2023/03/07

3.5 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”|一夜明け会見レポート

 

 

2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の一夜明け会見が6日(月)都内にて行われた。

 

 

 

“座るだけで体幹が鍛えられるバランスボールチェア”の『MAROOMS(マルームズ)』様が今大会の冠スポンサーとなり、本戦13試合の勝者には【MAROOMSバランスボールチェア】と【MAROOMS賞】を贈呈、プレリミナリーファイト・本戦の全試合を対象とした【MAROOMS三賞】も用意され、MAROOMS MVP賞(賞金30万円)は小笠原瑛作、ベストKO賞(賞金20万円)は鈴木千裕、ベストバウト賞(賞金10万円ずつ)は第5試合の響波vs壱・センチャイジムが選出された。

なお、好試合が連続した今大会はファン、関係者からの評価も高く、日本格闘技界初となった【KNOCK OUTオフィシャルYouTubeチャンネル】にての無料ディレイ配信では「ライブ配信の同時接続は1万5000人以上の視聴者があり、全試合のトータル再生数は200万超え、YouTubeの急上昇ランキングでは3位に入ったことを『KNOCK OUT』メディア担当者から報告があり、大成功だったと思います」と宮田充プロデューサーは大会を総括した。

 

 

 

▼第13試合 鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)※マルコス・リオスに1RKO勝ち

 

 

会見に登場した鈴木は「メインの仕事をちゃんとできたかなと安心しています。勝利した瞬間は『(こうなる)だろうな』と。俺がやってきた練習は間違っていないので、それが1つ証明できたことと、いつも練習を見てくれているタイ人トレーナーが国に2カ月帰るのでちゃんと安心して帰れるなと思いました」と試合を振り返る。

 

 

この一戦に向けては「倒すことだけを考えて勝負にいきました。あそこまで最初から振り切れたスタイルができるのは練習量があるからじゃないですか。倒す練習しているのに、倒せないのは意味が分からないし、理解できない。逆に判定にいくのは難しい」と強豪相手でもいつもと変わらず倒しにいくことを考えていたという。

 

 

キックマニアの間で“南米最強”の異名を取るリオスはプロキャリア71戦69勝をマークし、これまで7本のベルトを獲得している世界的な強豪だったが、「何かやってやるという圧力が凄くて、最初は下がってしまいました。何か狙っているのも感じて、さすが南米最強と言われるほどのものはありましたね。ミドルが強い選手なので、蹴りを避けてリターンを返す練習をしていました」と警戒しながらも「持ち味を出させないうちに倒す。僕の格闘技の理想は、最短で最も手数を少なく倒すことなんです。今回そこにはできたので納得しています」と短期決着は狙い通りだったとのこと。

 

 

「『KNOCK OUT』ビッグマッチのリングから見た景色は最高でした。どんどん『KNOCK OUT』は大きくなっていくのをデビューしてから感じてますし、これから大きくなっていくと思います。他団体もいい味がありますが、純粋に『KNOCK OUT』はこういう色だと見てほしいですし、『KNOCK OUT』のことは僕をきっかけに知ってほしい」とKNOCK OUT愛を語る。

 

 

試合後にはリングサイドにいたRIZIN・榊原信行CEOへ向かって「RIZIN、クレベル選手とタイトルマッチやらせてください」とマイクアピールしており、「RIZINで『KNOCK OUT』の看板を背負って活躍すると『KNOCK OUT』を大きくするきっかけにもなりますし、二刀流を叶えるのは僕の夢なのでそのきっかけが作れると思ったので、マイクアピールしました。今年二刀流を体現したいので、ベルトに向かって頑張っていきたい」とRIZIN王座獲得に向けても熱く語る。RIZINでの次戦については「特に怪我はなく、殴った右手が突き指ぐらいなので8時間ぐらいで治ります。4月のRIZINは準備期間が少ないので、次はちゃんと練習して5月か6月あたりを狙ってやりたい」という。

 

 

今後の『KNOCK OUT』参戦については「タイミングが来たら出ますし、山口会長と『KNOCK OUT』に任せようと思います」いい、「K-1とRISEで『THE MATCH』や交流試合しているように、他団体のチャンピオンと対抗戦をやりたい。『KNOCK OUT』の看板を背負ってぶつかりたい」と団体対抗戦を希望する。

 

 

