2022/01/21
1.22 KNOCK OUT 2022 vol.1|公式計量・会見レポート
2022年1月22日(土)東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2022 vol.1』の前日計量が21日(金)12:00~都内にて行われた。
▼メインイベント(第11試合)スーパーファイト KNOCK OUT-BLACK -65.5kg契約 3分3R延長1R
計量開始時間に遅れて到着したKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)はパンツを脱ぎ全裸で計量に臨むと65.2kgの300グラムアンダーでクリアー。対するタップロン・ハーデスワークアウト(タイ)は66.0kgで0.5kgオーバーだったが、再計量に臨むと65.4kgでパスした。
鈴木は遅刻+全裸で計量に臨んだために、減量に苦労したのかと思われたが、「朝に水抜きを始めて、ジムに4つ体重計があり全部数字が違っていました(苦笑)。ジムを出た時に300グラムオーバーだったので、ズボンを脱いでピッタリかと思ったら予想以上に落ちていて普通に全裸をさらすだけになってしまいました。すみません」と苦笑いし、減量は問題なかった様子。
試合に向けては「明日はやるだけのことをやってきたので全てを出して勝ちます。僕はずっと強い選手とやりたかったんです。今までやってきた選手ももちろん強かったのですが、タップロン選手は本当にトップの選手と戦ってきた選手。そういうトップを経験してきた選手に勝つことに意味があると思うので明日は楽しみにしていて下さい」と各団体のチャンピオンクラスと試合経験のあるタップロンとの対戦が待ち遠しいという。
鈴木は昨年7月にKNOCK OUTのベルトを巻いて以降、9月と11月にRIZINに出場しMMAに挑戦(1勝1敗)した結果を受け、「自分は判定勝ちしても何も面白くないし、判定勝ちしても何も盛り上がらないし、自分でも納得しませんでした。RIZINを通して勉強になったので、もう勝ちに徹した試合は二度としないと決めました。過去の自分は死んだと思ってほしい。新しく生まれ変わった鈴木千裕を見せます」と11月の判定勝ちの結果を受けて、進化した姿を見せると言い切る。
2022年の目標について聞かれると、キックとMMAの二刀流を体現することだという。
「周りからは『キック一本でやった方がいい』『MMA一本でやった方がいい』とか色んな意見を言われますが、うるさいちゅうねん! そういうのは他人が決めることではなく、自分が決めること。1つの競技に特化して練習した方がいいに決まってますが、みんながやらないことをやる。他に二刀流をやっている人もいますが、無理なことを叶えるのが夢。小さい頃に宇宙飛行士になりたいとか夢を持つ子のように、みんなが無理だと思われる夢を僕は叶えます。キックを始めた時に周りからはチャンピオンになれないと言われていましたが、チャンピオンになったら手の平を返す人もいました。僕の夢をずっと応援してくれる人のためにも頑張ります」と昨年と変わらずキックとMMAの両方でトップを目指していくとした。
なお、今回のメインの勝者には、講談社「イブニング」誌で「創世のタイガ」を好評連載中の漫画家・森恒二氏より、WINボーナスとして20万円が贈られることが決定。賞金の使い道を聞かれると、鈴木は「年末年始ずっと練習してきて、タイ人トレーナーと石塚勝久トレーナーは年末年始にやることがあるのに自分の練習に付き合ってくれたので二人に何か還元できるようにしたい。タイ人トレーナーはナイキの靴が欲しいというので、むっちゃ高いやつを買ってあげたい」とした。
最後に「全試合KO決着してほしいけど、勝負ごとなのでうまく行かない。メインの自分は絶対にKO決着になるので注目して下さい」とKO決着を予告している。
対するKNOCK OUT初参戦のタップロンは「寒かったのでなかなか体重は落ちなかったけど明日は大丈夫。明日の試合は楽しみです」と自信満々の笑み。
2022年の目標については「僕は色んな団体に出てきたけど、まだRIZINに出たことがないので出たいですね。絶対にKOして出たい」とこちらもKOを宣言している。KO決着必至のメインで勝利するのはどちらか。
▼セミファイナル(第8試合)KNOCK OUT-REDライト級 3分3R延長1R
・古村匡平(FURUMURA-GYM)→62.4kg
「明日は隣にいるカッコいい人をしっかり倒して、重森選手に挑戦させていただきます。
(対戦相手の印象)蹴りが凄く上手でコントロール力があると思います。実際に計量で見て、カッコいいですね。REDルールではカッコいい人が多いです。正直殴りたくない選手ばかりですが、さっさとベルトを獲ってBLACKのベルトを獲りにいきたいです。
