2026年5月15日(金)東京・後楽園ホールで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.64』の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。

 今大会で予定されていたミャンマーラウェイとの対抗戦に、KNOCK OUTからゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)、重森陽太(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺)、渡部蕾(KNOCK OUTクロスポイント大泉)の3選手の出場が決定した。

 ゴンナパーはKNOCK OUT-RED -63.0kg契約でスーパー・イェ・チャン(ミャンマー)と対戦。チャンはラウェイ戦績が35戦23勝(23KO)12分の戦績を持つMLWC2025 65kg王者で、ONEムエタイでは4戦1勝(1KO)3敗。


 重森も同じくKNOCK OUT-RED -63.0kg契約の一戦で54戦34勝(34KO)3敗17分のソー・バー・ヘイン(ミャンマー)と対戦し、18歳の渡部は14戦5勝(5KO)9敗の16歳ダン・マイ・トゥエイ(ミャンマー)とKNOCK OUT-RED -51.0kg契約で対戦する。※ラウェイでは勝敗が決しなかった場合は引き分けとなるために、戦績はドローが多い。

 会見に出席した重森は「私は中国、韓国、タイ、カンボジアといろんな国の選手と試合をしてきました。今回ミャンマーの方と試合するのは初めての経験なので、ミャンマーラウェイがどんなものなのか非常に楽しみにしています」といい、初の国際戦となる渡部は「今回、初の外国人選手が相手なんですけど、対抗戦ということでしっかり倒してKNOCK OUTの強さを見せたいと思います」と試合が待ち遠しい様子。


 それぞれの対戦相手の印象について、重森は「戦績を見させていただいたところ、結構KO勝ちしていて3回くらいしか負けてなく、私が当たりくじを引いたので、そこを楽しめたら。皆さんが想像しているとおり、ガツガツ来るので3分3RをREDルールで刺激的な試合ができれば」、渡部は「結構パンチを打ってくる印象で、ガツガツ来るのでそこを気をつけようかなと思います」と共に、ラウェイ特有の攻撃的なファイトスタイルを警戒。

 重森は昨年12月大会でロムイーサンに勝利し、今年2月大会でREITO BRAVELYとのWBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦が決まっていたものの練習中の怪我により欠場。今回は復帰戦となり、「リングドクターに定期的に膝の様子を見ていただいて、復帰のスケジュールを綿密に組んでトレーニングをずっとやっています。体力は問題ないし、逆に蹴るためにどんな筋肉が必要なのか、どんな筋肉が使われてるのかといったところをしっかり勉強してトレーニングしてきたので、もしかしたら普段より強い蹴りが今回蹴れると思うので楽しみです。ゴリゴリくるスタイルの選手に、私がどんな動きをしたら嫌がるのか、そういうところを渡慶次さんと一緒に攻略していきたいと思います」という。

 イメージしている勝ち方を聞かれた渡部は「前回ヒジで切って勝って嬉しかったんですけど、遠い席からだとあんまり分からなかったみたいなので、今回は派手に大技で倒したい」と豪快KOを狙う。


 ラウェイとの対抗戦後の目標を聞かれると、渡部は「日本一も取ったので、もうそろそろ世界と戦っていきたいと思います」といい、重森は「6月にKNOCK OUTのビッグイベントがあるので、そこに向けて大きなアピールがしたいなと。今回の相手はいい相手なので、そこらへんはアピールできると思います。昨年の年末にロムイサーン選手に勝つことができたので、タイトルの射程圏内にいると思っているので久井(大夢)君とも絡んでいきたいと思います」とタイトル挑戦をアピールした。以下は会見を欠席した選手のコメント。

・ゴンナパー・ウィラサクレックのコメント
「この度も試合のチャンスをいただきありがとうございます。KNOCK OUTの代表として、ミャンマー・ラウェイと対戦できることを今からワクワクしています。立ち技ナンバーワンはムエタイであることを証明したいと思っています」

・スーパー・イェ・チャンのコメント
「初めて日本で戦うことを楽しみにしています。ONEムエタイルールと似ているのでルールは大丈夫です。対戦相手はタイの選手で動画を見ました。すごく強い選手で尊敬していますが、全力で殴り合い、勝利をミャンマーへ報告できるよう最善を尽くします」

・ソー・バー・ヘインのコメント
「自分が日本遠征に選ばれたことに驚きましたが、対戦相手は日本では有名なムエタイ選手だと聞きました。ラウェイルールではないので、日本での試合までそのルールの中で自分ができることを練習して、日本に行き、ラウェイ選手らしいアグレッシブな試合をします。今、ミャンマーはとても暑いので減量しなくても体重は63kgでキープできています」

・ダン・マイ・トゥエイのコメント
「日本で試合できることは嬉しいですが、地図を見たら長い時間、飛行機に乗るようなのでそれが少し不安です。ラウェイでは負けたことがないので、ルールが変わっても自分のベストを尽くして勝利したいです。対戦相手はいつも先輩ばかりですが、今回は同年代なので殴り合うのが楽しみです。動画を見ると私よりテクニックは上なので、気持ちで負けないような試合をします。体重は通常体重51kg契約ですが、今ミャンマーは暑いので、体重が減らないように注意しています」



