですね」
――顔面をカットしたのはKOする直前にもらったハイキックですか?
「そうですね。ハイキックをもらって左の眉を切ったんですけど、あの場面はハイキックが来ると思ったので、それを避けてフックを入れようと思ったんです。そうしたら相手の足が顔面に当たってしまい、全然ダメージはなかったんですけど、当たったタイミングと場所が悪くて、切れてしまいました。ただ自分の悪い癖が出てしまった場面でもあったので、その癖は直さないといけないなと思っています」
――もともとハルキ選手が格闘技を始めたきっかけは何だったのですか?
「格闘技を始めたのは20歳の時です。何か人生に刺激が欲しいなと思っていて、その頃にブアカーオ選手や木村“フィリップ”ミノル選手の試合を見ることがあり、ああいう選手たちが戦ってる姿がかっこいいなと思って、自分も格闘技をやってみたいと思いました」
――例えば学生時代に何かスポーツはやられていたんですか?
「中学校1年生の時に1年間だけサッカーをやってたんですけど、それ以降は何もやっていなかったです。ちょっと自分はいじめられていたこともあって、学校をサボりがちだったんですよ。その悔しさから筋トレはがっつりやっていました」
――一番最初はどのジムに入ったのですか。
「最初は本厚木の新興ムエタイジムでキックを始めて、それから地下格闘技の試合に出るようになりました。で、ある時『Re:LOADED』(リローデッド)という大会に出て、そこで今僕が所属しているジム(FAMILIA)のレオくんにお会いして、それからレオくんのところに練習に行くようになったんですね。そこでFAMILIAでもっと強さを求めたい、もっと自分を磨きたいと思うようになり、FAMILIAに入りました。そのFAMILIAのレオくんの知り合いで(星野)大介さんにお会いして、CANDY GYMでも練習するようになりました」
――一般的なアマチュアの大会ではなく、地下格闘技の大会とかに出ることに抵抗はなかったですか?
「当時BreakingDownが流行り始めて、そこで頑張ってる人たちや目立ってる人たちを見て、自分も戦うことが好きだし(試合を)やりたいと思いました。それでケンカバトルリーグという、今ケンカバトルワイヤルをやっている大会に出始めたのが地下格闘技のスタートで、アマチュアの試合にも数試合出ましたが、地下格闘技の試合の方が多いです」
――現在はKNOCK OUTに参戦していますが、KNOCK OUTにはどんな印象を持っていますか?
「KNOCK OUTはすごく大きい団体という印象があって、地下格闘技に出ている自分がKNOCK OUTのような有名な大会に出たり、テレビに出させてもらえるとは思っていませんでした。こういう場所に出られることへの感謝もありますし、言葉にするのは難しいんですけど、本当に奇跡みたいだなと思います」
――不思議な感じもしますか?
「こういうデカい舞台に出て、プロの強い選手たちと一緒に戦うというのは不思議な感覚もありつつ、すごく嬉しいです」
――トーナメントは初戦敗退に終わりましたが、試合内容が評価されて今回はワンマッチでの参戦が決まりました。それは素直に嬉しいですか?
「とても嬉しいですし、試合をやる以上、目立ちたいというのはあります。相手の石渡選手も強い選手だと思うので、しっかり自分が練習したものを活かし、周りに感謝しながらKOを目指して戦いたいと思います」
――対戦相手の石渡選手に対してはどんな印象を持ってますか?
「試合動画を見たんですけど、空手の技術を使ってきて、油断はできない選手だなと思います。見た感じグラウンドは苦手なのかなという印象ですけど、立ち技に関しては本当にすごく上手い選手だなと思います。あとは身長が高くて、リーチが長いですよね」
――そういった相手に対して、どんな試合をして、どんなフィニッシュを見せたいと思ってますか?
「僕はグラウンドの展開も狙っていきたいですし、僕の得意技の右フック、そして使えるならヒジも使いたいです。自分のフィジカルを生かしてKOで決めたいなと思います」
――今回の試合で自分のどこをアピールしたいですか?
「僕はADHDという発達障害を持っていて、知能指数も普通の人より低めなんですね。それがもう少しひどかったら知的障害に近いぐらいだと言われている中で生きてきて。結構周りにバカにされたり、それでいじめにあったりもしたんですけど、そういうことを言い訳にせず、ハンデがありながらでも頑張れば出来るんだということを周りに見せたいと思っています。自分と同じようなハンデを持っている方にも諦めずに頑張ってほしいと思うし、僕みたいな人間でも頑張っていける、やっていけるんだいうことをアピール出来たらいいなと思います」
――それでは最後に回の試合に向けて意気込みを一言いただけますか。
「チームやジムの仲間、そして家族、彼女、そして友達、お世話になっている方たちに感謝して、その気持ちを試合で見せたいです。自分もKNOCK OUTで有名になれるように、相手にも失礼ないような試合をしたいと思います」
プロフィール
ハルキカイ
生年月日:1999年12月26日生
所属:FAMILIA/CANDY GYM
出身:神奈川県海老名市
身長:168cm

