宮原穣「デかいやつが打撃で殴り合ったら強くて面白い。この階級のUNLIMITEDの迫力を見せたい」
6・21「REMY presents KNOCK OUT.65 ~THE KNOCK OUT 2026~」の[KNOCK OUT-UNLIMITED -77.0kg契約/3分3R]で神保克哉と対戦する宮原穣。昨年12月のKNOCK OUT代々木大会に参戦した宮原はUNLIMITEDルールでスパイク・カーライルにTKO負け。今回は約半年ぶりの復帰戦で、2度目のUNLIMITED戦に臨む。カーライル戦の経験を踏まえ、よりUNLIMITED仕様のファイトスタイルを作ってきた宮原は勝利を掴むことが出来るか?
――宮原選手にとっては昨年12月以来のUNLIMITEDルールとなります。一度UNLIMITEDの試合を経験して、どんな感想を持ちましたか?
宮原 常に動き続けるようなルールなので、非常に消耗が激しいというか、練習していてもかなり疲れる競技ですし、純粋にしんどいルールだなと思いましたね。
――宮原選手はUNLIMITEDに近いKARATE COMBATでも試合をしていますが、UNLIMITEDはさらに過酷なルールですか?
宮原 UNLIMITEDはグラウンドの状態で秒数が決められてるわけでもないですし(※KARATE COMBATはグラウンドになったら5秒でブレイクがかかる)、展開が膠着したらすぐブレイクになるので、よりアグレッシブに攻めなければいけない。そういった意味ではしんどいというか独自にルールですね。
――UNLIMITEDは動きのリズムやテンポがかなり早くなりますよね。
宮原 特に組んでから、倒してからの際の攻防が止まることなく展開していくので、そこが選手としては疲れますね。
――年末の試合は対戦相手がスパイク・カーライルということもあり、テイクダウンを許してパウンドアウトされる結果でしたが、あれからどんな部分を強化していますか?
宮原 グラウンドの攻防におけるポジションや見せ方というんですかね。これは戦いの本質とは別の競技的な話になるんですけど、自分が攻めているように見せたり、有利なポジションに自分がいることでKOを連想させるような動きをすることも必要なんだなと思いました。
――レフェリーにブレイクされないようにする戦い方ですか?
宮原 それもあるし、自分が実際にカーライル選手にやられて思ったのは、僕としてはカーライル選手のパウンドでダメージを受けた感覚がないんですよ。でもカーライル選手は派手にパウンドを落としてレフェリーにストップをアピールするじゃないけど、そういう技術があるのかなと思いました。
――キックやボクシングでもダメージがある相手に手数を増やして連打をまとめてレフェリーストップを呼び込むことがあります。
宮原 相手を失神させるための打撃ではなく、レフェリーに止めた方がいいとアピールするための勢いを見せるための打撃というか、そういった技術も試合で勝つ上では必要なのかなと思いましたね。
――逆に宮原選手が手応えを感じた部分はありましたか?
宮原 レスラーというかタックルに来る相手に対しては蹴り続ける。そうしたらその後に絶対チャンスが来ると思いました。大沢文也選手が4月の沖縄大会でMMAファイターの安谷屋智弘をKOしたじゃないですか。あの試合も大沢選手が序盤は相手のテイクダウンを耐えて、隙を見つけて細かく打撃を当てて、それを続けていくうちに大沢選手のペースになって、最後は大沢選手がKOしましたよね。僕はああやって打撃の選手が組みに対処しながら打撃で削っていくことで、徐々に打撃の選手が有利になっていくのがUNLIMITEDだと思っていて、大沢選手がそれを実際に試合でやっていたところを見て、自分の中で確信に変わりました。自分もカーライル戦でもう少しカーライルのグラウンドを凌いで3Rまで持っていけていたら、勝機は広がっていたと思います。
――そして今大会ではK-1ファイターの神保克哉選手と対戦することになりました。純ストライカーと言っていい相手ですが、どんな試合を想定していますか?
宮原 お互いのタイプ的に打撃戦になると思っていますが、僕もMMAというかUNLIMITEDの練習をしているので、自分がUNLIMITEDでも通用するところを神保選手に対してだけではなく、KNOCK OUTという団体やKNOCK OUTファンの皆さんに見せたいので、UNLIMITEDらしい攻防もやりたいですね。
――打撃vs打撃ではなく、UNLIMITEDならではの試合で勝つということですね。
宮原 そうですね。対戦相手が神保選手だからということではなく、このルールで戦う上でポイントになる展開や攻防があるので、そういう部分の技術を出したいです。
――神保選手のファイトスタイルにはどんな印象を持っていますか?
宮原 意外と丁寧ですよね。派手に倒してる試合もありますが、フィニッシュシーンが派手に見えるだけで、基本的には丁寧な戦い方をするイメージがありますね。見た目とキャラはオラオラしていますが、意外と手堅く戦っている印象です。本人は殴り合いをしたいと言ってますが、実際はどうなんだろう?と思います。
――神保選手をKOするイメージは出来上がっていますか?
宮原 今回は多少殴られると思うんですけど、自分も殴ることが出来ると思うんで、そこで勝負したいなと思います。僕は殴られる覚悟をしていますが、彼はそういう覚悟があるのかなと。自分は打たれ強い方だと思いますし、そういう部分も結構見せられるかなとか思います。
――今大会もKNOCK OUTのビッグマッチに出場することになりましたが、どんなインパクトを残したいですか?
宮原 正直、一般の格闘技ファンで僕たちの試合を楽しみにしている人は少ないと思います。でも僕たちの試合は今大会の中では最も重い階級ですし、ルールもルールなので、終わってみれば試合内容的に1番KNOCK OUTっぽかったねと言われるような試合になると思います。この階級のUNLIMITEDの迫力を見せたいです。
――全試合終わったあとに「宮原vs神保が一番面白かった」と思わせるような試合ですね。
宮原 試合前の注目度は他のカードに比べて低いかもしれませんが、試合が終わった後にデかいやつが打撃で殴り合ったら強くて面白いというところを見せたいです。
プロフィール
宮原 穣
生年月日:1994年11月4日生
所属:MIYAHARA DOJO
出身:石川県小松市
身長:177cm
戦績:7戦5勝(4KO)2敗
UNLIMITED戦績:1戦1負
SENSHI -80kg王者
2024北斗旗全日本空道体力別選手権大会優勝