■KNOCK OUT-REDバンタム級 3分3R
石川直樹(KICKFUL GYM)vs心直(REON Fighting sports GYM)

 昨年12月大会で現KNOCK OUT-REDバンタム級王者・乙津陸をノンタイトルマッチで破った星拓海は顎骨折で年内復帰が難しい中、KNOCK OUT-REDバンタム級戦線に元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者・心直(REON Fighting sports GYM)が参戦する。心直は2023年8月大会で乙津に判定で敗れて以降、K-1に戦場を変えていたが、今年2月25日付でK-1との契約を満了。本人の「ヒジありをやりたい」との希望を受けてKNOCK OUTのリングに復帰し、その初戦で石川直樹(KICKFUL GYM)と対戦することが決定した。

 会見には両選手が出席し、石川は「いつも言っているんですけど、僕はKNOCK OUTのREDのベルトしか見てないので、ここもしっかり勝ってベルトに近づきたいと思います」と意気込み。


 約3年ぶりにKNOCK OUT復帰となる心直は「KNOCK OUT関係者の皆様、KNOCK OUTファンの皆さんお久しぶりです。完全に私事なんですけど、昨年11月のKrushで若手の子に負けてから(大平龍に判定負け)、僕がやってきた格闘技が全部崩れた感覚があって、ちょっと引退も考えて年明けもずっとダラダラ過ごしていたんですけど、どこか心の中にいるリトル心直が『お前はこんなもんじゃないぞ』と。今年25歳になる年なんですけど、終活も考え始めました。やりたいこともたくさんあるので、その野望を一つ叶えるために、最後、結果としてKNOCK OUTのベルトも見ていきたいし、そこから先の世界も見ていきたいなと。自分が何が一番強いかなと考えた時に、やっぱりヒジありだなと。石川直樹選手とは練習もしたことがあるし、煽り合うとかも正直気まずい相手というか、言ってもしょうがないんで、ここは僕はしっかり分かりやすい形で勝って最高のスタートを決めようと思います」と並々ならぬ意気込みを語る。


 お互いの印象を聞かれると、石川は「すごい上手い選手だけど、気持ちはあんまり強くないのかなと(笑)。練習もしたことがあるし、練習で首相撲はすぐ止めるし、もちろんヒジ打ちもしないので、試合ではの練習とは全く違った展開になるので、それはすごく楽しみです」と余裕の笑みを浮かべる。

 心直は「首相撲が本当に強い選手。見た目が怖いくらい。ファイトスタイルは別に。うちのジムにはロムイサーンやゲーオガンワーンの従兄弟に毎日しごかれているので、首相撲で来られてもそこで競り勝つ気持ちでいます」というと、 石川は「今までにも首相撲を警戒されていて『石川選手と決まってから首相撲をやり込んできました』と対戦相手から必ず言われるんですけど、それじゃ絶対に遅いし、間に合わない。さらにその上を行くので楽しみにしてください」とニヤリ。


 OFG着用について、心直は「Krushでも1試合をやっていて負けちゃったんですけど、感触としては別に悪くはないかなと自分の中では思ってます」と問題ない様子。石川は「OFGだと普通のグローブより首相撲の展開では腕が入っていくし、ロックした時にグローブよりも滑らないし、通常のグローブの時よりもめちゃくちゃ何倍も強くなります」と自信をみなぎらせる。

 KNOCK OUTのタイトルを目指す上での今回の一戦の位置づけを聞かれると、石川は「星選手とやりたいと山口代表には伝えたんですけど、この試合は絶対に落とせない。乙津選手でも星選手でも、どっちがいつ来てもいいような準備はできています。ここで勝ってベルトに近づきます」といえば、心直は「乙津とは因縁がある1勝1敗の選手なので、どこかのタイミングでしっかり決着を決めたいなと。前回、乙津は他団体のリングで、太りすぎて計量オーバーしたみたいなのでバンタム級のベルトは返上するのかなと思っているので眼中にはないです。石川選手は星選手と王座決定戦をしてもおかしくない立ち位置の選手なので、ここで僕が勝って全部を乗り換えようかなという気持ちです。K-1でやってきた3年間が無駄じゃなかったということを証明します」と答えた。

<追加対戦カード>

▼KNOCK OUT-BLACK -65.5kg契約 3分3R
小川悠太(誠真会館所沢道場)
vs
寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB)


▼KNOCK OUT-BLACK -53.0kg契約 3分3R
龍希(SUCCEED GYM)
vs
平原陸(TRY HARD GYM)


▼KNOCK OUT-RED女子 -54.0kg契約 3分3R
山本“魂武羅”知美(FAITH) 
vs
ルイ(クラミツムエタイジム)


▼KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R
岡田彬宏(クボジムーリレイズ東京ー) 
vs
隼大(Y’ZD GYM)


▼KNOCK OUT-REDフェザー級 3分3R
大渕翼(React Gym Shonan)
vs
富田エレデネ(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)