2023/11/30
12.9 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6|川野龍輝 インタビュー公開!
「キックで稼ぎたくて高校もやめました。すぐにでもベルトがほしい!」
12・9『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACKバンタム級/3分3R」で馬上一樹と対戦する川野龍輝。17歳になったばかりでデビュー戦を迎える彼は『KNOCK OUT』アマチュア4階級制覇をはじめ数々のタイトルを獲得してきた期待の新星だ。そんな彼がこの試合で見せたいものとは?
── 山口元気・クロスポイント代表も期待する大型新人ということですが。
川野 頑張っていきたいですね。
── 今17歳で、アマチュアのタイトル歴がすごいですよね。キックはいつから始めたんですか?
川野 中1からなので、今5年目になります。その前は5歳から小6の終わりまで空手をやっていました。
── 空手が長かったんですね。そちらでの入賞歴などは?
川野 関東大会準優勝2回と、他にもいくつかという感じです。
── そこからキックを始めて、プロフィールに載っているだけでも『KNOCK OUT』アマチュア4階級制覇をはじめとして9冠王。アマチュアでは何試合したんですか?
川野 75戦57勝17敗1分です。
── それもかなりの勝率ですね。キックに転向した時からプロになりたかったんですか?
川野 いえ、最初はそこまででもなくて、一応頭の中にはありましたけど、「強くなりたいな」という方が大きくて。中学を卒業した頃からしっかりプロを目指そうと思うようになって、そこから夢がでっかくなっていって、本気でやろうという気持ちが強くなりました。
── 今は高校生なんですか?
川野 学校は9月にやめました。定時制高校に通ってたんですけど、学校に行く意味がよく分からなくなってきちゃって(笑)。「もう、学校やめて好きなことやろう」と思って、キックで稼ぐために、こっちに集中しようということにしました。
── 17歳で、すでにキックに賭けようと。
川野 そうですね。サラリーマンとして働くのは自分には合ってないなと思ったのもあって、キックを本気でやって稼いでみようと思ってます。
── アマチュアの試合では、どういう勝ち方だったんですか?
川野 今まで、ファイトスタイルをどんどん変えてきたんですけど、空手をやってたので蹴り技は得意ですね。そこは他の人と比べても自信があるんですけど、今はパンチも強化してバランスよく戦えるように練習しています。
── デビュー戦では、どう戦ってどう勝ちたいですか?
川野 パンチと蹴りのバランスを保ちながら、キレイな戦い方をしたいと思ってます。もちろん最後はKOしたいです。グダグダした試合はしたくないですね。
── そのデビュー戦の相手が、馬上一樹選手。年齢が倍以上の37歳でこちらもデビュー戦ですが、情報はどれぐらいありますか?
川野 ほとんどないです。最近練習で忙しくて、試合映像も見てなくて。このまま見ないで試合するかもしれないですけど。
── 見なくて平気なんですか?
川野 余裕というわけでもないですけど……アマチュアでも何十戦もしてきたので、アマチュアの時みたいな感覚で挑めればと思ってます。
── ただ、プロデビューは一つの節目じゃないですか。後楽園ホールですし。気持ち的に違いますか?
川野 やっぱりそこはメチャクチャ違いますね。やっとデビューできるんだという気持ちが強いです。みんな期待してくれているし、その期待に応えて勝ちたいです。
── 今回はバンタム級ですが、これが適正階級という感じですか?
川野 そうですね。これから体も大きくなっていくと思うんですけど、今はこのバンタム級でやっていこうと思っています。
── バンタム級周辺では、RED王者の乙津陸選手をはじめ、若くて勢いのある選手がたくさんいますよね。
川野 はい。同世代の選手も多いし、意識しますね。とりあえず『KNOCK OUT』のベルトがほしいので、どんどん勝っていってすぐに挑戦できるようにやっていきたいです。
── また、基本的にBLACKでやっていくつもりですか?
川野 そのつもりです。アマチュアではヒジがなかったし、ジムに入会してから、ヒジの練習は1回もやったことがなくて。打ち方も分からないので、BLACKルールが一番適してるかなと。
── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
川野 やっぱり蹴り技ですね。空手をやっていたので。パンチもしっかり当てつつ、最後は蹴りで倒したいと思っています。
── 分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
川野龍輝
所属:クロスポイント吉祥寺
生年月日:2006年11月10日
出身:東京都西東京市
身長:166cm
戦績:デビュー戦
獲得タイトル:KNOCK OUTアマチュア4階級王者、K-1アマチュアAクラス優勝、クロスオーバーAクラス優勝、NJKF2階級王者、Stand up Aクラス優勝