(高橋が『重森への挑戦を僕が止める』と発言したことについて)しっかりここで勝って重森選手に挑戦します。
(前回の潘戦の前も相手を殴りたくないと言っていたが)良い人だし、殴りたくないですけど、試合だからしょうがない。明日は殴っちゃうと思います。(ファンにメッセージ)明日はしっかり高橋選手を倒してチャンピオンへの挑戦権をしっかり奪いとるので、注目して下さい」
・高橋亨汰(伊原道場本部)→62.4kg
「新日本キックボクシング協会から来ました。明日はしっかり古村選手に勝って、重森選手に挑戦させないように僕が止めます。
(対戦相手の印象)去年、一昨年ぐらいから映像や会場で試合を観させていただいてますが、今こうして目の前にすると強そうだなと思いました。身体もデカいし、いい感じで仕上げてくれていると思いました。明日が楽しみ。
(インパクトを残すために必要なことは?)自分を過大評価しているわけではないのですが、古村選手みたいな気持ちの強い選手と試合をすれば自然と面白い試合になって、みんなが僕の名前を覚えてくれると思います。
(アウェーで戦うことについて)2019年6月に『REBELS』での試合が最後のアウェーでの試合です。いつも新日本キックのホームリングでやっていて、明日は夢にまで見た『KNOCK OUT』。会場は後楽園ホールなのであまり気にしないように、アウェーを楽しもうと思います。
(ファンにメッセージ)明日はお互いに一発で試合をひっくり返すものを持っているので、お客さんも納得できる試合をしたいと思います。古村選手と僕はお互いに1発でひっくり返せるものを持っているので、瞬き厳禁で楽しんで帰って下さい」
▼第7試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級 3分3R延長1R
・中島弘貴(LARA TOKYO)→70.0kg
「明日はKOで勝つのが一番ですが、狙い過ぎると今までの試合経験上、いい試合ができていないので、自分の全力を出し尽くすような試合をしたいと思います。
(対戦相手の印象)話をいただいた時は知らない選手でしたが、調べてみたら海外で強い相手としっかりやり合っているので油断できない相手だなと思います。
(重いクラスでどういうところを見せたい?)スピードもあって軽量級にない迫力あるような試合を見せられるんじゃないかなと思います。
(ファンにメッセージ)明日はお客さん、自分も納得できる試合をしたいと思います」
・曽根修平(チャクリキ武湧会)→70.0kg
「明日は中島弘貴選手という、とても素晴らしい選手と試合ができるので会場を盛り上げる試合をしたいと思います。
(対戦相手の印象)知名度もあって昔からよく知っている選手。パンチもキックも強いと思うので、そこに自分がどれだけやれるかを楽しみにしています。
(インパクトを残すために必要なことは?)『KNOCK OUT』ファンは自分のことをほとんど知らないと思うので、前にどんどん出て、少しでも自分の名前を憶えてもらえればと思います。
(重いクラスでどういうところを見せたい?)70kgはスピード、迫力もあり、とても迫力のある試合になると思います。
(アウェーで戦うことについて)僕は海外での試合経験もあり、試合はほぼアウェーなので気にしていません。こんなビッグイベントで中島選手と話が来た時は二つ返事で答えました。
(ファンにメッセージ)明日はみんなに覚えてもらえるように、熱い試合をします。北九州から来たからには勝ちに徹して戦います」
▼第6試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級 3分3R延長1R
・吉野友規(STURGIS新宿)→74.5kg
「去年8月に試合が決まってましたが、体調不良により試合を流してしまい、大会関係者の皆様にはとてもご迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした。明日の大会では、斗吾さん、よろしくお願いします。倒しにいきます。
(対戦相手の印象)オーラがある選手で、戦わせていただけることにとても感謝しております。
(重いクラスでどういうところを見せたい?)スピードかなと思います。僕はパワーもありますが、スピードを見てほしいです。
(ファンにメッセージ)明日応援に来てくれるファンの皆様、ありがとうございます。しっかり結果を出したいと思います」
・斗吾(伊原道場本部)→75.0kg
「明日は全ての試合の中で斗吾の試合が一番面白かったと思われる試合をして盛り上げたいと思います。
(対戦相手の印象)吉野選手は映像で見る限り、凄く大きくてガンガンくる選手なのでそこで負けないように明日は僕もガンガンいきます。
(インパクトを残すために必要なことは?)アグレッシブにいって、お客さんが一番面白いと言われるパフォーマンスをしたいと思います。
