2026年5月15日(金)東京・後楽園ホールで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.64』の記者会見が行われ、第3代RISE QUEENミニフライ級王者・小林愛理奈(FELLOW GYM)の参戦が発表された。
KNOCK OUT-RED女子ライトフライ級の一戦で、小林の対戦相手として発表されたのはプードゥアン・コマンドジム(タイ/サックチャムニジム)。プードゥアンは59戦51勝(7KO)8敗、ラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級8位の16歳で(KNOCK OUTに2度参戦しているサネーガーム・サックチャムニは同級3位)、山口元気代表によると「蹴りが非常に綺麗な選手」だという。
プードゥアンからは意気込みが届いており、「今回、私自身初めての海外遠征試合となり、とても緊張しています。対戦相手の試合を見ましたが、とてもパンチの強い選手だという印象です。私はキックに自信があるので、パンチvsキックの戦いになると思います。日本で自分の力を100%発揮するために毎日厳しい練習をこなしています。お互いの技をリングでぶつけ合いましょう。リングで対峙することを楽しみにしています」とのコメントが読み上げられた。
会見に出席した小林は「対戦相手はめちゃくちゃ若く、いきなりムエタイのしっかりできる選手が用意され、ここで自分が試されているなとすごく感じているので、しっかり差を見せ付けて勝ちたいと思います」と意気込みを語る。
3月14日に東京・後楽園ホールで開催された『MAROOMS presents KNOCK OUT.62』の第11試合終了後、リングに上がりKNOCK OUT参戦を発表した反響を聞かれると「自分が思っていた以上に反響があって、めちゃくちゃ嬉しかったです。オープンフィンガーグローブでの試合が楽しみと言われたり、ファイトスタイルに合ってるという声があった反面、首相撲の展開で身長の高い選手に飲まれる姿を見たくないといった声もありました。その声に対しては『見とけよ!』と思いましたね」。
改めてKNOCK OUT参戦に至った経緯については「前の試合(2025年5月11日、RISEでの宮本芽依戦)で負けてから凄く時間が経ったんですけど、格闘技人生は長くないし、これから何しようかな、やりたいことをやりたいと思った時に、ONEでやりたい選手がOFGムエタイでめちゃくちゃ強くて、その選手とやるためにも自分がしっかり早い段階でこのルールに慣れていかないといけないなと思ったので、もうすぐに(KNOCK OUT参戦を)決めました」と説明。
対戦するプードゥアンの試合映像を見た感想を聞かれると「打撃のイメージは全くなく、首相撲の印象が強かったです。グローブで首相撲をやるのは難しいのに、しっかりできている選手やし、山口代表が言った通り、蹴りもめっちゃ綺麗な選手でしたが、威力はそんなにないかなと。16歳なんで、大人と子供の試合になりそうやなと思います。もちろん私はムエタイの戦いはちゃんとするんですけど、自分の良さを消したら弱くなります。自分の良さは、パンチで倒すところと勢いなので、自分らしさ全開で生物的に強い選手を見せたいと思ってます」と差を見せて勝ちたいと自信を見せる。
OFGや首相撲の練習の本格的な練習は、昨年5月の試合が終わった後の1カ月間は練習を休み、9月ぐらいから本格的にやるようになったという。「タイ人のトレーナーに教えてもらってるんですけど、意味分からんくらい投げられたり、こかされたりして、体は自分は強いと思っていたけど、組まれたらフニャフニャだったり、バランスの取り方はタイ人は巧いので難しかったんですけど、今はもう結構慣れてきたというか。実戦のように本気で自分が力んで首相撲をやったことがないので、それは試合でやってみないと分からないという感じです」と自分の首相撲の力量がどれぐらいなのかを知るためにも試合が待ち遠しい様子。

今回の試合で一番見せたいことについては「ヒジです。ヒジで効かせます」といい、今まで試合でパンチのダウンを量産しており、ヒジでも量産していく自信を聞かれると「威力はヒジの方がパンチよりあるかなと。空手でヒジを結構やっていたのでそれを顔に当てるだけなので、距離感はやってみないと分からないですけど、自信はあります」とニヤリ。
軍司泰斗や大沢文也はKNOCK OUT-REDルールで結果を残せていないことに関しては「軍司選手は自分はめっちゃ好きな選手で、ファイトスタイルとかよくキック時代から見させてもらっていて、その軍司選手でもムエタイルールでヒジで負けたのを見て、そう簡単にはいかない世界やなと。自分もそれを分かっているからこそ、舐めてないので、そうならないようにしっかり見せていきたい」と余裕な世界とは思っていないと気を引き締める。
ムエタイのキャリアのある選手が相手だと、ムエタイの技術でいなされたり、自身の技術を出させてもらえない展開になる可能性もあるが「そうなると怖いなと思いますが、勝っても負けてもしょうもない試合をしてしまうのが自分にとっては一番怖いこと。試合で実際そうなってしまうのは自分の弱さだと思うので、そうならないためにしっかり練習したい」とムエタイテクニックで完封されないように練習するだけだとする。
女子ライトフライ級の49kg契約で試合をすることに関しては「自分の適正体重が49kgで、一番強さが発揮できると思っています。減量して49kgで出るのが初めてなので、それも結構楽しみです」といい、「これからは徐々に上げていって、52kgの階級に世界の強い選手が集まっているので、52kgでやっていけるような体を作っていきたい」という。
OFGの試合はRISEで2度経験済みであり、「さらに倒せるパンチになっている実感があるので、フルスイングで人の顔を殴るのが楽しみです。対戦相手は可哀そうですよね(笑)。KNOCK OUTにヤバい選手が来たなと思ってもらいたい。自分の試合を見るのは初めての人も多いと思うので、パンチの音とかも会場で見ると全然違うので、ビックリさせてみんなをファンにしたいです」とも語る。
なお、KNOCK OUT看板選手のぱんちゃん璃奈もKNOCK OUT-REDルール路線になり、対戦への興味を聞かれると「向こうがやりたいなら。自分は興味はないです」と眼中にないとした。
なお、これまでKNOCK OUTではカンボジアのクンクメールとの対抗戦が何度か行われてきたが、今大会ではミャンマーラウェイとの対抗戦を行うことが決定した。山口代表は「ミャンマラウェイの選手は、ONEでも非常にOFGの戦いに非常に慣れている感じを受けます。試合は面白いし、うちらは勝てるの? というレベルの選手が今ONEに出ています。カンボジアのクンクメールと同じようにヒジありルールをやっていくうえで避けては通れない相手かなと」と対抗戦を行う意図を説明する。対抗戦出場選手は3月31日の記者会見で発表予定。