具体的に誰と戦いたいのかを聞かれると「原口健飛選手。僕が今回戦ったリオス選手は、何かのキック世界ランキングでは10位、原口選手は5位にいました。僕は事実上10位に入ったと思うので、国内最強と言われている原口選手との距離は詰められているのかなと。最強を証明するには、そこを倒すのが一番いいですし、2年前に(原口に)『眼中にない』と言われたので『眼中に入ってきたぞ』と伝えたい」と第6代RISEライト級王者・原口健飛戦をアピール。

 

 

兄の鈴木宙樹が上がったONEルンピニーのリングについては「今は『KNOCK OUT』とRIZINなので特に考えてないですけど、単発で看板を背負って出られるなら、それもありかなと。でもお兄ちゃんが出ているなら、そこは自分の力で切り拓いてほしいので僕が出るまでもないかなと思っています。頑張れ、宙樹!一緒にがんばろう」と兄にメッセージを送った。

 

 

最後にファンにメッセージを求められると「今年中に二刀流を体現するので見届けて下さい!」と力強く語った。

 

 

 

 

 

▼第12試合 龍聖(WIVERN)※ペットセーンセーブ・ソーヂョー.トーンプラーヂン(タイ)に延長R判定勝ち

 

 

現ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者に延長戦の末に判定で下し勝利した龍聖は「苦しい戦いでした。相手はめちゃくちゃタフで気持ちも凄く強くて、今まで体感したことのない試合中の恐怖とかがあって凄くきつかったです。相手はローを思いっきり蹴っていて、強いなと感じました。僕はローをもらったことはなく、舐めていたなと思います(苦笑)。骨や靭帯は大丈夫だと思いますが、足がめちゃくちゃ痛いです。1Rに打たせてパンチを返していたのですが、相手にとって100%いい位置でもらっていたらやばかったなと。その後の2、3Rはやばいと思ってカットして対応できました。(延長に行く前に)セコンドは勝ったと言っていたが、自分は延長になるかなと。僕は蹴りを受けてパンチを返していたけど、蹴りのポイントを取ったジャッジもいたのかなと思います。3Rの最後の方は返しがないまま終わって、そこで印象が良くないと思ったので延長があるなと。このまま本戦で終わってほしいと思っていましたが、気持ちを切らせずに戦えました」と苦しい戦いだったと振り返る。

 

 

延長戦で取ったダウンについては「狙っていたものではなく全然本能のまま出ました。1Rからボディを打って最後のバックスピンが効いたことがダウンにつながったのかなと思います。バックスピンに関しては、日本人がタイ人に攻略する映像を見ていた時に、ちょうど那須川天心選手とワンチャローン選手の試合はサウスポーとサウスポーで、天心選手のバックスピンを見ていたんです。僕はバックスピンはできないけど、練習でふざけてやっていたのを試合中にたまたま思い出して出したら入りました(笑)。練習では自信があって、ずっとやって練習してきたことがその瞬間に出たのかなと思いました」という。

 

 

第4試合で同門の武蔵がKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者・古木誠也に1RKO勝ちしたことにも影響を受け「あの勝利は大きかったです。武蔵がああいう勝ち方をしたから逆に空周りしたかもですが、俺もやらなきゃと感じました」。

 

 

『KNOCK OUT』初のビッグマッチ参戦については「僕はREBELSの時から出てますし、ずっと後楽園でやって他のイベントがデカい箱でやっていて、同じジムのメンバーのセコンドでそういう会場に行った時に歯がゆい思いがありました。『KNOCK OUT』でずっとやってきたメンバーとこうやってやれたことは1つのゴールであり、1つのスタートを切れたので、嬉しいし達成感もあってこれからだと思います」と達成感を感じつつも、すでに次を見据えている。

 

 

今後については「『KNOCK OUT』代表として武蔵も凄い選手なのですぐにベルトを巻かせるし、二人でチャンピオンとして『KNOCK OUT』を盛り上げるのはもちろんですけど、日本のキック界を盛り上げていきたいですね『KNOCK OUT』をみんなが知っているイベントにしていきたいでし、個人的にも日本の階級で俺が一番強くありたい」と話す。

 

 

現在はキック界のスター不在と言われている状況の中、「僕がスターになるには勝ち続けていくことがもちろん大事で、昨日みたいな勝ち方はダメ。勝ち方、倒し方が問われるのかなと思います。昨日はきつい試合になりましたが、昨日の試合で一皮むけました。今は凄くやる気に満ち溢れていて、すぐにでも練習したい感じです。もっともっと練習して次の試合でも見せたい」と意気込みを語った。

