福田海斗「前回のKO負けは半分事故のようなもの。今回は逆の結果になります」
5・10「KNOCK OUT REBELS SERIES.10」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]でスラサック・クルーダームジムと対戦する福田海斗。KNOCK OUTに初参戦。そして昨年12月にKO負けしたスラサックとの再戦という状況に、タイで数多くのタイトルを獲得してきたムエタイの実力者はどう臨もうとしているのか?
──今回初参戦となりますが、KNOCK OUTについてはどういう印象がありますか?
福田 選手ファーストというか、すごく選手に寄り添ってくれている団体だなと言う印象があります。現実的にファイトマネーだったりもそうですし(笑)、今回のKNOCK OUT常葉アリーナも、施設の中に食堂も宿泊施設も全部備わっていて、食事も好きなタイミングで取っていいですよという話なので、そういうのはすごく選手としてはありがたいなと思います。
──注目していたり、気になっていたりする選手はいますか?
福田 同じ階級の古村光選手とは以前に一度闘っていますし、10年前ぐらいにはタイで3~4ヵ月ぐらい一緒に練習していたことがあるんですよ。そういう意味でも注目していて、2月のスラサック・クルーダームジム戦も楽しみにしていました。古村選手が負けたのは残念でしたが、やっぱりスラサックが一枚上手だったなという印象でしたね。
──福田選手自身は昨年12月にタイのRWSでスラサック選手と対戦して、1RKO負けでした。その時のスラサック選手の印象はどう感じましたか?
福田 今思い出しても、強かったなと思いますね。単純に体の作り込みがすごくて、圧も強かったです。ただ、あの試合に関しては、自分の中では半分事故みたいなものだったと思っているので。そういうところをうまく修正して、次はしっかり結果を残したいなと思います。
──では今回の再戦では、どう勝ちたいと思っていますか?
福田 前回の対戦から期間がけっこう空いていて、僕もそこから試合をしていなかった分時間があったので、いろんな武器を用意してきました。それを使いつつ、自分のペースで相手を翻弄できたらなと思います。
──前回のようなことにはならない?
福田 そうですね。結果は逆になると思っています。
──リベンジに成功したら、その先はどうしたいですか?
福田 僕も今年28歳になるんですよ。これまではタイ一本でずっと駆け抜けてきましたけど、そろそろ「死に場所」というか……それを見つける時なのかなという気持ちではいますね。その中でKNOCK OUTには定期的に参戦して、いろんな選手と闘っていけたらと思います。同じ階級の日本人選手には全く負ける気がしないので。
──日本人選手との対戦もOKなんですね。
福田 僕的には全然問題ないです。
──ただ、「死に場所」と聞くと、「まだ早いのでは?」と思ってしまうんですが……。
福田 本当ですか。やっぱり前回のKO負けが、自分の中でもいろいろ考えるきっかけの一つではあったんですよね。今すぐに引退どうこうという話ではなくて、「先」をもうそろそろ見据えてもいいのかな、という気もしなくもないな、ぐらいの感じです。「最終章に突入」みたいな感じというか。
──そこで日本を中心にしていくというのは?
福田 もともと僕が思い描いていた道として、タイでやり切れるところまでやって、最後は日本に戻って闘うというのが一つの理想としてあったんです。その意味で、これから定期的にKNOCK OUTに参戦できるのであれば、うれしいと思っています。
──日本人との対戦もというのは、KNOCK OUTのタイトルも見据えてのことですか?
福田 そうですね、機会があれば。ただ……選手としてこういうことを言うのはどうかと思いますけど、タイトルどうこうというのにあんまりこだわりがないんです。タイでももちろんタイトルを目標にはしていましたけど、「強くなる」とか「強いヤツとやる」ということの、目に見える形の一環ぐらいな感じで、決して本質ではないような気がして。そういう意味では、「どうしても欲しい」というのとはちょっと違うというか。僕の選手としての生き方がそういう感じなんですよね。もちろん、闘っていてそういう流れになれば、タイトルに絡んでいくこともあるだろうとは思います。
──では最後に、当日の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
福田 僕には、もう16~17年、ずっとタイでムエタイ一本でやってきたというバックボーンがあるので、それを生き様としてリングの上で見ていただけたらいいなと思います。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
福田 海斗
生年月日:1998年5月18日
所属:キング・ムエ
出身:愛知県名古屋市
身長:170cm
戦績:99戦53勝(20KO)45敗1分

