木村涼仁「タイトル挑戦に近づくために、ジワジワ心を折って圧倒的な差を見せて倒します!」
5・10「KNOCK OUT REBELS SERIES.10」の[KNOCK OUT-BLACK -63.5kg契約/3分3R]で剣夜と対戦する木村涼仁。今年は2月に乱牙をKOして幸先よいスタートを切っている木村は、念願のタイトルに近づくような試合をしたいという。今回の試合で思い描いている、その中身とは?
──KO勝ちした2月の乱牙戦以来になりますが、あの試合を今振り返ると?
木村 一応、KOで勝てたのはすごくよかったなとは感じてるんですけど、自分の評価的には全然まだまだというか……もっとやりたいことがたくさんあった中で、あの終わり方だったので、何か納得いってない気持ちの方がちょっと大きいかなっていう感じですね。もちろん、距離感とかペースは常に自分のものだったとは思うんですけど、もっとテクニックを見せたかったというか。もっと武器があったはずなのに、あの進め方というのはちょっと違うなと思いました。
──ではそれを踏まえて、試合後の練習はどう進めてきたんですか?
木村 コンセプト自体は変えてないんですけど、調子の波を作らないようにして、常に同じような動きをするということをすごく意識して、普段からのコンディションとかも波ができないようにしてきました。自分の中で、調子の波がすごく激しいなと感じていたので、そこをなくしたいなと思って。
──その改善はうまくできましたか?
木村 頭の中のイメージと、実際の練習での動きの差が、ある程度少なくなってきた感じはあるので、けっこううまい具合にやりたいことができるようになってきたなというのはあります。
──今回の相手は剣夜選手ですが、どういう印象ですか?
木村 バズーカ巧樹戦は会場で実際に見てたんですけど、乱牙選手と比べるとちょっと体は細身というか、逆にちょっと柔らかそうなイメージでしたね。動いている感じも、ガチッとしたタイプというよりはけっこうしなやかな動きで、やりにくそうだなとは思いました。
──バズーカ選手からダウンも取りましたが、攻撃面に関してはどうですか?
木村 パンチ力とかはけっこうある方なのかなとは思いました。それなりに経験も多いですし、キャリアでは全然相手の方が上ではあると思うので、たぶん上手に攻めてくるとは思うんですけど、正直、攻撃力では負けてる部分は少ないと思うので、冷静に闘えば大丈夫かなとは思っています。
──ではどういう試合にして、どう勝ちたいと思っていますか?
木村 今回は明確な差を見せたいと思っていて。KNOCK OUT-BLACKライト級で、誰が一番ベルトに近いかという点で、試合数的にも自分が近づいてはいるだろうなとは思うんですけど、今は「もう絶対、次はコイツが挑戦だな」みたいな人がまだいない感じがするんですよね。少し前のREDはすごく分かりやすかったじゃないですか。それこそ久井大夢選手と古村匡平選手の試合で、勝った方かなみたいな。でもBLACKでは、僕は勝ちを積み重ねてきているところではありますけど、キャリア的には全然、「まだタイトルなんて」って感じだと思うんです。だから頭一つ飛び抜けたいというか、差を見せたいなと思っています。それこそ元王者のバズーカ選手と引き分けた剣夜選手をパーフェクトゲームで圧倒できれば、差を見せれるのかなと思って。もう触れさせずに、圧倒的にKOしたいと思っています。
──挑戦権争いという点で、バズーカ選手を意識しているんですね。
木村 REITO BRAVELY選手と乱牙選手がやった時かな、大沢文也選手が解説席で「僕とやりたいんだったら大谷翔司選手とバズーカ選手を倒してきてください」という話をしていたのを、すごく覚えてるんですよ。やっぱりその2人が大沢選手の中ではツートップというか、そこを超えないとタイトルに行けないのかなという気持ちではあるので。やっぱりバズーカ選手は、BLACKの中ではけっこう壁的な位置にはいるのかなっていう感じですね。
──そのアピールになるような勝ち方をしたいと。
木村 あと今回は常葉での試合で、僕は地元が岩手だからそこまで遠くないので、応援もすごく来てくれるんですね。大谷戦では負けちゃったんですけど、この前の乱牙戦よりも大谷戦の方が、勝ち負け以上に見せれたものがあったなという感じがしたんです。そういう、勝ち負け以上に何か光るものを見せたいなというか。何か感じてもらえる試合をしたいなと思っています。心に残る試合ができるような選手になりたいなと思っているので。
──今年は本当にタイトルに手をかけたいぐらいなんですね。
木村 そうですね。タイトルに王手をかけたいと思っているし、今年中に、代々木大会とかでタイトルマッチを組んでもらえたら一番いいですけど、まだたぶん、そんな位置じゃないとは思っていて。今はは外国人選手とやりたいなと、すごく思ってます。
──そうなんですか。
木村 5月15日の後楽園大会はミャンマーとの対抗戦があるし、クンクメールの選手とかもいっぱい来ている中で、やっぱりKNOCK OUTで海外の選手がチャンピオンになるのを見ると、ちょっと悔しいなと思うんですよね。そういう強い外国人を倒して、ちゃんとKNOCK OUTの選手だと思ってもらえるようになりたいと思っています。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
木村 「圧倒的に勝つ」ということをすごくイメージしているし、心を折りに行くような試合というか。乱牙戦みたいにパツン!と一発で切るような感じじゃなくて、うまさでジワジワ心を折っていくような感じがいいなと思うんですよね。そのために技もいろいろ出そうと思ってるので、そういういろんな視点から見てほしいですね。「こういう攻撃で削れてるんだな」とか。細かい布石をいっぱい打って試合を進めたいと思っているので。でも、頑張ってすぐ倒すので、まばたきしないで見てもらえてたらなと思います。
──ん? ジワジワ折っていくけど、すぐに倒す?
木村 はい。ジワジワ削りつつ、でも早めに心を折りたいというか。すぐに「もう勝てないな」と思わせたいので、1Rで削り切るみたいなイメージでやろうと思っています。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
木村涼仁
生年月日:2004年2月3日
所属:Bellus Gym
出身:岩手県盛岡市
身長:173cm
戦績:5戦4勝(4KO)1敗