 

 

 

 

 

▼第11試合 小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)※ロンナチャイ・トー.ラミントラーに3R判定勝ち

 

 

「代々木体育館でビッグマッチをやりたいと発言し続けて、昨日開催でき、代々木第二のリング上から見る景色は最高でした。前回、2年半ぶりに負けて、次の相手は誰にするかという中でタイのMVPを選んでいただき、僕を信じてカードを組んでくれたことを感謝してます。そういう相手を用意してくれなかったら、前回の負けを取り返すこともできませんでした。そこがホッとしています。と共に 『KNOCK OUT』の第一歩を踏み出せたと思うので、これからさらにデカくなる『KNOCK OUT』に注目してください。

 

 

(MVPを獲って)勝った実感があんまりなくて、試合終わってからも一睡もできずに来ました。今回勝てるか分からない中、試合が決まってから2カ月間は不安でもがいていた時期なので、今回勝てたのは自分の中でもまだすっと落ちてない部分もあります。

 

 

(競った試合だった?)蓋を開けてみたらスピードも翻弄できたと思うし、タイのMVPを相手に自分が積み上げてきたものが通用したなと思います。

 

 

(相手について)際で振ってくるヒジとか、前回の負けをフラッシュバックさせてくるものがありました。この大会で一番早く決まったカードだったので、長い間相手の映像を見て研究、対策してきたことがバッチリハマったなと思います。想定内でロンナチャイの強さをいなして、自分の戦いができました。

 

 

(作戦通り序盤から仕掛けた?)タイ人選手は初の日本での試合で、3Rのペースに慣れていないのは大きかったと思います。

 

 

(後半に感触は?)倒し切れる部分がありました。前回はそこで行き過ぎて一発もらって仕留めきれなかった部分はあります。

 

 

(今後は?)年に1回ではなく、毎回たくさんのお客さんを集められるような規模の大会を何度もできるようにしたいですね。代々木を超えるキャパの会場でやれたらいいなと思います。タイのトップ選手に勝てたので、世界は見ていきたいです。日本人だったら他の団体のチャンピオンに負ける気もしないので、もし対抗戦があるなら宮田さんに自信を持っていただき、『KNOCK OUT』の看板を背負っていきます。団体の価値を下げないで上げる自信もあるのでそういうマッチメイクも組んでいただきたいなと。

 

 

(次のビッグマッチの会場はどこを目指すか)代々木第一は第二の2倍の観衆が入る会場だというのでいいんじゃないかと。次こそはそこで僕がメインを張って引っ張っていきたいですね。

 

 

(ONEルンピニーについて)鈴木宙樹がONEルンピニーに出ましたけど、そういうところで活躍すると『KNOCK OUT』の名前が世界的にも広まると思います。ロンナチャイに勝ったことでタイでも僕の名前が広まったし、『KNOCK OUT』のイベントも広げることができました。ベルトを持ってONEに挑戦することは自分の中でもやりたいことでもあります。世界を相手に自分の実力を証明していきたいです。

 

 

(ファンにメッセージ)KNOCK OUTはこれからまだまだ大きくなる大会だと思います。僕と『KNOCK OUT』に付いてきて、一緒に盛り上げていけたらと思います」

 

 

 

 

 

▼第10試合 木村“フィリップ”ミノル(タイ / Battle Box)※クンタップ・チャロンチャイに1RKO勝ち

 

 

「昨日は計量に失敗して試合を楽しみにしていた方々、関係者の方々、申し訳ございませんでした。試合を受けてくれたクンタップ選手に凄く感謝しています。

 

 

(ムエタイルールで緊張感は)32秒しかやっていないので、そこは掴める前に終わりました。

 

 

(最初から倒しにいく作戦で倒せた?)プレッシャーをかけながら相手の隙をつくという勝負所を見極めて一気に行こうと思っていました。

 

 

(体重に関して)シンプルな調整ミスです。自分の感覚がズレていて最後にミスをしました。

 

 

(試合時は何キロ?)計っていないのですが、80kgちょっとあったと思います。

 

 

(今後の階級は?)70kg近辺でやりたいと思います。減量の仕方をしっかり見直して無理なくやれる幅でやりたいです。

 

