2022/10/18
11.19 KNOCK OUT 2022 vol.7|対戦カード発表記者会見レポート
2022年11月19日(土)東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2022 vol.7』の記者会見が10月17日(月)都内にて行われ、主要対戦カードが発表された。
■スーパーファイト KNOCK OUT-BLACK フェザー級 3分3R・延長1R
龍聖(NOPPADET GYM)vsグ・テウォン(韓国)
龍聖は初代KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者で12戦12勝(9KO)無敗の戦績を持つ超新星。今年9月大会では小笠原裕典を初回KOで沈め、改めて実力を証明している。対戦する韓国のテウォンは龍聖と同い年の21歳で、戦績は20戦14勝(8KO)6敗。MKF REVOLUTION -60kg級王座をはじめ、韓国でもタイトルを獲得している強豪だ。
宮田プロデューサーは、テウォンについて「60kgのベルトを保持していますが、57.5kgでも問題ない。非常に華やかな試合をする選手でセンスが光る。いろんな選手の映像を見ながら選定して面白いと思って決定しました」と選定の経緯を説明した。
マイクを持った龍聖は「9月に試合して次が11月で、本当に格闘家として試合がどんどんできることに幸せを感じています。みんなを驚かせてやろうと思っています」と意気込む。テウォンの映像は既にチェック済みで「結構憎たらしいというか、ガンガン来るなという感じです。(龍聖選手と似ている?)宮田さんにも同じことを言われました(苦笑)。僕よりは雑ですね。1Rで終わっちゃうかなと思います」などと強気なコメント。
韓国人選手のフィジカルや気持ちの強さについては「日本で活躍している選手も韓国人は気持ちも強い。そこはあるのかなと思いますが、別に意識が飛んじゃえば気持ちは関係ないし、それに負けない気持ちや身体を僕も作っていくので関係ないです」と問題ない様子。
所属ジムから離脱した龍聖は、師匠のノッパデッソーントレーナーが会長を務めるNOPPADET GYMに移籍したことで「基本的にノップとの練習が増えた」との変化もあり、「9月の試合に向けて良い練習ができて、試合の結果にも出たので凄く自信はあります。これ(今の練習)をやっていけば間違いない」と確かな手応えを感じている。
新しいチームのジム代表選手として「僕が今トップで僕の後輩やこれからプロを目指す選手がいるんですけど、良いところを見せないといけない。未来が僕にかかっていると思うので、突き抜けていきたい」と背中で見せる構えだ。
続けて「みんなが驚く試合をしていくことが、一番それに対しての近道なので、一瞬で殺すような試合を見せたいです。(勝ち方のイメージは)何となく出来上がっています。全部攻撃してしっかり考えながら戦って、空いたところで倒す風に考えています」とKO予告。
この試合は今年最後かと問われると「本当はもう1試合したい。ガツンとアピールじゃないけど、見せたいなと思っています」と大晦日参戦を宣言する。
オープンを迎えるNOPPADET GYMについては「11月4日にグランドオープン、JR横浜線の淵野辺駅から歩いて8分のところでジムをやることになりました。僕を含めてプロもいますし、プロを目指す選手、女性男性問わず通いやすい雰囲気で楽しく過ごせるジムを目指してやっていこうと思っています。リングもあって、清潔感を大事にしていきます。僕の先生だったノップが会長という形でジムをスタートしていきます」と宣伝し、合わせてジムのロゴマークも公開された。
最後に「11月まで残り1カ月くらいですが、しっかり練習して9月より強い龍聖を見せたいと思います。驚く試合をするので是非会場まで足を運んでください」とファンへメッセージを送った。
■スーパーファイト KNOCK OUT-BLACK -64.0kg契約 3分3R・延長1R
バズーカ巧樹(菅原道場)vsTAaaaCHAN(PCK連闘会)
KNOCK OUT-BLACKライト級王者のバズーカが11月大会に出陣。今年6月にはシュートボクシングのリングに乗り込んだが、笠原弘希にドクターストップによるTKO負けを喫し、前戦となった所属ジム主催興行ではタイのテーパプット・シンコウムエタイと引き分けている。
対するTAaaaCHANは、仙台発の格闘技イベント『聖域』現統一スーパーライト級王者、元統一ライト級王者。※TAaaaCHANは会見欠席のためコメント無し。
バズーカ巧樹
「押忍。久々のKNOCK OUTの試合で暴れるのが楽しみです。
