「失うものは何もない。全身全霊かけてチャンピオンを倒します！」

 

 

 

6・23『MAROOMS presents KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』のの「スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACK -56.0kg契約/3分3R・延長1R」で古木誠也と対戦する福田拓海。プロ6戦目にして、大会場での初本戦でいきなり現役チャンピオンとの対戦を掴んだ福田は、古木という大きな壁にどう向かっていこうとしているのか？

 

 

 

 

 

──大会場でのビッグマッチで現役チャンピオンとの対戦。最初に聞いた時はどう思いましたか？

 

福田　「いや、マジか！」と思いました。やっぱりチャンピオンとやるには段階を踏むのが一般的な感じだと思うんですけど、いきなりチャンピオンとの対戦になったので、正直驚きました。でも断る理由はなかったので、もうすぐに「やります」って言ってましたね。

 

──こういう時には燃える方？

 

福田　そうですね、実際燃えました。やっぱりデカい会場でビッグマッチなので、気合いはもうメチャメチャ入ってます。

 

──この対戦になったのも、スーパーバンタム級に階級を変更したことが大きかったと思うんですが、今回2戦目となるこの階級、減量や実際の動きなどはいかがですか？

 

福田　前までフェザー級でやっていて、別に相手が重いからとかそういう理由で下げたわけでもなくて。プロデビューの時に、55kgでやれたらいいねという話はもともとあって、いつかやろうかなというところだったんです。それで前回、55kgでやってみたら普通にいつも通り動けたので、55kgでもいけるねと。

 

──そうなんですか。

 

福田　僕は格闘技を始めてそれほど長くないので、減量の仕方とかも全く知らなかったんですよね。やっぱり計量オーバーはよくないので、最初は無理のないようにとフェザー級でやってたんです。本当は去年の11月大会ぐらいから55kgでやりたいという話をしていたんですけど、相手がなかなか見つからなかったので、あの試合までフェザーで出て。

 

──そこでいきなりチャンピオンと当たって、勝てばタイトルマッチを要求できるというシチュエーションじゃないですか。

 

福田　もちろん。もう本当に今回の代々木でチャンピオンを食って、絶対タイトルマッチにこぎ着けようと思ってます。

 

 

──その古木選手なんですが、改めてどういう印象ですか？

 

福田　本当にメチャメチャ強いと思ってます。パンチも速いし強いし、蹴りもすごく蹴れるし、本当に強いチャンピオンだと思うので、その相手に勝てたら面白いんじゃないかなと思ってます。

 

──そんなチャンピオンと、どう戦いたいと思っていますか？

 

福田　それはナイショでお願いします（笑）。

 

──ということは、もうイメージはけっこうできている？

 

福田　何となくはイメージして練習してます。そのイメージの中ではぶっ倒してますけど、ここでは言えないです（笑）。

 

──カード発表会見でも一目で分かったぐらい、身長差がありますよね。そこについては？

 

福田　リーチ差もあるし、有利っちゃ有利だとは思うんですけど、古木選手はそんなの関係なしに入ってくるタイプなので、そこは僕も対処しなきゃいけないなとは思ってます。

 

──今までも自分より身長の低い相手が多かったと思うんですが、自分としてもやりやすい方？

 

福田　大泉のジムの練習仲間も、みんなそこまで大きいわけじゃないので、慣れてはいると思います。

 

──ただ、プロで唯一負けている祐輝選手は身長といい出入りといい、古木選手と似たタイプですよね。

 

福田　まあサウスポーだったりとか違う部分もあるんですけど、あの時はその対処の仕方を全然、やってなかったんですよ。試合前の時期にインフルエンザにかかったりとかもあって、追い込み時期以外は練習してなくて。ぶっつけ本番というわけではないんですけど、勝つ気で練習して臨んだ結果があれだったので。

 

──なるほど。では今回は、改めてどういう勝ち方を見せたいですか？

 

福田　もちろん会場を沸かせるKOを見せたいと思いますし、古木選手は盛り上がる試合をする人なので、2人で会場を沸かせられれば面白いかなと思ってます。今回は大きい会場で組んでもらえたというのもメチャメチャうれしいですし。今まで新宿FACEと、後楽園のプレリミナリーしか経験したことがなかったので。

 

──今、クロスポイント大泉からはチャンピオンの乙津陸選手をはじめとして、若くてイキのいい選手がたくさん出てきています。こんなにたくさん出てきている理由は何だと思いますか？

 

福田　それはやっぱり、会長じゃないですか。選手1人1人のことをしっかり考えてやってくれますし、本当に厳しく愛情を持ってやってくれていると思います。

 

──ジム内にもライバルがたくさんいる状況ですよね。

 

福田　そうですね。もちろん仲良しこよしでやってるわけじゃないので、お互いがお互いを高め合えている環境もいいんだと思います。みんながチャンピオンになりたいと思ってますし、一つの大会に何選手も出ることも多いので、負けたくないという気持ちも強いですね。

 

──では最後に、今回の試合でここに注目してほしいというポイントはどこでしょう？

 

福田　本当に失うものはないので、全身全霊かけてチャンピオンを倒しにいきます。倒して勝つところを見てほしいですね。

 

──分かりました。ありがとうございました！

 

 

 

プロフィール　　

福田拓海
所属：クロスポイント大泉
生年月日：1999年7月7日生
出身：東京都練馬区出身
身長：176cm 
戦績：5戦4勝(2KO)1敗
KNOCK OUTアマチュア・アダルト60kトーナメント優勝(2022年5月)
第40回K-1アマチュアBクラス60kgトーナメント優勝(2021年11月)