 

(試合を終えての気持ち)嬉しい感情はあんまり出てこなく、申し訳ない気持ちでした。

 

 

(リング上で表明していたパッキャオ戦について)昨日話した通り、パッキャオ選手の相手を探しているなら僕が立候補したいという感じです。

 

 

(ルールの希望は?)希望も何もそこはボクシングルールで、パッキャオ様が言った通りにするしかないと思います。

 

 

(KNOCK OUTのリングについて)無茶苦茶楽しかったです。

 

 

(今後も『KNOCK OUT』参戦は?)大きい会場でやる時に声をかけていただきたいと思います。

 

 

(今後もヒジありで参戦したいか)試合で新しい武器を見せていきたいと思います。決まったルールで自分の最大限の良さを発揮するだけですね。

 

 

(ファンにメッセージ)応援ありがとうございました。これから先のことは決まっていませんが、凄く面白い試合をみんなに見せていくために頑張っていくので引き続き応援よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

▼第9試合 不可思(クロスポイント吉祥寺)※バズーカ巧樹に3RKO勝ち

 

 

「前回12月の試合から今回の試合に向けて、新しく戦略を立てて相手の分析をするようになって、手応えも掴めて勝つことができて安心しています。

 

 

(久々のヒジありルールについて)バズーカ選手がヒジを狙ってくると思っていたのですが、1R目から思っていた以上に狙ってきて『あぶねぇ!』という場面がありました。BLACKルールにすれば良かったと思いましたが、自分はヒジを使えるので楽しかったです。

 

 

(昔のヒジ打ちの試合に出ていた感覚を思い出した?)その時の感覚とは違いました。以前はヒジをもっと使ってましたが、自分はヒジなしに慣れていたんだなと感じました。今日はヒジありルールだというのを忘れないようにしていました。

 

 

(最後に仕留められて一番良かったことは?)最後まで冷静に相手を見られたと思います。いつもだったら1Rからもっとガッと行って、バズーカ選手が狙っていたヒジをもらっていたかもしれません。昨日は1R目は見過ぎたぐらいだったので、ちょうど良かったなと思います。

 

 

(『KNOCK OUT』のビッグマッチに出て)楽しかったのでまた出たいです。

 

 

(次はBLACK、REDのどちらのルールで出たいか)どちらでもやります。

 

 

(2R、3Rと途中からヒジを出したのは?)何か使ってみようぐらいの感じでした。昔はヒジが得意でしたが、最近はヒジなしに慣れているので、せっかくヒジあるなので出しちゃいました。

 

 

(K-1以外のリングに出て違ったことは?)会見、会場から空気感が全然違います。昔は色んなところに出てましたが、また違うところに出て楽しいと思いました。

 

 

(ファンにメッセージ)『KNOCK OUT』のリングを盛り上げられるように楽しみにしてますし、ファンの皆さんも楽しみにして下さい」

 

 

 

 

 

▼第8試合 スアレック・ルークカムイ(タイ/STURGIS新宿)※渡部太基に3R判定勝ち

 

 

「勝つことができて良かったです。

 

 

(渡部の攻撃を受けて)特に感じませんでしたが、相手の身体が大きかったことと、打たれ強くてなかなか倒れてくれませでした。

 

 

(BLACKルールでヒジが使えなかったことについて)同じルールで何度も試合をしてきているので戦いづらかったことはなかったのですが、ヒジが使えたらもっと楽しい試合ができたと思います。

 

 

(今後は?)昨日は勝つことができ、自分としては昨日で終わりにしようという気持ちになりました。これまで支えてくれました山口代表、宮田プロデューサー、関係者の方々に非常に感謝しております。ありがとうございました。

 

 

(試合前からこれで最後にしようと考えていた?)戦う前から少し考えていましたが、勝利したことでここで線を引こうと決めました。

 

 

(昨日の大会でタイ人唯一の勝利でしたが、何か思うことはあったか)勝ち負けがあるので普通のことです。自分はタイ人ですが、日本に在住しています。タイから来た選手はどういう心境で戦っていたかは分かりません。自分は日本に長くいることで応援の声をたくさんいただけましたし、他の選手よりはいいパフォーマンスができたと思います。

 

 

(引退するにあたり、何かやり残したことはないか)特にやり残したころなく、『KNOCK OUT』の舞台で終わりにするので心残りはありません。

 