(相手の映像は見たか?)いや全く。まあ別に見る必要がないです。
(どういう選手?)よくわからない名前。
(リングネームについては?)ローマ字。
(相手の戦い方については?)興味を示す必要がないです。
(どういう試合をしたい)ぶっ倒す。
(テーマは)ぶっ倒す。
(西岡との再戦について)さっさとやり返したいと思いましたが、とりあえずローマ字のやつをぶっ倒してから考えます。
(相手のリングネームから何かインスピレーションは感じるか?)動物園みたいな感じです。
(久しぶりのKNOCK OUT登場。より進化した部分は?)殺傷能力は進化しました。
(前回シュートボクシングで悔しい思いをしたと思うが?)ちょっと切れられて止められただけですが、結果は負けなので出直します。
(本日の会見で西岡の顔を見た感情は?)早くやってやりたいと思いました。※昨日の『KNOCK OUT 2022 vol.6』で勝利した西岡蓮太は本日の一夜明け会見に出席していた。以前西岡に敗北を喫していたバズーカは対戦をアピールしている。
(今後の3月にビッグマッチを控える『KNOCK OUT』で今後の展望は?)目の前の相手をぶっ倒せればいいなという感じです。
(東京MXで番組が始まり、出場選手の密着取材やバラエティーも放送される。バズーカ選手の地上波メディアに登場することについては?)テレビに映してはいけないこととかあるので、色々考えて行動しないといけないなと。
(ファンへメッセージ)来月思いっきり暴れるので楽しみにしていてください」
■第2代 KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級王座決定トーナメント・決勝戦 3分5R・延長1R
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)vs森岡悠樹(北流会君津ジム)
KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級初代王者・小笠原瑛作の王座返上に伴い、行われる同王座決定トーナメントがいよいよ決勝戦を迎える。
今年9月に行われた準決勝。端正なルックスで注目を集める壱は、持ち味のムエタイスタイルで大野貴志をフルマークの判定で撃破。一方の森岡は175cmの長身から打ち下ろす強打でベテランの炎出丸をTKOで下し、決勝へ進出してきた。
KNOCK OUTのリングでは、21年11月に小笠原瑛作にKO負けを喫した試合以外は全て勝利している壱。優勝候補と目される壱撃破へ燃える森岡は、勝ち負けを繰り返しながらも不屈の闘志で王座決定戦まで辿り着いた。両者は21年3月に戦い、その際は壱が判定勝利している。勝つのは念願の王座獲得へ燃える壱か、それともリベンジを誓う森岡か。
壱・センチャイジム
「ここはベルトの価値を上げるために、パパッと圧倒的に勝ちます。
(前回の相手の印象)去年はダウンを取りましたが、そこまで圧勝という感じではなかった。左ミドルを気にしていると思うので、その時点で勝負アリだと思います。(準決勝については)森岡くんが勝つと思っていたので、予想通りと思いました。
(前回から変わった部分)細かい話になりますが、自分の戦える距離が増えた。前やった時はミドルとヒジの距離でしか戦っていなかったけど、それ以外にも戦える距離が増えたのでそこを見せられたらと思います。
(ベルトへの想い)僕は本来、瑛ちゃん(=小笠原瑛作)に勝って巻きたかったのですが、自分の意識も変えていったので、このベルトには新しい意味があって新しい景色が見られるのかなと思います。
(森岡の発言を聞いて)顔から感じてくれたので、大野君よりはいいやつですね。顔から理解しているんじゃないですか。リングで分からせればいいので。
(ファンにメッセージ)今後は地上波も始まって盛り上がっていくと思う。やっぱり華がある奴がチャンピオンになって、KNOCK OUTを盛り上げていく。ここは圧倒的に勝ちます。応援よろしくお願いします」
森岡悠樹
「自分は1年前壱選手に負けて、そこから1つ1つ自分でチャンスを掴み取ってあと一歩でベルトというところまで来れました。11月19日にあと1つ勝って自分がベルトを巻くので応援よろしくお願い致します。
(前回の印象)壱選手の得意な左ミドルを食らって、あとは自分の練習不足のスタミナの無さにつけ込まれて負けました。大野選手との試合でも左ミドルで組み立てて、あそこまで作れるのは相変わらずだと思いました。
(前回から変わった部分)負けてから毎試合、引き分けや負けを挟んでとにかく悔しくて練習量がどんどん増えていって、2試合前くらいから試合の緊張がなくなって、自分のペースで試合ができるようになりました。前回も練習通りの動きができたので、次も1年前とは違う試合ができると思います。
