「地上波だし、血まみれになって殴り合いますよ!急だけど自信はあります!」
7・5「にゃんこ大戦争 presents KNOCK OUT MX LIVE」の[KNOCK OUT-RED -63.0kg契約/3分3R]で軍司泰斗と対戦する木村涼仁。下地奏人の負傷欠場により、2日前に強豪・軍司との対戦オファーが来た木村の心境は? そして、2週間前の古村匡平戦に続いての勝利を得る自信のほどは?
──急きょ試合が決定しましたが、木村選手に話が来たのはいつだったんですか?
木村 今日(3日金曜)の朝ですね。本当に、起きて30分ぐらいの時に連絡が来たので、夢かと思いました(笑)。
──ですよね。さすがにこんなことは初めて?
木村 そうですね。試合2日前なので(笑)。でも、それよりも相手が軍司選手だから受けたみたいなところはありました。言い方は悪いですけど、他のよく分かんない選手とかだったら、たぶん受けてないと思います。僕のコンディション的にはもちろんベストじゃないですけど、それでも話を聞いてすぐに「受けたい」って代表に言って。
──ただ、階級も違うので、以前から闘いたかった相手というわけでもないですよね?
木村 はい。正直、闘う機会があるとは思ってませんでした。それだけビックリというか……中学生ぐらいの時から見てた選手なので。そういうところでは、選んでいただけて光栄というか。代打ですけど、ある程度できるかなと思って選んでもらったのかなと思うので、そこはすごくうれしいですね。
──では軍司選手は、自分の中ではどういう存在だったんですか?
木村 それこそK-1甲子園とかでも活躍してましたし、本当に世界のトップクラスという感じだと思うので、本当に「憧れ」っていう言い方になるんですかね。この前の代々木第二大会もそうですけど、K-1勢の選手たちが勝ってるのを見ると、「ああ、学生の頃見てたものだな」と思ってましたし、やっぱりK-1で活躍してた選手にはすごく憧れみたいなものがありますね。年齢的にはまだまだ若いですけど、自分の中ではレジェンドだなという感覚ですね。
──そんなレジェンドが急に対戦相手ということになったわけですが、対戦相手としての印象は?
木村 たぶん、過去最強の相手だと思います。しかも、対策とかも別にできてないので、今までの試合の中でも一番チャレンジャーの気持ちというか。もう、持ってるものを全部出すだけみたいな感じですね。相手がどう出たからどうとかじゃないと思うし、そもそも軍司選手は何でもできるし、たぶん穴もないじゃないですか。軍司選手と下地選手がやると聞いた時に、REDルールの経験値が違うので、そこが下地選手のアドバンテージなのかなと思ってたんですよ。でも僕と軍司選手となると、僕にアドバンテージはそもそもないなと思ってます。本当に全部負けてる状況というか……経験値も向こうが上だし、REDルールも僕の方が経験値少ないし……だからこそ見てる人からするとワンチャンしかないんだろうなと思うので、軍司選手と闘えることがすごく楽しみですね。
──ただずっと軍司選手の試合を見てきた中で、ここには気を付けないとという点はあるんじゃないですか?
木村 一番気をつけているのはボディですね。ボディはすごくうまいですし、接近戦とかだとショートとかの打ち分けが強いイメージなので。でも、タイプは僕とすごく似てるのかなと、自分の中では思ってて。軍司選手自体コンビネーション系の選手で、一発で倒す感じじゃないなと思っていたし、僕も参考にさせてもらっているところがいっぱいあるので。その意味でも噛み合うのかなとは思っています。
──軍司選手も、今回のカード変更で「打ち合えそうだ」と話していました。
木村 打ち合い……どうなんですかね。この前の古村匡平戦は、打ち合うつもりがなかったわけじゃないですけど、もらわないで倒すというのがベストだと思ってたので、もらわないことを意識してました。軍司選手はスタイルは違うかもしれないですけど、プレッシャーとか圧のかけ方はすごく古村選手と似てるところはあるなと思うので、今回もその感じで行こうかなと思ってたんですけど……でも、地上波生中継ですもんね。
──そうなんです(笑)。
木村 そこで、引いてポイントアウトとか、打ち合わずにKOしても面白くないですもんね……。しかも、KNOCK OUTさんもたぶん、打ち合いが見たいから僕を選んでくれたと思うので。ただただ上手な選手、僕よりもうまい選手はいっぱいいると思うんですけど、今回は打ち合いが見たいから僕を選んでもらったと思ってるし、こんなスパンでオファーが来ることもないじゃないですか。試合2日前だし、2週間前に試合が終わったばっかだし。それを踏まえると、やっぱりいいものを見せたいなとは思ってるので……軍司選手も前に来てくれるんだったら、出るしかないなとは思ってます。ちょっと怖いですけどね(笑)。
──それこそ、代々木大会の古村戦の後は、倒せなかったことをすごく悔しがっていましたよね。その悔しさを晴らすチャンスも同時に巡ってきたわけでもありますし。
木村 そうですね。あの試合はKOしたいなと思ってて倒せなかったし、あれは逆にKOしないとダメな場面だったと思うので。相手が体重オーバーしたけど減点を拒否とか言って、「格上相手にそんなこと言ってんだったら倒せよ」って感じだったので、そこは悔しかったですからね。それに、戦績も古村選手より上の軍司選手と対戦できるとなったら……そもそも、軍司選手をKOした日本人っているんですかね? ゲーオガンワーン戦ぐらいしかKOされたイメージがなくて。
──日本人どころか、軍司選手はあのゲーオガンワーン戦が初めてのKO負けですね。
木村 そうですよね。じゃあ、僕が一人目になる可能性があるってことですよね。自分は勢いもあるし……でも軍司選手も勝ってるか(笑)。でも、ワンチャンありそうだなって自分でも思うんですよ。自分で自分のことを、どんな格上相手でもワンチャンいけんじゃないかな?みたいな選手だと思ってるので、日本人で初めて軍司選手をKOしたいなと思います。
──しかし、試合が決まった翌日に東京で計量して、翌々日に福島・常葉で試合。それだけでも大変ですよね。
木村 そうなんです(笑)。体重が、今日の時点で65.5kgで、あと2.5kgなんですよ。まあ、落ちなくはないんですけど、古村戦が終わってから体重の戻りが悪いなというのはすごく感じてたので、そこはラッキーといえばラッキーかなと。でも5月、6月と連戦だったので、ちょっと疲労を抜こうかなと思ってた時だったんです。練習自体はしっかりやってたんですけど、ガッツリ本腰を入れる前に試合が決まっちゃって。まあだから、疲労は抜けて体はすごく軽いし、2週間ぐらいは試合を見返したりして、ちょっと冷静に考える時間もあったので、今回はすごくいける気がするんですよ。分かんないですけど、すごく自信があります。
──では最後に、今回は日曜の夜にTOKYO MXで生中継されて、YouTubeでも同時生配信される中で、一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
木村 オープンフィンガーグローブですし、2人とも血まみれで打ち合ってる姿が見られるんじゃないかと思います。その上で世界でもトップクラスの強豪である軍司選手をポッと出の僕がKOして、格闘技を見たことなかった人でもハマってもらえるような試合をするので、楽しみにしてもらえればなと思っています。応援お願いします。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
木村 涼仁
所属:Bellus Gym
生年月日:2004年2月3日生
出身地:岩手県盛岡市
身長:173cm
戦績:7戦6勝(5KO)1敗
第48回東北総体ボクシング競技少年男子ライトウエルター級優勝