 

(ファンにメッセージ)昨日はたくさんの応援をいただき、感謝しております。ありがとうございました。勝つことができて良かったです」

 

 

 

 

 

▼第7試合 宇佐美秀メイソン(Battle Box)※杉原新也に3R判定勝ち

 

 

「試合の内容に関しては全く納得行ってなくて、自分の個性を凄く出せたのは良かったと思います。

 

 

(納得いかないのはどういう部分か)試合内容では圧勝したかもしれませんが、倒し切れなかったのは納得いってないです。

 

 

(倒し切れなかった理由は)相手はキャリアを積んでいる選手ですし、自分の足りない部分もあったと思います。自分でも分かりませんがこれからは倒していきたいと思います。

 

 

(一番手ごたえがあった技は)1Rに拳を痛めて、2Rから足を使っていき、蹴りに関しては良かったと思います。

 

 

(拳はいつ痛めた?)ストレートを相手のオデコに打って痛めて、3Rからオープン気味のフックに切り替えて打ちましたが痛みがひどかったので、右手中心の攻撃に切り替えました。この後に病院に行きます。

 

 

(今後は?)まずは拳をしっかり治してから。キックもそうですが、MMAをメインにやってきたのでMMAもやっていきたいと思います。

 

 

(ファンにメッセージ)拳を怪我してしまったので、まずはフィジカルを強化してまた試合をするので、良かったら応援して下さい」

 

 

 

 

 

▼第6試合 久井大夢(TEAM TAIMU)※元山祐希に3R判定勝ち

 

 

「昨日は見ている方がガッカリするような内容だったので、これからもっと頑張ってやっていきます。

 

 

(内容に関して満足していないのは?)普通に倒せたとしても良くない内容でした。相手が頑丈だったのでカウンターを狙い過ぎたのが良くなかったのかなと思います。

 

 

(対戦した元山の印象)試合前と印象は変わらないです。頑丈さは分かっていて、カウンターにこだわり過ぎました。

 

 

(途中、作戦変更しようとは?)2Rから三日月蹴りを入れて攻撃パターンを変えましたが、相手は頑丈でした。

 

 

(自身の試合までに現チャンピオンの負けが続いていたことの影響は?)僕には関係ないかなと思っていたし、それよりも後半の3人が勝った方が気になりました。

 

 

(今後に関して)怪我がないので、今月でも来月でも試合を組んでください。昨日の内容も良くないし、最悪やなと思っているので、すぐに練習を再開して試合で取り返したいです。

 

 

(ファンにメッセージ)4月大会に呼んでもらえると思うので、次は見ている方がビックリする勝ち方で倒せるようにまた頑張ります」

 

 

 

 

 

▼第5試合 響波(Y’s glow)※壱・センチャイジムに3RKO勝ち

 

 

「現チャンピオンの壱選手と戦えて嬉しかったです。結構、壱選手のミドルが重く、最初はミドルとヒジでやられていたのですが、何とか3Rに持ち返してKO勝ちすることができました。

 

 

(MAROOMS BEST BOUT賞に選ばれて)お金(10万円)がもらえて嬉しいです(笑)。使い道? まだ考えてないです。

 

 

(大激闘の中で勝ちを掴めた理由は?)練習してきたことが全部出せて、それがヒットしていました。自分を信じてしっかりパンチでダウンにつなげられたのは大きかったです。

 

 

(昨年11月の古木戦で敗れ、王座決定戦に進めなかったのは大きかった?)古木選手とやった時はヒザで一発で仕留めようとしたのが裏目に出てしまい、負けてしまったのが大きかったです。

 

 

(古木戦の前から取り組んできたフィジカル強化は今回の試合に活きた?)活かせたと思います。パンチを打つ時ににそれだけで終わっていたのですが、そこから蹴りにつなげるのができたと思います。

 

 

(RED王者の壱に勝ち、BLACK王者・古木に挑戦したいと言っていたが)BLACKのベルトを獲りたいのでBLACKのベルトが懸かるのであれば誰とでもやりたいです。

 

 

(BLACKのベルトにこだわる理由は?)バンタム級でREDを獲っているので、両方を欲しいなと(笑)。

 

 

(ファンにメッセージ)昨日はありがとうございました。今回怪我をしているのでしっかり治して次に行きたいと思います」

 

 

 

 

 