(ベルトへの想い)自分はベルトを巻いたことがないので、その一本が『KNOCK OUT』になるのが嬉しい。(以前、大野は壱に対して『オーラを感じない』と言っていた。森岡は壱にオーラを感じるか?)顔からくる華だけですね。他はないです。
(ファンにメッセージ)11月19日、自分の1年越しのリベンジを後楽園に観に来て下さい。応援よろしくお願いします」
■KNOCK OUT-RED -50.8kg契約 3分3R・延長1R
老沼隆斗(STRUGGLE)vs阿部晴翔(チーム・タイガーホーク)
老沼隆斗
「9月に試合が無くなって色々ありましたが、ほぼ1年ぶりのKNOCK OUTのリングに上がることになって、フライ級と同じ階級で組んでいただいて宮田さん、ありがとうございます。今連敗中ですが、やることをしっかりやってきているので試合で出せればいいなと思います。
(相手の印象は?)小柄で僕も小柄ですが回転も速い感じです。KOしている試合はほとんどパンチ。パンチの回転とパワーがある選手。(どう戦うか)いつも通り蹴りまくろうって感じです。
(契約体重について、老沼選手の希望?)僕の次の目標はフライ級でベルトを獲りたいと思っている。僕がフライ級の階級でKNOCK OUTで試合して、良い試合をして活躍できればそのうちタイトルも作ってもらえると勝手に思っている。しっかり勝っていきたい。
(50.8kgの試合について)51kgで試合をしていたので、普段と変わらない感じです。全然大丈夫です。
(1年ぶりの『KNOCK OUT』で何を見せたいか)負けが続いちゃっていますが、昔、連勝していた時の勢いをまた作っていきたい。それを見せられたらと思います。
(その手応えは?)練習だといつも通り変わりませんが、試合で倒したりとか、良い試合ができれば乗ってくると思いますね。
(年齢を重ねて進化した部分は)全体的に自分としては良くなっていると思いますが、身体のフィジカル的な強さは凄い上がったかなと思っていますね。
(ファンにメッセージ)1年ぶりのKNOCK OUTのリングに帰ってきたので、僕は蹴りが得意なのでしっかりした技術、蹴り技を見せていきたいので会場に観に来て下さい」
■KNOCK OUT-BLACK スーパーバンタム級 3分3R・延長1R
響波(Y’s glow)vs古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)
※響波は保持していたKNOCK OUT-REDバンタム級王座を返上。スーパーバンタム級に1階級アップし、今大会に参戦することになった。
響波
「今回階級を1つ上げて試合をするのですが、相手の選手は空手出身でパンチ力が強いと思う。でも自分はバンタム級のチャンピオンというのもあるのでしっかり勝って次につなげたいと思います。
(相手の印象は)空手で成績を残している印象があります。空手で凄い戦績を残している選手という印象です。
(空手の実績は?)今聞いてびっくりしています。自分も空手出身で4歳からやっていましたが、空手だと多分あまりやりたくない選手かなと思う。今回はキックボクシングなので、キックボクシングでやる分自分の方が全然強いと思います。
(負けたくない部分は)全部で圧勝ですね。(KNOCK OUTには久しぶりの参戦。階級を上げてBLACKルールでの試合について)去年はバンタム級REDのチャンピオンになって、階級を1つ上げてREDもBLACKも両方盛り上げていきたいと思って。BLACKでも十分チャンピオンになれると思っています。しっかり練習します。
(ファンにメッセージ)しっかり仕上げて練習してくる。華のある試合を見せられたらと思います。応援よろしくお願いします」
古木誠也
「チャンピオン相手に自分の実力がどこまで通じるか分かりませんが、必死で喰らいついていきたいです。チームの皆んなを信じて試合まで仕上げていきます。応援よろしくお願いします。
(相手の印象は)背が高いので距離感は遠いのでやりにくのかなと思うのですが、トレーナーさんをはじめ皆んなで作戦を練って頑張っていきます。
(空手の実績について)幼稚園の年長、小学1年ぐらいから始めて20年やっています。極真空手に出て、小さい大会も含めますと100回近く優勝しています。年間15~16試合出ていて、幼稚園からずっと試合しています。最初優勝したのは、小さくて記憶にないですが小学1~2年ぐらいだったと思います。
(負けたくない部分は)パワーと気持ちには自信があるので絶対に負けないようにしたいです。
(ファンにメッセージ)しっかり仕上げて勝ちにいくのでよろしくお願いします」