2024/11/26

12.1 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6|北島颯人インタビュー公開!

 

 

「『KNOCK OUT』に出るために7年間かけました。ここでチャンピオンになりたい!」

 

 

12・1「MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6」の[KNOCK OUT-RED -59.0kg契約/3分3R]で坂根卓弥と対戦する北島颯人。この試合でプロデビューとなる北島は、空手から始まる格闘技人生の中で、いつしか『KNOCK OUT』を目指すようになったという。その彼がデビュー戦にあたって抱いている思いとは?

 

 

 

 

 

──今回、『KNOCK OUT』でプロデビュー戦を迎えることになりましたが、そもそも格闘技を始めたのはいつだったんですか?

 

北島 小学校1年生から6年生まで空手を6年間やっていたんですが、その時は別に格闘技だからという感じではなくて、伝統派だったので、習い事の一環という形だったんですね。中学校では武道つながりで剣道部に入ったんですけど、その部活を引退したタイミングでやることがなくて運動不足だった時に、母親の方から「何かもう一度格闘技をやってみたら」と言われて。それで今のジムに体験で行って、最初は本当に趣味で、サンドバッグを打つぐらいの感じで行っていたのが、今のコーチたちに出会って、選手志望になっていったという形ですね。

 

──今のジムでは、最初からキックボクシングをやろうというつもりだったんですか?

 

北島 いいえ、自分のジムが総合格闘技のジムで、それも全く知らない状態で本当にフィットネス感覚というか、運動不足解消で行っていたので何にも分からなかったし、格闘技を見てすらいなかったので、何をやりたいとかではなく、とにかく体を動かしたいっていう感じでした。それが約7年前ですかね。

 

──そこでやり始めて、どうなったんですか?

 

北島 今、ジムのトレーナー、今回のセコンドでもあってコーチでもあるんですけど、そういった方々から、僕はリーチとかが長いので、「ちょっとキックをやってみない?」と言ってもらったんですね。そこからちょっとずつ、キックの蹴り方とかを一つひとつ教えていただいて、「キックボクシング、面白いな」と思って練習を続けて、試合にも出るようになりました。

 

──もしかして、練習を始めるまでキックボクシングの試合とかは見たことがなかった?

 

北島 一切なかったですね。

 

──そうなんですか! キックボクシングをやり始めた時、空手の経験は役に立ちましたか?

 

北島 僕的には一切役に立ってないと思ってます。コーチがムエタイの人で、僕のスタイルも意外とムエタイに近いので、全く空手とは違うスタイルになっていて、僕的には空手をやっていてよかったなと思うところはないですね。

 

──ではイチから作っていって、アマチュアの試合にも出るようになったと。

 

北島 そうですね。アマチュアでは30戦して20勝10敗で、今年9月のKNOCK OUTアマチュアの大会で優勝することができました。

 

──プロを意識し始めたのはいつ頃でしたか?

 

北島 最初はアマチュアの試合も考えていなくて、やっているうちにコーチから「出てみたら」という形でアマチュア大会に出始めて、2~3戦した頃から面白いと感じて、プロを目指すようになりました。

 

──全く試合も見たことない状況から始めて、プロになるのはすごいですね(笑)。

 

北島 僕はずっと武道や格闘技をやっていて、今ではプロにもなれたので、いろんな方から運動神経がいいと思われがちなんですけど、中学生の時とかは運動は苦手で、体力テストとかでも学年ワースト2とかだったんですよ。

 

──そうなんですか!

 

北島 はい、ホントに運動神経が悪くて。それで、部活とか空手も全部中途半端だったので、何か一つ成し遂げたいと思っていたところに、キックボクシングの試合が面白いと感じたので、自分でも頑張ればプロになれるんじゃないかという思いで目指したのがきっかけです。

 

──では今、プロデビューを控えて、どんな気持ちですか?

 

北島 自分がけっこう早い段階でプロを目指し始めて、普通の選手よりは時間がかかってしまって、ずっと憧れていたデビューなので、ようやく憧れていたプロになれるというところで、やっぱり楽しみという気持ちが強いですね。

 

──得意な戦い方は?

 

北島 KNOCK OUTアマチュアに出させていただいていた時は、首相撲とかミドルで、このリーチを生かした戦いでポイントを取ってという勝利が多かったと思います。自分の武器はこの階級にしてはリーチも身長もある方なので、プロでも同じようにその武器を生かして長い距離からの攻撃をしていけたらと思いますね。あと首相撲も得意なので、そういった攻撃を生かして、相手を圧倒したいです。

 

──今回、坂根卓弥選手との試合です。坂根選手の印象は?

 

北島 坂根選手は僕が優勝する前に、2階級で優勝していてことは知っていて、坂根選手に負けた相手とかともやったことはありますし、アマチュアの頃から知っていた選手ではあります。自分よりはプロでの戦い方も分かっていると思いますし、2階級優勝というところで自分よりも明らかに格上なので、デビュー戦から強い相手が来たなと思うんですが、身長とかリーチという自分の武器を生かしていきたいと考えています。

 

──最終的にはどう勝ちたいですか?

 

北島 ミドルとか遠い距離から圧倒して、相手が攻めづらいと思ったところに、パンチでKOを狙っていきたいですね。今回はREDルールでもあるので、首相撲とか肘とか、REDルールでしか出せないような技も、どんどん出していきたいです。

 

──周りからは何かアドバイスは?

 

北島 コーチ陣からは、アマチュアとは全然違うというところをけっこう厳しく言われていますね。プロの戦い方はアマチュアと何もかもが違うし、防具とかも全部ないので、気持ちの面から技術の面まで、いろいろ一段階アップして教えていただいています。

 

──プロでの目標というと?

 

北島 やっぱりプロになるからには、チャンピオンを目指してやっていきたいですね。僕はKNOCK OUTアマチュアのトーナメントを、9度目の挑戦でようやく優勝できたんですね。アマチュアの優勝からプロになることを夢見て、『KNOCK OUT』の選手になりたいということで、7年間かけてやってきたので、これからはずっと『KNOCK OUT』でやっていきたいと思っています。いずれはその『KNOCK OUT』でチャンピオンになるのが夢ですね。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいというポイントはどこでしょうか?

 

北島 デビュー戦なので僕のことを知らないお客さんが多いので、このスタイルとリーチを生かした戦い方をして、ムエタイの技術を使って相手を完封したいと考えているので、そういったところを見てほしいと思います。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール  

北島 颯人

所属:和術慧舟會AKZA

生年月日:2003年3月28日生

出身:埼玉県出身

身長:179cm

戦績:デビュー戦