▼第4試合 武蔵(WIVERN)※古木誠也に1RKO勝ち

 

 

「今回『KNOCK OUT』初参戦でKOで勝つことができて、皆さんに印象を残せたかなと思います。

 

 

(すぐに倒す作戦だった?)特にそういうのはなく、前に出てくる選手だというのは分かっていたので、しっかり前蹴りとか長い攻撃で距離を取って戦うつもりでしたが、ちょっと火が付いてしまいました。

 

 

(それはビッグマッチだったから?)それもありますし、印象を残したいと思ってました。試合前までは落ち着いてましたが、始まった瞬間に火が付きました。自分は熱くなってしまうことが多いのですが、今回は冷静に戦いたいと思いながらも熱くなっちゃいました。

 

 

(古木の印象は)やはり圧力が凄いなと思いました。それとローキックとか打ち分ける動きを綺麗にしてきました。

 

 

(チャンピオンを倒したことですぐにでもタイトルに挑戦したいか)いつでも自分はできる準備があります。

 

 

(リングネームは旧K-1の武蔵と同じだが)自分の名字は松下というのですが、松下武蔵よりも武蔵の方が響きがいいなと思いました。旧K-1の武蔵さんもいるので同じ名前でどうなのかなと思っていたのですが、これからは武蔵で名前を上げていけたらと思います。

 

 

(1月末のBigbangではキャリアの浅い選手を相手に手こずり、昨日は見違えるような動きだったが、この1カ月間に何か変化は?)一番大きかったのは練習量を増やしたことです。普段は毎日夕方から夜まで練習しているのですが、それプラス、週3回朝練を追加して、使うグローブのオンスを大きくしたら身体も大きくなってパワーが上がったところもあります。

 

 

(一回ダウンを取った時の気持ちは?)チャンスだと思いましたが、ダウンを奪われたことで気持ちが入り熱くなりました。

 

 

(ファンにメッセージ)次にベルトを獲ってもっと有名な選手になっていくので、今後とも応援よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

▼第3試合 MASA BRAVELY(BRAVELY GYM)※心直に3R判定勝ち

 

 

「昨日の試合では判定で勝てて素直に嬉しいです。でも内容は最悪で、僕はもっと派手な試合ができるのでこれからもまた『KNOCK OUT』に出させてもらえたら、と思います。

 

 

(対戦した心直について)全体的に巧かったです。1つ1つスピードがあって、自分がやろうとした瞬間に何かしてきて、そういう駆け引きもうまくて、なかなか自分が思うようにやらせてもらえませんでした。

 

 

(カーフキックを蹴られて)試合中は痛みはなく、あまり気にしていませんでした。ムエタイの試合でバチバチ蹴られてもそこまで判定で響くことはなかったので気にしてなかったのですが、試合後にかなり痛かったです。

 

 

(前半に攻められて後半に良かったところは?)何も良いところはなかったのですが、自分の方がムエタイの経験はあったので縦ヒジを狙っていましたが、かなり力みました。本当はその展開に行く予定でした。

 

 

(現チャンピオンに勝って今後は?)KNOCK OUTのタイトルを狙うのもそうですが、53kgでまだまだ強い選手はいるので、どんどん倒せるように今後も『KNOCK OUT』に出させてもらえたらと思います。

 

 

(ファンにメッセージ)昨日は応援ありがとうございました。『KNOCK OUT』に出させてもらって、もっと派手な試合ができるようにしますので、応援よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

▼第2試合 渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)※延長R、MASATO BRAVELYにKO勝ち

 

 

「シンプルに嬉しいのと、反響が凄いです。SNSの反響というよりは、直接僕のことを知っている人からの反響が凄く、地上波に出た時ぐらいの反響で携帯の通知が止まなくて帰る時に困ったぐらいです(苦笑)。僕自身も3R2分半までは『これは負けるな』『やばいな』『どうしようかな、セコンド二人も凄く怒っているし』と思いながら戦っていて、ああいう勝ち方で勝てて良かったです。あと、宮田さんが今日誕生日ということで、昨日の戦いを誕生日プレゼントすると共にケーキも買ってきたので、後でみんなでハッピーバースデーソングを歌います(笑)。

 

 