(重いクラスでどういうところを見せたい?)パワーとスピードのどちらにも注目してほしいです。
(アウェーで戦うことについて)僕はずっと伊原信一会長のもと、新日本キックボクシング協会で試合をしてきて、一度、ラジャダムナンスタジアム、KNOCK OUTさんで試合をさせていただきました。吉野選手とのお話を聞いた時に、明日の試合が凄くチャンスが来たと思い、速攻で受けました。明日が凄く楽しみです。
(ファンにメッセージ)コロナの大変な状況の中で、明日会場に来られるお客様ありがとうございます。お客様が来場しなかったらこの大会はできなかったと思いますし、関係者、ファンの皆さんに凄く感謝しています。明日はファンの皆さんの期待に応えられるように頑張ります」
▼第5試合 KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R延長1R
・壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)55.15kg→55.0㎏
※再計量のためにノーコメント
・横野 洋(キックボクシングジム3K)→55.0kg
「去年は全然何もせずに終わったので、今年は1発目でかましていきたいと思います。
(壱の再計量について)ちょっとだけだろうし、大丈夫やろうなと思います。
(試合に向けて練習で重視してきたこと)REDルールはめちゃ苦手なので打撃を磨いてきました。
(明日、自分の階級で一番目立つためにすることは?)カッコいい技で倒したいです。
(ファンにメッセージ)去年は『KNOCK OUT』で何も結果を残せていないので、今年は一発目から印象を残せられるように頑張ります」
▼第4試合 KNOCK OUT-RED -54.5kg契約 3分3R
・石川直樹(team Lit)→54.5kg
「しっかりKOで勝ちたいと思います。
(試合に向けて練習で重視してきたこと)対戦相手どうこうよりも、対人練習を多めにやってきました。
(明日、自分の階級で一番目立つためにすることは?)階級はバンタム級でやっていきたいので、誰も相手がいなかったら次の試合は55kgでもしょうがないと思うので、差を見せて勝ちたいと思います。
(ファンにメッセージ)明日は皆さんお待ちかねのヒジ、ヒザのオンパレードでしっかりいじめたいと思います」
・森岡悠樹(北流会君津ジム)→54.5kg
「明日は2022年一発目の『KNOCK OUT』の興行にふさわしいように、1Rから最後まで倒しにいく姿を見せて、最後はノックアウトで締めたいと思います。
(試合に向けて練習で重視してきたこと)REDルールにしかない技を磨いてきました。明日はそれを見せられたらと思います。
(明日、自分の階級で一番目立つためにすることは?)明日はヒジで派手に倒したいと思います。
(ファンにメッセージ)明日はお互いに倒しにいくと思います。近い距離での攻防も多くなると思うので一瞬も目を離さないでKOを見ていて下さい」
▼第3試合 KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級 3分3R延長1R
・津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)70.1kg→→69.9kg
※再計量のためにノーコメント
・平塚洋二郎(チーム・タイガーホーク/大道塾仙南支部)→70.0kg
「明日は全局面で上回ってしっかり勝ち星を収めたいと思います」
▼第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級 3分3R
・小磯哲史(TESSAI GYM)→64.8kg
「明日は何ラウンドとは言いませんが、必ず倒します。早い方がいいですね。なるべく早い段階でぶっ倒します」
・Apollo中山(GOD SIDE GYM)→64.9kg
「めちゃくちゃ仕上げてきたので、明日は思いっきりぶつかってぶん殴りにいきたいと思います」
▼第1試合 KNOCK OUT-BLACK -53.0kg契約 3分3R
・ナカムランチャイ・ケンタ(team AKATSUKI)→53.0kg
「倒されません。頑張ります!」
・乙津陸(クロスポイント大泉)→52.5kg
「明日は絶対にぶっ倒します」
▼プレリミナリーファイト第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級 3分3R
・智己(LARA TOKYO/スピリットジム仙台)59.8kg
・斧田雅寛(KIBAマーシャルアーツクラブ)59.8kg
▼プレリミナリーファイト第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級 3分3R
・井ノ本航希(LAILAPS東京北星ジム)→51.7kg
・山岡由忠(クロスポイント大泉)→51.7kg