(3R途中まで距離感が掴めなった?)相手はアップライトの構えで懐が深く、入れさせない作戦だっただろうし左足もうるさいのは分かってました。いざやると、やっぱり巧かった。僕との試合前の戦績は10勝5敗で、凄く勝ちにいけるテクニックを持った選手だなと2分半ぐらいまで不完全燃焼でした(苦笑)。

 

 

(セコンドは何を怒っていた?)僕が攻めに行かないからですね。『行けばいいんだよ。とりあえず行けよ』と言われ、分かってて行こうとはしたんですけど、行く前に詰まれるというか、それが相手のテクニックですね。その状態が8分半続きました。

 

 

(延長Rで倒し切れたのは?)練習をよりやってきたのですが、去年7月のRIZIN沖縄大会で負けてしまい、その時の1カ月前から酒を止めてました。ここから5連勝するまで俺は酒を飲まないと。沖縄出身でお酒でずっと育ってきたのですが、、一番好きなお酒を断ったことで脂肪が減っていき、練習のクオリティも落ちなくて凄くいいんです。僕は今34歳です。どこかの総合格闘家が言ってましたが、今が一番強いと思ってやっています。

 

 

(これから当面はお酒を控える?)5連勝したら飲めるので、あと3連勝ですね。年内に飲めるように頑張ります。

 

 

(キックで今後考えていることは)年に1回の大きな大会に呼ばれるキャラであれば、僕の中でプロだと思うので、そういうプロ格闘家でキックボクシングに関われればいいなと思います。マイクでも言いましたが、キックには向いてないです。嫁にも『一番下手だったよ』と言われて、その辺はよく分かっているので得意なことを考えます。

 

 

(当面はMMAに?)MMAだけでなく、ラウェイをやりたいので素手で殴りたいです。昨日の試合も血尿が凄く出たのですが、もっと黒いのが出るのが試合後の一服というか、自分の中でキッチリと締まるのでそれを味わいたいのでラウェイをやりたいです。

 

(ファンにメッセージ)キックボクシングのファンの皆さん、僕は『KNOCK OUT』に出られるキックのレベルではないのですが、キャラクターで出せてもらい、本格派の選手に勝てたのでホッとしています。キックボクシングは素晴らしいスポーツだと思うので、ちょっとでも巧くなれるように頑張ります」

 

 

 

 

 

▼第1試合 小倉尚也(スクランブル渋谷)※工藤“red”玲央に1RTKO勝ち

 

 

「第1試合を任せていただいて期待通りの結果を求められているだろうなと思っていたのですが、そのプレッシャーにも勝てて自分的にも良かったと思います。高い点数をあげようと思います。

 

 

(対戦した工藤の印象)トリッキーな攻撃をやってくるとは思っていて、放っておいても噛み合うだろうと思っていました。あの展開になれば、倒せる自信はありました。

 

 

(BLACKルールで首相撲は禁止となったことは?)アグレッシブな試合をするという意味では良かったと思います。前回久しぶりに首相撲ありのルールでやって、変な言い方をすれば首相撲に頼って打撃をサボったので本来のK-1グループよりのルールに近づいたので、もう打撃で行くしかないと思って割り切っていつも通りの試合ができました。

 

 

(第1試合のプレッシャーは?)それなりに感じました。KNOCK OUTさんの大きな大会でしょっぱい試合をしたら、と考えたらゾッとしたのでいい仕事ができたと思います。

 

 

(『KNOCK OUT』で二連勝して今後は?)昨日は55kgの試合が多く、チャンピオンが負けていたので、そこらへんと絡んでも面白いかなと思います。最近は調子が上がらなくて練習から動きが良くなかったのですが、久しぶりに今回は調子が良くて今回は自信が結構ありました。その通りの結果が出て、良い時の自分が戻ってきたというのを感じているのでどっちでも活躍できたらいいなと。Krushに戻ってもやれる自信はありますし、こっちでもやれる自信はありますね。

 

 

(『KNOCK OUT』でこのまま参戦もあり?)元々自信がなかったわけではなかったので、どっちでもやりたいなと。比較的ルールもKrushよりのルールになったので、そういう意味でも全然こっちで試合をしても行けると思います。

 

 

(ファンにメッセージ)前回の12月の試合よりも自分らしい試合でアピールできたので、しかも『KNOCK OUT』の大きな舞台だったので非常に満足しています。次回はどっちで試合をするかは分かりませんが、面白い試合をするのを心掛けているのでまた熱い試合で盛り上げたいと思います」